ピヨ先生こんにちは。
甲状腺機能低下症にお悩みの方から
質問をいただきましたよ。
YouTubeでも解説しています。
外見的な特徴とお悩みの症状
この方の体質の特徴
甲状腺機能低下症があるそうですね。
甲状腺は体の中の熱源である
陽気を支えていると考えますので
ここの機能が低下していると
陽気の不足がありそうです。
しかし冷えやすい寒がり
体が疲れやすい浮腫みなども
特にないようですので
それほど陽気不足の影響は
無さそうですが
舌の色が白っぽい
舌に歯の跡がある
雨の日は体調が悪いなど
水の巡りには
やや影響が見られています。
パーキンソン病は
どの様に考えますか?
パーキンソンは
ふるえや筋肉の拘縮などの
症状を主体とした
脳の神経細胞が
障害されて起きる
病気ですので
ふるえなどの症状からは
筋肉の調整に関わる
肝気の潤いの不足の影響や
脳の神経細胞が壊れるということから
腎陰の不足があるのではと考えます。
BMIの様子からは
身体全体としては
潤いの不足に偏っていそうですし
皮膚や髪の毛は乾燥し
体温が高くないが熱っぽく感じる
のぼせることが多いことから
潤いの不足が
肝気の上焦過多を生じさせて
熱だけが上部へと向かい
体の上部で
集中している様子が
感じられます。
それがパニック症状に
繋がっているのですか?
肝気の上昇過多とともに
腎陰の不足によって
バランス的に
腎の熱である
腎陽があぶれてしまい
体の芯部にいられなくなって
激しく上昇することで
頭の働きを調整する
心気が乱されるのかもしれません。
それら気の乱れによって
上部へ熱が集中してしまうと
ふらつきやめまいになり
上昇する流れに
腸管の動きが乱されると
吐き気を感じ
喉に何かが引っかかるようになり
停滞している水が巻き込まれて
水が上部で停滞すると
回転のめまいになるのかもしれません。
おススメの自然療法
この方におススメの自然療法を教えてください。
お医者様の治療や
リハビリ先生によって
必要な治療を受けながら
食事療法や生活改善
運動療法などの体質改善方法は
お伝えされているかと思いますので
今後もそれらを続けるのが
大切かと思います。
また、漢方薬に関しましても
継続して診察を
受けることの出来るお医者様に
じっくりと相談することで
少しずつ体質改善を
していく方が
よろしいかと思います。
そこで別の体質改善方法として
お家で寝たままでも出来る
簡単な気功法をご紹介したいと思います。
まずは仰向けになり
両脇に腕や手の力を抜いて投げ出して
身体全体をリラックスさせます。
この時、顎を噛みしめていたり
眉間に力が入っていることに気が付いたら
それらも緩めて行きましょう。
その状態で鼻で軽い呼吸
つまり吸う吐くを行いながら
そのリズムに合わせて
両手の指を軽く動かしていきます。
次いで足のかかとに意識を向けて
やはり軽い呼吸にリズムに合わせながら
踵を軸にして足を前後に動かしていきます。
そして今度は
同じく仰向けのままでお腹に意識を向けて
やはり軽い
リズミカルな呼吸に合わせて
へそを中心とした
お腹を上下に軽く動かしていきます。
この動作を
それぞれ初めは30~40回
慣れてきたら100回程度は
出来るように練習します。
もし、座っていることが出来るのでしたら
安全に配慮しながら
ベッドサイドに座って
これらの呼吸法を行ってみてください。
やっている際に
手先や足先に温かい感じや
フワフワ、モワモワしたような
独特な感じや
おへその下の部位に
温かさや圧力感を感じてきたら
その感覚に意識を向けて
その感覚を味わう様に
続けてみてください。
これらを続けていくと
気が末端部へと拡がり
お腹の気の巡りも改善して
脳の方に上がって心気を乱れさせている
熱や気も引き降ろされてくるとおもいます。
これを行う際のコツとして。
手足が動かしにくい様でしたら
呼吸だけに意識を集中するだけにして
頭の中に余計な考えが
湧き上がってきても
それに耳を貸さず
呼吸に意識を向けるように
してみてください。
できれば普段から
呼吸に意識を向けることを
続けるようにしていると
心が穏やかな状態を
維持しやすくなりますので
気が向いた時にでもお試しください。
まとめ
今回は、甲状腺機能低下症の方の体験談について
解説しました。
ご自分の体質にあった
漢方薬を試してみたい方は
ピヨの漢方の漢方相談を
ご利用ください。
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