貧血気味な人の不眠に効く漢方薬はある？国際中医専門員が解説

 

 

今回の記事を読むと以下のことがわかります。

ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

 

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血の不足で、どうして不眠になるの？

脳の働きを調整している心気の働きは、血によって支えられています。

東洋医学では意識活動を主る働きを神といいますが、その神が活動を休止する時には、心に帰ってきて血に納まると考えています。

そのため、血が不足していると、神が休まろうとしても納まりきれないため、意識活動が再開してしまうので眠りに入ることが出来ない、あるいは、眠りを維持することが出来ないとなって、不眠になってしまうのです。

 

血の不足による不眠に効く漢方

では今回は、気虚で不眠になる方に使われることのある、漢方薬のうち、酸棗仁湯・甘麦大棗湯・人参養栄湯について考えて行きましょう。

 

酸棗仁湯

 

酸棗仁湯は、養血安神、清熱除煩の効能があります。

 

 

この働きにより酸棗仁湯は、脳を穏やかにするための血の補充を助けて、血を巡らせる働きも補助してくれます。

それにより、寝つきの悪い方や、寝つきは良いものの途中で目が覚めてしまう方、夢を見ることが多くて眠りの浅い方などに使われます。

 

 

 

 

甘麦大棗湯

 

甘麦大棗湯は、養心安神、和中緩急の効能があります。

 

 

この働きにより甘麦大棗湯は、心や、脾に潤いを補充しながら、お腹の働きを高めることで、気血の補充を応援し、届ける働きも補佐して、筋肉の緊張も緩ませてくれます。

それにより、過度に亢進した心の働きが穏やかになります。

 

 

 

 

人参養栄湯

 

人参養栄湯は、益気補血、養心安神の効能があります。

 

 

この働きにより人参養栄湯は、血の補充を助けるための、お腹の臓器の働きを高め、さらには、体の深い部位にある腎気と、上部にある心気のつながりを交通させることで、脳の働きを正常な状態にしてくれます。

それにより、お腹の働きが弱って貧血気味の方の不眠に使われることがあります。

 

 

 

 

まとめ

 

不眠で悩んでいて、漢方薬で改善を試みようと思っている方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、不眠に効く漢方薬はいくつもありますが、しかし、どの漢方薬を飲んだらいいのか悩んでいる方もいらっしゃると思います。

そのため今回は、血の不足による不眠に使う漢方薬を、いくつかピックアップしました。

不眠改善のセルフケアとして、ご自身の体質に合わせて、必要な漢方薬を試してみてください。