ピヨ先生、こんにちは
瓊玉膏について教えて
という質問をいただきましたよ。
今回の記事を読むと以下のことがわかります。
- 乾きで咳になる理由
- 瓊玉膏の働き
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
YouTubeでも解説しています。
瓊玉膏は体に潤いを補ってくれる
瓊玉膏ってどんな漢方薬なんですか？
瓊玉膏は
体に潤いを補ってくれる漢方薬です。
なので
体の潤いが不足したことで起きる
乾いた咳の解消に使われます。
他にも
体の深い部分に
潤いを補充してくれるので
体が痩せて疲れが取れない場合にも
効果が期待できます。
乾きで咳になる理由
どうして
体の潤いが不足すると
咳や疲れになるの？
肺において
呼吸によって取り入れられた酸素は
肺の粘膜を潤している水分に
溶け込んでから
赤血球にくっついて運ばれています。
だから
肺の粘膜が乾燥していると
呼吸によって入ってきた酸素は
行き場を失って
逆流するので咳になります。
それと
人間が活動するためには
気が満ちていて
しっかりと巡っている
必要がありますが
その気を作るためには
体の深い部分に蓄えられた
潤いが必要です。
ところが
過労や寝不足などで
その潤いの消耗が激しくなると
材料が足りないために
気が不足して
疲れやすくなります。
しかも潤いには
体を冷やす働きもあるので
このタイプの疲労を感じる人は
火照るような熱っぽさを
感じることが多いです。
瓊玉膏の働き
じゃあ、瓊玉膏の潤いが
それらを解消してくれるんだね。
瓊玉膏には
体の芯部を潤す生薬である
生地黄を中心に
気を補う生薬
そして気を引き降ろす生薬が
含まれているので
乾燥によって熱が生じてたり
気が上へと逆流していて起きる咳を
解消してくれます。
そして、気の材料となる
芯部の潤いの補充とともに
気を作る応援もしているので
疲労の回復にも
とても助けになってくれます。
それと生地黄には
血糖値を下げる働きもあるので
糖尿病の改善も期待できるし
体の潤いを補充してくれるので
皮膚の乾燥を改善するなど
美肌を維持にも効果が期待できます。
使う際の注意点
何か、使う時の注意とかありますか？
咳の解消に役立つとは言っても
外から来た悪者をやっつける働きは無いので
風邪の時には飲んだら駄目です。
それと
体に潤いを補充する漢方薬なので
体の中に水が充満している人や
お腹が弱っているような方は注意してね。
まとめ
今回は、補中益気湯を飲んだら
昼間に眠くなってしまった理由を
解説しました。
ご自分の体質にあった
漢方薬を試してみたい方は
ピヨの漢方の漢方相談を
ご利用ください。
