ピヨ先生、こんにちは
大柴胡湯について質問をいただきましたよ。
今回の記事を読むと以下のことがわかります。
- 大柴胡湯の働き
- 肥満に対しての効果
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
YouTubeでも解説しています。
大柴胡湯は気の滞りを解放する
大柴胡湯って、よく
食べ過ぎる人の肥満薬対策薬
みたいに言われてますが
気の巡りを良くするなら
その機序が知りたいです。
とのことです。
大柴胡湯ってどんな漢方薬なんですか?
ご質問にもありますように
気の巡りを良くする漢方薬です。
なので、お腹の張りや
吐き気などの解消に使われます。
他にも、下剤的な働きもする
生薬も含まれるので
便秘の解消にも使われるため
それが肥満対策薬みたいに
言われるのかもしれません。
大柴胡湯の働き
どうして、気の巡りが良くなるの?
ざっくりと言いますと
柴胡、枳実、半夏などの
気を伸びやかにする生薬や
芍薬などの緊張を緩める生薬
黄芩、大黄、半夏などの
余分なモノを排除する生薬が
含まれていますので
気の強い滞りによって上焦過多があり
上で強い熱が生じていて
お腹の中には余分なモノが充満して停滞している状態に
使う事の多い漢方薬です。
なので東洋医学的な考えからは
気が伸びやかに巡らされ
緊張が緩みますので
気の巡りが良くなるのかと思います。
使う際の注意点
何か、使う時の注意とかありますか?
下剤的な働きをする大黄は
大便という出口を使って
体に居座っている古いものを追い出して
新しいモノを呼び込むための働きをしているので
少し軟便になる場合もあります。
もちろん
それが分かったうえで使うのなら良いんですが
お腹の働きが弱っている人や
長期間にわたって使うのには注意が必要です。
なので肥満症対策として
いつまでも漫然と使っていると
ドンドンと体が冷えて
体質によっては
かえって太りやすくなります。
まとめ
今回は、大柴胡湯について
解説しました。
ご自分の体質にあった
漢方薬を試してみたい方は
ピヨの漢方の漢方相談を
ご利用ください。