
こんにちは
どうなさいましたか?

食欲不振にお悩みの方から
質問をいただきましたよ
寒い冬の季節になると、なんだか体がだるくて食欲が出ない…。そんな経験はありませんか?
冬は**「腎」の季節とされ、体の基礎エネルギーが不足しやすい時期です。また、乾燥によって喉や肺**にも負担がかかりやすくなります。
そんな冬の不調におすすめなのが、今回ご紹介する柚子はちみつ漬けです。
さわやかな香りの柚子は、食欲不振や咳、痰の改善に効果的とされています。さらに、ビタミンCが豊富でお肌の調子も整えてくれるんです。
香りと酸味がイライラやストレス解消にも働きかけてくれるので、心も体も温まる一品ですね。
柚子はちみつ漬けの食材が持つ薬膳パワーとは?
柚子(ゆず)
性味・帰経:
- 性味:甘・酸・涼
- 帰経:肺・胃
薬膳効果:
- 消食(しょうしょく):消化を促進し、胃もたれを改善する
- 化痰(けたん):痰を取り除き、咳や喉の不快感を和らげる
- 解酒毒(げしゅどく):アルコールの毒を中和し、二日酔いを軽減する
- 理気(りき):気の巡りを良くし、疲労感やストレスを緩和する
柚子は爽やかな酸味と香りが特徴で、特に冬の季節に重宝される薬膳食材です。皮や果汁を料理に加えることで、消化機能を高め、風邪予防にも効果的とされています。
蜂蜜(はちみつ)
性味・帰経:
- 性味:平・甘
- 帰経:脾・肺・大腸
薬膳効果:
- 補中緩急:胃腸を補い痛みを和らげる働き
- 潤肺止咳:肺を潤し咳を止める働き
- 潤腸通便:腸を潤し便通を良くする働き
簡単でおいしい!柚子はちみつ漬けの作り方
材料
- 柚子:適量
- はちみつ:柚子と同量
作り方
- 柚子を切って、種を取り出す
- 外皮を薄く切る(薄皮はざっと切る)
- 重さを量り、清潔な容器に外皮、薄皮、果汁を入れる
- はちみつを入れて、かき混ぜる
- 一晩おく
- お湯で割ったり、パン、ヨーグルトなどにお使いください
保存方法 冷蔵庫で保存し、1週間程度で使い切るようにしましょう。
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
この柚子はちみつ漬けは、特に以下のような体質の方におすすめです。
気滞(きたい)タイプ
- ストレスを感じやすい方
- イライラしやすい方
- 胸や脇腹が張りやすい方
脾胃虚弱(ひいきょじゃく)タイプ
- 食欲不振の方
- 消化不良を起こしやすい方
- 疲れやすい方
肺燥(はいそう)タイプ
- 空咳が出やすい方
- 喉が乾燥しやすい方
- 肌が乾燥しやすい方
柚子の涼性が体の余分な熱を取り除いてくれるので、のぼせやすい方やイライラしやすい方にもぴったりですね。
気をつけたい点と注意事項
体に良い柚子はちみつ漬けですが、以下の点にご注意ください。
はちみつに関する注意
- 1歳未満のお子様には与えないでください
- ボツリヌス菌のリスクがあるため、乳児には危険です
体質別の注意点
- 糖尿病の方:はちみつは糖分が高いため、摂取量にご注意ください
- 胃酸過多の方:柚子の酸味が胃を刺激する場合があります
- アレルギー体質の方:柑橘類やはちみつにアレルギーがある場合は避けてください
- 冷え性の方:柚子は涼性のため、体を冷やす性質があります。温かいお湯で割って飲むなど工夫しましょう
適量を心がけて、体の声に耳を傾けながら楽しんでくださいね。
まとめ
柚子はちみつ漬けは、冬の不調に優しく寄り添ってくれる薬膳レシピです。
食欲不振、咳や痰、ストレスなど、寒い季節特有の悩みに自然の力でアプローチできるのが魅力的ですね。
作り方もとても簡単で、一晩漬けるだけで完成します。お湯で割ってホットドリンクにしたり、パンやヨーグルトにかけたりと、アレンジも自在です。
特に、ストレスを感じやすい方や冷え性の方、消化器系が弱い方におすすめしたい一品です。
自然の恵みを活かした優しい養生法で、この冬を元気に乗り切りましょう。
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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