ピヨ先生、こんにちは
月経周期の乱れにお困りの方から、質問をいただきましたよ。
今回の記事を読むと以下のことがわかります。
- 生理が短くなる理由
- 四物湯や六味丸の働き
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
YouTubeでも解説しています。
生理が短くなった
生理周期が短くなり26日や24日周期でしたが
六味丸を飲み始めてから28~29日に戻りました。
しかし、四物湯を追加すると
再び26日や24日周期になりました。
陰虚体質で手足のほてりがあり
六味丸を続けていますが
踵のガサガサが四物湯で改善されるため、
四物湯も飲みたいです。
血虚と瘀血もあります。
とのことです。
東洋医学では
血を押し出してしまう力が強いか
血を留めておく力が弱く持ちこたえられないか
の2つの原因で
生理周期が短くなると考えます。
例えば、潤いの不足や過剰な熱があれば
押し出す力が強くなってしまうので
留めておく力を超えてしまいます
反対に、留めておく力には
体の芯部の力である腎気や
血を脈管の中に留めておく脾気の力が
関わっていますので
これらが弱ると押し出す力が正常でも
血を身体に保つことができなくなります。
四物湯や六味丸との関係
四物湯を飲んだら、短くなってしまったそうですね。
もしかしたら陰虚体質で血虚と瘀血もある
とのことですから
相対的な熱が月経血を押し出すため
月経周期が早くなっていた状態が
六味丸で潤いが補充されたことで
相対的な熱が制御されたのかなと思います。
しかし陰虚の状態が進んでいると
腎気の働き自体も弱ってきて
腎気の留めておく働きが乱れてしまうことがあります。
そこへ六味丸と四物湯を合わせて飲むと
地黄が重なりますので
体の下の方に重いモノが押し付けられる形になり
もともとの強く押し出す働きにプラスして
留めておく働きの乱れを生じさせたのかもしれません。
どうしたら良いの?
どうしたら良いですか?
気を巡らせたり血を巡らせる漢方薬など
重い性質のある地黄を含まずに
末端部へと血を誘導するような
漢方薬を合わせるなどが良いかもしれません。
生活習慣としては
陰虚や血虚があるとのことですので
普段から早めで時間もたっぷりとした
睡眠を心がけると良いかと思います。
まとめ
今回は、生理が短くなるについて
解説しました。
ご自分の体質にあった
漢方薬を試してみたい方は
ピヨの漢方の漢方相談を
ご利用ください。