おならがよく出る、お腹がよく鳴る理由

食べ物は

腸管の蠕動運動によって

下向きに運ばれ

消化吸収されて残ったモノが

便として排出されています。

食べ物の消化には

身体から出る消化液だけでなく

腸内にいる常在菌によっても

分解されていて
この時に発酵してガスが出ます。

ただ、腸管の食べ物を運ぶ流れに

問題が無ければ

発生したガスは

血液に吸収されてしまうため
おならが出すぎて

困ることはありません。

しかし、お腹の処理できる以上に

食べ物を食べてしまうと

食べ物を処理するのに

時間がかかるようになるため
ガスの発生が通常よりも多くなります。

これには、お腹の機能には問題なくて
単純に食べ過ぎてしまっている場合や

食べる量はそれほどではなくても

お腹の機能が弱っていて

食べ物を上手く利用できずに
腸管の中に残ってしまう場合の

両方が考えられます。

便通も良く

食事もしっかりと摂っていますので
お腹の働きには

それほど問題がなさそうです。

ただ、授業中にガスの音が心配とありますので

もしかしたら、腸管の動きを調整する

肝気がうっ滞してしまい

それが腸管の動きを停滞させて

飲食物の消化が進まず
未消化物が残っていて

ガスになっているのかもしれません。

漢方薬でしたら
気の巡りを調整してくれるものを

生活習慣としては

良く噛んで腹八分目にして
お腹に負担のかかる食べ物は

控えめにしつつ

大根や蕪、麦芽など
消化を助けて

気の巡りも応援してくれる食べ物を
上手に利用してみてください。