アトピーの汗対策。汗をかくと痒くなる?汗をかかないと痒くなる?

アトピー

こんにちは。

ながつか漢方堂です。

 

美肌漢方
美肌漢方

アトピーの汗にお悩みの方へ。

アトピーに長い間悩まされていて

汗をかくと痒くなる時と

汗をかけずに痒くなる時があって

どうすれば良いのか悩んでいる。

 

汗をかいた方が良いのか

かかない方が良いのか知りたい。

 

と悩んでいませんか?

 

本記事では、下記の内容を詳しくご説明いたします。

 

この記事の内容

  • 汗をかくと痒くなる原因と治し方
  • 汗をかけなくて痒くなる原因と治し方

 

この記事を書いているのは、漢方薬、気功、自然療法を実践し始めて30年以上。

世界中医薬学会連合会認定の、東洋医学の専門員がお伝えいたします。

アトピーの汗対策。汗をかくと痒くなる?汗をかかないと痒くなる?

アトピーの汗対策。汗をかくと痒くなる?汗をかかないと痒くなる?

体温が上昇してくると、皮膚表面にある穴(汗腺)から汗を出し、その汗が蒸発するときに熱を奪われる事で、体の熱を調整しています。

 

汗を出す仕組みには、

  1. 汗の穴を開いたり閉じたりして調整する働き
  2. 汗を皮膚表面から押し出す働き 

この二つによって、行われています。

 

東洋医学では、汗の穴を調整する働きを肺気汗を押し出す働きを肝気といいます。

 

これら、肺気、肝気の働きが不調になると、汗が出すぎたり、出なかったりなどの、不具合が生じてきます。

 

汗が出ないと痒くなる方の特徴

汗が出ないと痒くなる方の特徴

汗をかくと痒みが治まるのは、体の中にこもっていた熱が放出され、巡りが良くなるからです。

 

汗は体の熱を調整する働きがありますので、汗をかけずにいると、体には熱がどんどんとこもっていくようになります。

 

通常ならば、汗をかくような熱い状態になっても、汗をかけずにいると、皮膚表面には熱や汗の元の水分が集中して、巡りの悪い状態になります。

 

痒みを起こす原因は、巡りの悪さです。

 

掻くことで痒みが軽くなるのは、巡りの悪い状態を、掻くことで動かしているからなので、熱や水分が皮膚の下に過剰に集中して停滞すると、痒くなります。

 

ここからは、汗がかけない方に良くある3つのタイプと、タイプごとの治療法をお伝えいたします。

 

過労や夜更かしが多い、体がほてって熱っぽい。

 

 

過労や夜更かしが多いと、汗の材料を作れなくなり、体がほてって熱がこもり痒くなります。

 

体がほてっている状態は、体の水分の乾燥によって起こります。体の水分が足りないので、汗を作ることが出来なくなります。

 

汗をかけないことで、体には熱がこもりやすく、しかも体の水分が足りないので、熱が余計にこもります。

 

さらに、血液もドロドロして巡りが悪くなるので、痒みになります

 

●体が乾燥している方の特徴

  • 体温は高くないのに熱感がある。
  • 夜や疲労時に手足がほてる。
  • 舌の色が赤黒い。
  • 腰や膝がだるい。
  • 口や咽が渇く。
  • 目がかすむ。

このような方の場合には、まずは5分でも早く寝るようにしましょう。

 

眠っている間に潤い成分が補充されます。夜更かししていると補充時間が短くなり、ますます乾燥していきます。

 

早寝することで体が潤い、痒みが解消されます。

 

また、六味丸知柏地黄丸杞菊地黄丸などの、体の潤いを補ってくれる漢方薬があります。

 

体が寒がりで冷えやすい。

 

 

体が冷えて機能低下していると、汗が出なくなり痒くなります。

 

体が冷えて機能低下していると、食べ物を吸収して、体に必要な材料に変えることが出来なくなり、汗の元も少なくなります。

 

それと、体の水分を巡らせているのは、体の熱によって行われています。

 

そのため、体が冷えていることで、足が浮腫むなどの様に水分は下の方に溜まりがちになる一方、体の上の方には水分が届けられなくなるので、汗がでなくなります。

 

それだけでなく、汗の穴の開け閉めを調整する働きも、冷えによって機能が低下するので、汗の穴が閉じたままになって汗が出なくなり、皮膚周辺の巡りも悪くなって、痒くなります

 

●体の芯部から冷えている方の特徴

  • 顔色や舌の色が白っぽい。
  • 元気がなく寒がり。
  • 手足が冷える。
  • 食べるとお腹が重く感じる。
  • 腰や膝がだるい。
  • 尿の回数や量が多い。
  • 尿の回数や量が少なく浮腫む。

このような方の場合には、体を芯から温めて、血液の巡りを応援します

 

冷たい物を取らない、運動、筋トレ、こんにゃく湿布、お灸などを行うことによって、全身の血液の巡りが改善して、汗の出ないアトピーが改善します。

 

このような場合、八味丸牛車腎気丸至宝三鞭丸補中益気湯などの、体の熱を応援してくれる漢方薬を上手く利用することも有効です。

 

ストレスを感じることが多い

 

 

ストレスで気の巡りが悪くなり、筋肉の緊張が続くと、汗が出なくなり痒くなります。

 

ストレスが長く続いていると、筋肉の緊張によって体には熱が生じ、体の潤いを乾燥させ、汗の材料が作れなくなります。

 

筋肉の緊張で熱がどんどん生じるのに、汗は出なくなって熱はこもっていくので、肌周辺では余計に乾燥して、巡りを悪化させます。

 

さらに、筋肉の緊張が体の中心部で起こり、汗を皮膚にまで押し出して送る働きがスムーズにいかなっても、汗は出なくなり、熱はこもり、痒みが悪化します。

 

●気の滞りがある方の特徴

  • 舌の先や周辺が赤い。
  • 胸や腹が突っ張る。
  • ため息が多い。
  • 月経不順。
  • 腰が張って痛む。

このような方の場合、気の滞りを解消して筋肉の緊張をほぐします。

 

ストレスをためない環境を作る、ストレッチ、瞑想などでストレスをためないようにしましょう。緊張が緩むと、血流が回復して、汗の出ないアトピーが改善します。

 

このような場合、柴胡清肝湯大柴胡湯など、ストレスによって起こる症状を改善する漢方薬もあります。

 

汗が多くて痒くなる方の特徴。

汗が多くて痒くなる方の特徴。

汗が多く出すぎても痒くなる方がいらっしゃいます。

 

汗が出るのだから、熱が冷めることで良くなりそうですが、出すぎているという事は、どこかが不調になっていることです。

 

汗とともに咳も出やすい

 

汗と咳が出やすい方は、痒くなります。

 

汗が出るためには、

  • 肺気による汗の穴を調整する働き
  • 肝気による汗を押し出す働き

よって起こると書きました。

 

そのため、肺気の働きが弱ると、汗をとどめておくことが出来ずに、ダラダラと汗が出るようになります。

 

汗の穴が開きっぱなしになっている状態は、門が開けっ放しの状態と同じです。

 

そのため、内側から良い物は出ていきやすく、外側から悪い物は中に入ってきやすくなるので、皮膚の状態が悪くなって、痒くなります。

 

汗と咳が出やすい方の特徴

  • 咳に力がない。
  • 息苦しい。
  • 疲れやすい。
  • 汗が出て風が当たるのが嫌。
  • 風邪を引きやすい。
  • 顔が浮腫みやすく白っぽい。
  • 声に力がない。

 

このような方の場合、防已黄耆湯黄耆建中湯補中益気湯などで、肺気の働きを応援します。そうすることで汗の出も正常になり、皮膚の状態も回復します。
 

ストレスで汗が出る

 

 

ストレスで汗が出すぎると痒くなります。

 

汗を押し出す肝気は、ストレスによって勢いが強くなり、肺気による汗の穴の制御を超えて汗が出るようになります。

 

緊張していると、嫌な汗が止まらなくなるように、汗が強い勢いで押し出されてきます。

 

この時、強い緊張によって内側にこもった勢いで押し出されていますので、熱もその勢いで強くなります。

 

そうなると、汗が出ていても熱は収まらず、皮膚に熱が集中することで、巡りが悪くなります。

 

さらに巡りの悪い状態が続くと、ドロドロしたものに変化して、痒みが強くなります。

 

このような場合、加味逍遥散大柴胡湯竜胆瀉肝湯などで、ストレスによる気の滞りを改善して、こもった熱を冷まして解消します。

 

過労や夜更かしで体が熱っぽくなりやすい。

 

 

体が乾燥していると、汗が出て痒くなります。

 

体が乾燥していると、肝気の働きを抑えるための冷却水も足りなくなり肝気による汗を押し出す働きが過剰になり過ぎて、汗が多くなります。

 

そうなると、肺気の制御を超えて、汗が出るようになります。しかし、肝気の勢いがつよいので、熱が皮膚の下に過剰に集中して巡りが悪くなります。

 

さらに、元々が乾燥していますので、熱と乾燥が、水分をドロドロにして痒みを悪化させます。

 

このような場合、六味丸知柏地黄丸杞菊地黄丸などで、体の潤いを補充して、解消します。

 

アトピーと汗のまとめ。

アトピーと汗について、汗をかきすぎて痒くなる理由と、汗をかけなくて痒くなる理由を、ご紹介しました。

 

ご紹介したように、原因同じでも人によって、汗が出る原因となったり、汗が出ない原因ともなります。

 

その原因となる不具合が、アトピーの汗による痒さを引き起こしていますので、汗自体が痒いというよりも、汗の調整をしている働きの不具合が痒みの原因です。

 

そのため不具合が正されることで、汗が出なかった方が、出るようになって痒くなくなることや、汗が出すぎていた方が、汗の具合が良くなってきて、痒みが軽くなったという事が起こります。

 

また、東洋医学では、皮膚は肺気と関連して考えますので、肺気の不調が様々な理由で起こると、アトピーの痒みになります。

 

そのため、アトピーを改善するためには、肺気の調子を整えることで、治していきます。

 

肺気の不調には、汗の他に、咳や息切れなども関連しています。

 

アトピーの方が喘息を併発しやすいのは、東洋医学では同じ原因によって起こっていると考えています。

 

そのため、肺気を整えることで、どちらも改善していきます。

 

今回は以上となります。

 

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