便秘でもないのにお腹がパンパン…そのガス、体質のサインかもしれません

おならの悩み
ピヨ先生
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こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
にゃんたろう

おならにお悩みの方から
質問をいただきましたよ

便秘ではないのに、なぜかお腹にガスが溜まりやすい。そんな悩みを抱えている方は意外と多いのではないでしょうか。

「食べ過ぎているわけでもないのに」「お通じは普通にあるのに」と、原因がわからず戸惑ってしまいますよね。実はこのお腹の張りやガスの多さには、体質によっていくつかのタイプがあります。

今回は東洋医学の考え方をもとに、お腹の張りやガスが起こりやすい3つの体質タイプと、それぞれに合った食材や生薬、ツボについてご紹介します。ぜひご自身の体質と照らし合わせながら読んでみてくださいね。

便秘でもないのに、なぜガスが溜まりやすくなるの?

私たちの消化管では、食べ物やガスが腸の動きによって少しずつ運ばれています。

この動きがうまくいかないと、ガスが腸の中に溜まりやすくなり、お腹の張りを感じることがあります。

同じ「ガスが多い」という症状でも、体質によって流れが滞る原因は異なります。ここからは代表的な3つのタイプを見ていきましょう。

ストレスがあるとお腹が張りやすいのはなぜ?(気滞タイプ)

以下のような特徴に心当たりはありませんか。

  • お腹が張りやすい
  • ガスやゲップで一時的に楽になる
  • 食後にお腹がもたれる
  • 疲れやすい
  • 冷たいものが好き

東洋医学では、腸の中のものをスムーズに動かす働きにも「気(き)」というエネルギーが関わっていると考えます。

ストレスや緊張が続くと、この気の巡りをコントロールする「肝気(かんき)」の働きが乱れて、腸の動きがスムーズにいかなくなることがあります。

すると腸の中でガスが移動しにくくなり、一時的に溜まって張りを感じたり、その後まとめて出やすくなったりするのです。ガスが出たあとにホッとするのは、お腹の張りや圧迫感が軽くなって一時的に楽になるからなんですね。

ガスが気になるからといって食事量を減らしてしまう方もいますが、大切なのは食べる量を減らすことではなく、気の巡りを整えて腸の動きをスムーズにしていくことです。

このタイプにおすすめの食材や生薬は次の通りです。

  • 紫蘇(しそ):香りで気分をすっきりさせながら、気の巡りを助けるとされています
  • レモン:さわやかな香りで気分をリフレッシュさせながら、胃腸の働きも助けてくれます
  • 陳皮(ちんぴ、みかんの皮を乾燥させたもの):気の巡りを整えながら胃腸の働きも助けてくれます
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生活習慣では、ストレスを溜め込みすぎないことが大切です。深呼吸や軽い運動などで、気分をのびやかに保つことを意識してみましょう。

ツボは「天枢(てんすう)」がおすすめです。おへそから指2〜3本分外側にあるツボで、優しく押すと腸の働きを助ける効果が期待できるとされています。

この体質改善に効果が期待できる漢方薬

気滞タイプの改善には、以下のような漢方薬が用いられることがあります。あくまで気滞タイプ全般の改善に効果が期待できる漢方薬のご紹介であり、特定の方に合うかどうかを保証するものではありません。

  • 加味逍遥散(かみしょうようさん):ストレスによる気の滞りとイライラを和らげたい方に用いられます
  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):喉のつかえ感やお腹の張りが気になる方に用いられます
  • 四逆散(しぎゃくさん):気の巡りを整え、胃腸の緊張をゆるめたい方に用いられます

症状が複雑な場合は、漢方薬を単独で使っても十分な効果が得られないこともあります。当店(ピヨの漢方)でも漢方相談を行っておりますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

ガスの匂いが強いと言われるのはなぜ?(湿熱タイプ)

ガスは、腸に残った未消化物を腸内細菌が分解する際に発生すると考えられています。

お腹が空くのでしっかり食べる、冷たいものやお酒、甘いものをよく摂る、という食生活が続くと、消化がうまく進まなかったり、腸内で発酵しやすい状態になることがあります。

東洋医学では、こうした状態を「湿(しつ)」や「熱」がこもった状態として考えることがあります。腸内細菌による分解の過程でガスが発生するため、食べたものによってはにおいの強いガスが増えることもあるのです。

このタイプの方は「お腹が空くから、ちゃんと食べているのに」と、食生活が原因だとは気づきにくいという特徴があります。冷たい飲み物やお酒を摂る量を見直してみることが、改善への一歩になりますよ。

このタイプにおすすめの食材や生薬は次の通りです。

  • マコモダケ:体にこもった熱を冷ましながら、余分な水分を出す働きがあるとされています
  • ビワの葉茶:胃の働きを整えたり、食べ過ぎによる胃の不快感などに用いられてきました
  • 茵蔯蒿(いんちんこう):こもった湿熱を外へ出す働きがあるとされている生薬です
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生活習慣では、冷たい飲み物やお酒、甘いものを控えめにして、食べ過ぎないことを意識してみましょう。

ツボは同じく「天枢」がおすすめですが、湿熱タイプの方は強く刺激しすぎないように、優しく押してあげてくださいね。

この体質改善に効果が期待できる漢方薬

湿熱タイプの改善には、以下のような漢方薬が用いられることがあります。あくまで湿熱タイプ全般の改善に効果が期待できる漢方薬のご紹介であり、特定の方に合うかどうかを保証するものではありません。

  • 茵蔯蒿湯(いんちんこうとう):こもった湿熱を尿や便から出したい方に用いられます
  • 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう):下半身や消化管にこもった湿熱を鎮めたい方に用いられます
  • 平胃散(へいいさん):胃腸に溜まった湿を取り除き、消化を助けたい方に用いられます

症状が複雑な場合は、漢方薬を単独で使っても十分な効果が得られないこともあります。当店(ピヨの漢方)でも漢方相談を行っておりますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

少ししか食べていないのにお腹が張るのはなぜ?(気虚タイプ)

食べる量が普通、あるいは少なめでも、胃腸を調整する「脾気(ひき)」の働きが弱いと、食べたものをうまく消化・吸収できず、お腹が張ったり、ガスが溜まりやすくなると考えます。

胃腸のエネルギーが不足していると、腸を動かす力自体も弱くなるので、発生したガスをスムーズに押し流せず、お腹に溜まりやすくなります。つまり、食べる量ではなく、消化・排出を担う処理する力そのものが弱っている状態なのです。

このタイプの方は「もっと消化にいいものを食べなきゃ」と食事内容ばかり気にしがちですが、まずは胃腸そのものを労わることが先決です。

このタイプにおすすめの食材や生薬は次の通りです。

  • にんじん:胃腸の働きを助けながら、気を補う食材として取り入れられます
  • なつめ:胃腸をいたわりながら、気や血を補う働きがあるとされています
  • 白朮(びゃくじゅつ):気を補いながら胃腸の働きを助ける代表的な生薬の一つです
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生活習慣では、無理をして頑張りすぎないことが大切です。疲れを感じたらしっかり休んで、胃腸に負担をかけないようにしましょう。

ツボは「足三里(あしさんり)」がおすすめです。膝のお皿のすぐ下、外側から指4本分下にあるツボで、胃腸の働きを助けるツボとして知られています。

この体質改善に効果が期待できる漢方薬

気虚タイプの改善には、以下のような漢方薬が用いられることがあります。あくまで気虚タイプ全般の改善に効果が期待できる漢方薬のご紹介であり、特定の方に合うかどうかを保証するものではありません。

  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):胃腸のエネルギー不足からくる疲れやすさを補いたい方に用いられます
  • 六君子湯(りっくんしとう):胃腸が弱く、消化不良や食後の張りが気になる方に用いられます
  • 四君子湯(しくんしとう):胃腸の気を補い、消化吸収の力を底上げしたい方に用いられます

症状が複雑な場合は、漢方薬を単独で使っても十分な効果が得られないこともあります。当店(ピヨの漢方)でも漢方相談を行っておりますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

結局、自分はどのタイプに当てはまるの?

今回は気滞・湿熱・気虚の3タイプを見てきました。同じ「ガスが多い」という症状でも、原因は次のように異なります。

  • 気滞タイプ:ストレスによる気の巡りの滞り
  • 湿熱タイプ:こもった熱と湿気
  • 気虚タイプ:胃腸のエネルギー不足

ただし、どのタイプでも規則正しい食事と睡眠は基本になります。今回の3タイプに当てはまらなかった方も、他にもさまざまな体質タイプがありますので、気になる方は体質チェックを試してみてくださいね。

よくある質問

ガスを我慢するのは体に良くないのですか?

我慢しすぎると、かえってお腹の張りが強くなることがあります。人前で出しにくい場合は、席を外すなど工夫しながら、溜め込みすぎないようにしましょう。

ガスが多いのは病気のサインだったりしますか?

今回お伝えしたのは、あくまで体質の傾きとしての考え方です。急にガスが増えた場合や強い腹痛などを伴う場合は、自己判断せず医療機関にご相談くださいね。

ガスが臭いのは何か原因があるのですか?

食べたものや腸内細菌の働きなどによって、ガスのにおいが強くなることがあります。特に食べ過ぎやお酒、甘いものが多い方は、まずは食生活を少し見直してみるといいですね。

まとめ

「便秘でないから大丈夫」とは限りません。ガスやお腹の張りが気になるときは、食事やストレス、胃腸の状態など、自分の体の変化を見ていくことが大切です。

今回ご紹介した気滞・湿熱・気虚の3タイプを参考に、ご自身に合った養生を少しずつ取り入れてみてくださいね。

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ピヨ先生
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