
こんにちは
どうなさいましたか?

むくみにお悩みの方から
質問をいただきましたよ
季節の変わり目であるお彼岸の時期は、体調を崩しやすい時期でもありますね。
**お彼岸の定番スイーツ「おはぎ」**は、実は薬膳的にも優秀な食材がたくさん使われているんです。春は牡丹の花にちなんで「ぼたもち」、秋は萩の花にちなんで「おはぎ」と呼び分けられる美しい和の文化があります。
今回は、むくみや便秘、肌荒れにお悩みの方におすすめの薬膳おはぎをご紹介します。もち米の代わりに普通のごはんを使うことで、体への負担を軽減しながら、小豆・きなこ・黒ごまの薬膳効果を存分に活かしたレシピです。
お彼岸おはぎの食材が持つ薬膳パワーとは?
小豆(あずき)
性味・帰経:
- 性味:甘・酸、平性
- 帰経:心・小腸
薬膳効果:
- 利尿除湿:水分代謝を促しむくみを解消する
- 解毒排膿:毒素を取り除き膿を排出させる効果
大豆(だいず)
性味・帰経:
- 性味:平・甘
- 帰経:脾・胃・大腸
薬膳効果:
- 健脾利尿:脾胃を健やかにし利尿を促す働き
- 益胃潤燥:胃を補い体を潤す働き
黒ごま
性味・帰経:
- 性味:甘、平性
- 帰経:肝・腎・大腸
薬膳効果:
- 滋補肝腎・養血益精:肝腎を滋養し血を養う働き
- 潤燥滑腸:体を潤し腸の働きを滑らかにする働き
ご飯
性味/帰経:
- 性味:甘・平
- 帰経:脾・胃
薬膳効果:
- 補中益気(ほちゅうえっき):消化機能を補い体力を増強する
- 健脾和胃(けんぴわい):脾胃の働きを整え消化力を高める
- 除煩止渇(じょはんしかつ):イライラを鎮め喉の渇きを潤す
レシピ紹介
材料(6個分)
- 温かいごはん:160g
- あんこ:150g
- きなこ:適量
- 黒すりごま:適量
- てんさい糖:適量
- 塩:適量
作り方
下準備
- 温かいごはんに塩を入れ混ぜます
- ごはんを潰します(半分くらい潰すと食感が良いです)
- ラップに包んで丸めます
あんこおはぎ(2個)
材料:
- 丸めたごはん:30g×2
- あんこ:50g×2
作り方:
- あんこを広げ、丸めたごはんを置きます
- あんこでごはんを包みます
きなこ・ごまおはぎ(各2個)
材料:
- きなこ:1に対しててんさい糖1、塩少々
- 黒すりごま:2に対してテンサイ糖1、塩少々
- 潰したごはん:50g×4
- あんこ:25g×4
作り方:
- きなこ、砂糖、塩を入れ混ぜます
- ごま、砂糖、塩を入れ混ぜます
- あんこを丸めます
- ごはんを広げ、あんこを置きます
- ごはんであんこを包みます
- 1に5を入れて、きなこをまぶして、きなこおはぎの出来上がりです
- 2に5を入れて、ごまをまぶして、ごまおはぎの出来上がりです
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
このお彼岸おはぎは、特に以下のような体質の方におすすめです。
むくみやすい方には、小豆ときなこの利水作用が効果的です。立ち仕事や座り仕事で足がむくみがちな方は、おやつとして取り入れてみてください。
便秘がちな方には、黒ごまの潤腸作用が腸を潤し、自然なお通じをサポートします。食物繊維も豊富なので、お腹の調子を整えたい方にぴったりです。
疲れやすい方には、白米の補中益気作用が体力回復を助けます。季節の変わり目で体調を崩しやすい方の栄養補給にも適しています。
肌荒れが気になる方には、小豆の清熱解毒作用が吹き出物の予防に役立ちます。甘いものが食べたいけれど肌への影響が心配な方にもおすすめです。
気をつけたい点と注意事項
このおはぎを楽しむ際は、以下の点にご注意ください。
食べ過ぎは禁物です。もち米を使わないとはいえ、炭水化物と糖分が多いため、1日1〜2個程度に留めておきましょう。
アトピーや吹き出物が悪化しやすい方は、糖分の摂取により症状が悪化する可能性があります。様子を見ながら少量から始めてください。
胃腸が弱い方は、冷たい飲み物と一緒に食べると消化不良を起こしやすくなります。温かいお茶と一緒に召し上がることをおすすめします。
腎臓に持病がある方は、小豆の利水作用が体に負担をかける場合があります。医師にご相談の上、適量を守ってお楽しみください。
まとめ
お彼岸の薬膳おはぎは、季節の変わり目の体調管理にぴったりの和スイーツです。
小豆のむくみ改善効果、きなこの胃腸サポート、黒ごまの美容効果を一度に味わえる贅沢な一品。もち米の代わりに白米を使うことで、体への負担を軽減しながら美味しく楽しめます。
むくみや便秘、肌荒れでお悩みの方、季節の変わり目に体調を崩しやすい方に特におすすめです。お彼岸の時期だけでなく、日常のおやつとしても取り入れてみてくださいね。
体に優しい薬膳おはぎで、心も体も癒やされる時間をお過ごしください。
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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