
こんにちは
どうなさいましたか?

不眠にお悩みの方から
質問をいただきましたよ
春になると、なぜか眠れなくなる。そんな経験はありませんか?
気温も上がってきて、体は楽になりそうなのに、夜になると頭が冴えてしまう。原因が分からないまま、毎年繰り返しているという方も多いかもしれません。
漢方の考え方では、同じ「眠れない」という症状でも、体質によって原因がまったく違います。この記事では、春の不眠に関連しやすい3つの体質タイプを解説します。
ストレス詰まりタイプとは?春に眠れなくなりやすい理由
ストレス詰まりタイプ(気滞) は、体の中で「気」の流れが滞りやすい体質です。気の巡りが詰まると、その部分に熱が生じやすくなります。その熱が頭に上がってくると、脳が落ち着かない状態になり、興奮して眠れなくなることがあります。
春は、気が内から外へ一気に動き出す季節です。もともと気が詰まりやすい方は、この季節の変化に特に影響を受けやすくなります。
このタイプに当てはまる方の特徴:
・イライラしやすく、気分の波がある
・胸やお腹が張った感じがする
・ため息をよくつく
・顔がのぼせるのに手足は冷える感じがある
顔はのぼせているのに手足が冷えるという状態は、このタイプのサインのひとつかもしれません。上半身に熱がこもりやすく、下半身には気が届きにくい、気の偏りが起きている状態です。
ストレス詰まりタイプの養生ポイント:
・夜更かしを避ける
・朝に軽く散歩する(滞った気が動き出しやすくなります)
・気の巡りを助けることを意識する
この体質の改善に効果が期待できる漢方薬
※以下はこの体質タイプの改善に効果が期待できる漢方薬の一例です。 あくまで参考としてご覧ください。
・加味逍遙散(かみしょうようさん):気の滞りとともに、イライラや精神的な不安定を整えるのに効果が期待できます
・柴胡疏肝散(さいこそかんさん):気の流れを改善し、ストレスによる胸の張りや気分の落ち込みに効果が期待できます
・逍遙散(しょうようさん):気滞に血虚が重なるタイプの感情不安定や不眠に効果が期待できます
症状が複雑な場合や複数の体質が重なっている場合は、単独の漢方薬では効果が出にくいことがあります。
栄養不足タイプとは?眠りが浅くて夢が多い理由
栄養不足タイプ(血虚) は、体を養う「血(けつ)」が不足しやすい体質です。血には、脳を落ち着かせてしっかり休ませるという大切な働きがあります。血が不足すると、夜になっても脳が休まりにくくなり、眠りが浅くなったり夢が多くなったりすることがあります。
ストレス詰まりタイプ(気滞)と比べると、気滞は「燃え盛って眠れない状態」、血虚は「冷却水が足りなくて眠れない状態」といえます。同じ「眠れない」でも、原因がまったく異なるため、対策も変わってきます。
このタイプに当てはまる方の特徴:
・眠りが浅く、夢を多く見る
・顔色が青白い、または血色が悪い
・目が疲れやすい
・爪が割れやすい、または白っぽい
・月経量が少ない、または経血が薄い
栄養不足タイプの養生ポイント:
・しっかり休息をとる(休息そのものが血を補う養生になります)
・血を補う食材(黒豆・ひじき・ほうれん草・なつめなど)を取り入れる
・無理なダイエットや夜更かしを避ける
この体質の改善に効果が期待できる漢方薬
※以下はこの体質タイプの改善に効果が期待できる漢方薬の一例です。 あくまで参考としてご覧ください。
・四物湯(しもつとう):血を補う基本的な漢方薬で、血虚タイプの不調全般に効果が期待できます
・酸棗仁湯(さんそうにんとう):血虚による不眠・眠りの浅さ・夢の多さに効果が期待できます
・帰脾湯(きひとう):血虚に加えて気虚(エネルギー不足)も重なる方の不眠や心身の疲れに効果が期待できます
症状が複雑な場合や複数の体質が重なっている場合は、単独の漢方薬では効果が出にくいことがあります。
ためこみタイプとは?お腹の重さと眠りの浅さが重なる理由
ためこみタイプ(湿痰) は、体の中に余分な水分や老廃物(湿痰)が溜まりやすい体質です。余分な水分がお腹に溜まると、消化器系(お腹)の働きに負担がかかります。
お腹は、頭へ血を届けるという大切な役割を持っています。ここに負担がかかると、頭への血が届きにくくなり、眠りが浅くなることがあります。お腹が重くてすっきりしない感覚と眠りの浅さが重なる方は、このタイプかもしれません。
このタイプに当てはまる方の特徴:
・お腹が重く、もたれやすい
・食後に眠くなりやすい
・体が重だるい感じがある
・むくみやすい
・舌に白っぽいコケがべったりつく
ためこみタイプの養生ポイント:
・空腹感を感じてから食事をする(お腹の働きを助けることが基本です)
・冷たい飲食物を控える
・腹八分目を意識する
この体質の改善に効果が期待できる漢方薬
※以下はこの体質タイプの改善に効果が期待できる漢方薬の一例です。 あくまで参考としてご覧ください。
・温胆湯(うんたんとう):湿痰による眠りの浅さや夢の多さ、胃腸の不調に効果が期待できます
・二陳湯(にちんとう):余分な湿痰を取り除き、お腹の働きを整えるのに効果が期待できます
・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):湿痰に気の滞りが重なるタイプの不眠や胃腸の不快感に効果が期待できます
症状が複雑な場合や複数の体質が重なっている場合は、単独の漢方薬では効果が出にくいことがあります。
春の不眠、体質タイプを比較してみましょう
| タイプ | 主な特徴 | 症状の出方 | 養生の方向性 |
|---|---|---|---|
| ストレス詰まりタイプ(気滞) | 気の流れが詰まり、熱が頭に上がりやすい | 頭が冴えて興奮した状態で眠れない | 気の巡りを助ける・朝の散歩 |
| 栄養不足タイプ(血虚) | 血が不足し、脳が休まりにくい | 眠りが浅く夢が多い | 血を補う・しっかり休息をとる |
| ためこみタイプ(湿痰) | 余分な水分が溜まり、お腹に負担がかかる | お腹の重さと眠りの浅さが重なる | 空腹を感じてから食べ、お腹の働きを助ける |
まとめ
春の不眠は、「体質によって原因が違う」という点がとても大切です。ストレス詰まりタイプ(気滞)・栄養不足タイプ(血虚)・ためこみタイプ(湿痰)の3つは、どれも「眠れない」という症状でありながら、そのメカニズムも養生の方向性もまったく異なります。
まず自分がどのタイプかを知ることが、春の不眠への第一歩になります。「どれが当てはまるか分からない」「複数が重なっているかもしれない」という方は、LINEからお気軽にご相談ください。体質に合わせた漢方相談を行っています。
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