ピヨ先生、こんにちは
生理前のイライラにお困りの方から、質問をいただきましたよ。
今回の記事を読むと以下のことがわかります。
- 生理前の不調の理由
- 緊張する前の日の不眠
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
YouTubeでも解説しています。
生理前の不調
数年前から生理10日前に目眩が始まり
五苓散で症状が改善しました。
しかし最近、生理前のイライラや偏頭痛
緊張時の不安、動悸、手の震え、頭が真っ白になり
前々日から不眠になります。
プレッシャーのかかる場面では症状が悪化し
翌日は極度の疲労感に襲われます。
これらの症状は年々深刻化し、不安が増大しています。
普段は症状がなく、夜もよく眠れています。
とのことです。
五苓散の働きと月経
五苓散は芯部の冷えが背景にあることで
身体全体に水が充満している方に対して
体を温めて水を巡らせて外へ押し出す薬です。
そして生理前は体中の濃厚な気血が
体の下部へと向かって降りてくる時期です
この時期にめまいになって
五苓散で解消していることから
体の下の方へ気血を集めてくることで
元々あった水の充満がさらに悪化して
下に留まっていられなくなった気が
水を巻き込みながら上昇して頭部へと向かい
めまいになっていたのかもしれません。
ですので、数年前のこの時は
体は冷えやすく水が充満していて
気も上昇しやすい背景があったのかと想像します。
月経前のイライラ
最近は、生理前にイライラするみたいですね
生理前は気血を下へと集めてくる時期ですので
一か所にそれら濃厚なモノを集めてくるために
誘導役としての気が大変重要で
気の滞りがあると様々な症状が現れます。
生理前にイライラする、偏頭痛がするなどは
気の滞りによってこもった気が上昇して頭で充満し
熱としての症状が現れている感じがします。
緊張する前の不眠
緊張するような事がある時には、不眠になるそうですね。
身体全体として問題があるのだったら
いつも起きてもいいはずですが
普段は眠れていて
緊張するような何かある時に眠れないのは
脳の働きを調整する心気が
明日にあるエピソードに対して
過剰に働きすぎているように感じます。
また心の過剰な働きを抑えるだけの潤いが
不足していることもありそうですが
先程のイライラや偏頭痛から見ると
心気の熱が過剰なバランスに寄って行ってるように感じます。
心気の働きが乱れることで不安や動悸に
心気の乱れによって
肝気の働きも乱れてしまうので
手の震えなどになりますし
不眠が続くことで気が不足すれば
終わった後で体はぐったり疲労します。
どうしたら良いの?
どうしたら良いですか?
漢方薬でしたら
心気の穏やかさを応援するものを
生活習慣としては
普段から呼吸に意識を向けるようにして
考えに巻き込まれないようにする練習を
するのが良いかもしれません。
時間が空いた時や寝る前などに呼吸に意識を向けて
考えに巻き込まれそうになったらまた
呼吸に意識を向けるようにするのを続けていると
頭の過剰な働きが穏やかに落ちてきやすくなりますので
気が向いたらお試しください。
まとめ
今回は、月経前の不調について
解説しました。