
ピヨ先生
こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
乾燥症状にお悩みの方から
質問をいただきましたよ
秋の夜長、お月見を楽しみながら手作りの団子はいかがですか?
今回ご紹介するのは、豆腐を使った優しい月見団子です。従来の白玉粉で作る団子とは違い、豆腐の力で体を潤しながら、固くなりにくい食感を実現しました。
空気が乾燥する秋の季節、肌の乾燥や喉の渇きを感じる方も多いのではないでしょうか。そんな時こそ、体の内側から潤いを補ってくれる豆腐の出番です。
さらに、かぼちゃを使った団子も一緒に作ることで、胃腸の働きを助け、疲れた体にも優しいお団子セットが完成します。
豆腐月見団子の食材が持つ薬膳パワーとは?
豆腐(とうふ)
性味・帰経:
- 性味:寒・甘
- 帰経:脾・胃・大腸
薬膳効果:
- 清熱益気和中:体の熱を冷まし気力を補う
- 清熱解毒:熱毒を取り除き炎症を鎮める
- 生津潤燥:体に潤いを与え乾燥を防ぐ
南瓜(かぼちゃ)
性味・帰経:
- 性味:温・甘
- 帰経:脾・胃
薬膳効果:
- 滋陰補虚:陰を養い体の虚弱を補う
- 潤肺止咳:肺を潤し咳を鎮める
- 護眼健視:目を保護し視力を健やかに保つ
米粉
性味/帰経:
- 性味:甘・平
- 帰経:脾・胃
薬膳効果:
- 補中益気(ほちゅうえっき):消化機能を補い体力を増強する
- 健脾和胃(けんぴわい):脾胃の働きを整え消化力を高める
- 除煩止渇(じょはんしかつ):イライラを鎮め喉の渇きを潤す
豆腐月見団子の作り方
材料(15個分)
白い月見団子(10個)
- 米粉:100g
- てんさい糖:5g
- 絹豆腐:120g
かぼちゃ団子(5個)
- かぼちゃ(皮なし、加熱済み):20g
- 米粉:30g
- 絹豆腐:30g
仕上げ用(お好みで)
- きなこ
- 黒糖みつ
- あんこ
作り方
- 生地を作る
- 白い団子用:米粉、てんさい糖、豆腐をボウルに入れてよく混ぜる
- かぼちゃ団子用:加熱したかぼちゃを潰し、米粉、豆腐を加えて混ぜる
- 耳たぶくらいの固さになるよう、豆腐の量で調整する
- 団子を成形する
- 白い団子を10等分、かぼちゃ団子を5等分に丸める
- 氷水を用意しておく
- 茹でる
- 沸騰したお湯に団子を入れて茹でる
- すべての団子が浮いてきたら、さらに1〜2分茹でる
- 冷やす
- 茹で上がった団子を氷水につけて冷やす
- 盛りつけ
- 下段9個、中段4個、上段2個の順に美しく盛りつける
- お好みできなこ、黒糖みつ、あんこを添えて完成
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
この豆腐月見団子は、以下のような体質の方に特におすすめです。
乾燥体質の方
- 肌が乾燥しやすい
- 喉が渇きやすい
- 便秘がち
胃腸が弱い方
- 食欲不振
- 消化不良
- 慢性的な疲労感
冷え性の方(かぼちゃ団子が特に◎)
- 手足の冷え
- 慢性的な疲れ
- 気力不足
ストレス過多の方
- 目の充血や腫れ
- イライラしやすい
- 熱っぽい症状
気をつけたい点と注意事項
体に優しい豆腐月見団子ですが、以下の点にご注意ください。
豆腐について
- 体質的に冷えやすい方は、食べ過ぎに注意
- 胃腸が極端に弱い方は、少量から始める
かぼちゃについて
- 糖分が多いため、血糖値が気になる方は量を調整
- 消化に時間がかかるため、夜遅い時間の摂取は控えめに
米粉について
- 種類によって吸水量が異なるため、生地の固さを確認しながら調整
全般的な注意点
- 甘味料を使用しているため、糖分の摂取量に注意
- 作り置きする場合は、冷蔵保存で2〜3日以内に召し上がる
まとめ
秋の夜長にぴったりな豆腐月見団子は、体を潤しながら胃腸をいたわる理想的な薬膳スイーツです。
豆腐の優しい甘さと、かぼちゃの自然な甘味が調和した、心も体も満たされる一品。固くなりにくい特徴があるので、お年寄りやお子様にも安心して召し上がっていただけますね。
特に乾燥が気になる秋の季節や、胃腸が疲れている時にはぜひお試しください。手作りの温かさと、薬膳の知恵が詰まったお団子で、季節の変わり目を健やかに過ごしましょう。
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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