
こんにちは
どうなさいましたか?

アンチエイジングにお悩みの方から
質問をいただきましたよ
秋になると、スーパーや果物店に美しいぶどうが並びますね。この季節の恵みを使って、体の内側からケアしてみませんか?
ぶどうにはアンチエイジング効果の高いポリフェノールがたっぷり含まれています。特に皮の部分に多く含まれるため、今回は皮も一緒に煮込んでエキスを抽出する方法をご紹介します。
このレシピは、美肌を目指したい方や疲れが顔に出やすい方、目の疲れを感じている方におすすめです。手作りジャムで、毎日の食事に薬膳の力を取り入れてみましょう。
ぶどうジャムの食材が持つ薬膳パワーとは?
葡萄(ブドウ)
性味・帰経:
- 性味:平・甘・酸
- 帰経:脾・肺・腎
薬膳効果:
- 養血補気安胎(ようけつほきあんたい):血を養い気を補い胎児を安定させる
- 強壮筋骨(きょうそうきんこつ):筋肉と骨を強化し体力を増強する
- 利尿消腫(りにょうしょうしゅ):尿の排出を促しむくみを改善する
- 解表透疹(げひょうとうしん):風邪による皮疹の症状を改善する
甜菜(てんさい)
性味・帰経:
- 性味:涼・平・甘
- 帰経:肺・脾・胃・肝・腎
薬膳効果:
- 活血行瘀:血流を促進し血の滞りを改善する
- 清熱解毒:体内の熱と毒素を取り除く効果
- 寛胸下気:胸の詰まりを取り気の流れを良くする
レモン
性味・帰経:
- 性味:酸・涼
- 帰経:肝・胃
薬膳効果:
- 生津止渇:のどの渇きを潤し、唾液分泌を促す
- 化痰:痰を切れやすくする効果
- 開胃:食欲を増進させる働き
手作りぶどうジャムのレシピ
材料
- 種なしぶどう:適量
- てんさい糖:ぶどうの20%
- レモン汁:適量
作り方
- ぶどうを洗い、皮をむきます
- 実と皮を分けて準備します
- 鍋に実を入れ、てんさい糖を加えます
- 酸味の強いぶどうの場合は、てんさい糖を追加してください
- 皮はダシ袋に入れ、鍋に加えます
- 皮に含まれるポリフェノールを抽出するため
- 中火で15分、とろみがついたら火を止めます
- 焦げないよう時々かき混ぜながら煮込みます
- 冷めたらお好みでレモン汁を入れます
- 酸味と香りをプラスします
- パン、ヨーグルトなどにどうぞ
- 保存容器に入れて冷蔵庫で保存できます
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
このぶどうジャムは、特に以下のような方におすすめです。
疲れやすく顔色が悪い方には、ぶどうの補気養血(エネルギーと血を補う)効果が働きかけます。毎朝のトーストに塗って、一日のエネルギーチャージにいかがでしょうか。
目の疲れを感じている方にも最適です。ぶどうに含まれるアントシアニンが目の働きをサポートしてくれます。デスクワークが多い方は、午後のおやつタイムにヨーグルトと一緒に召し上がってみてください。
乾燥肌や喉の渇きが気になる方には、生津止渇(体液を生成する)作用が嬉しい効果をもたらします。
冷え性の方にも、てんさい糖の温める性質がやさしく働きかけてくれるでしょう。
気をつけたい点と注意事項
このレシピを楽しむ際に、いくつか気をつけていただきたい点があります。
糖分の摂りすぎに注意してください。ジャムは糖分が多いため、一度に大量に摂取すると血糖値の上昇が気になります。適量を心がけましょう。
胃腸が弱い方は、レモン汁の量を控えめにすることをおすすめします。酸味が強すぎると胃に負担をかける場合があります。
体が冷えやすい方は、冷蔵庫から出したてのジャムではなく、常温に戻してから召し上がると良いでしょう。
アレルギーをお持ちの方は、ぶどうやレモンにアレルギー反応がないか確認してからお試しください。
まとめ
秋の味覚ぶどうを使った薬膳ジャムは、美味しさと健康効果を同時に得られる素晴らしい保存食です。
皮も一緒に煮込むことで、アンチエイジング効果の高いポリフェノールをしっかりと抽出できます。てんさい糖のやさしい甘さとレモンの爽やかな酸味が、ぶどうの自然な美味しさを引き立ててくれるでしょう。
特に、疲れやすい方、美肌を目指す方、目の疲れが気になる方にぜひお試しいただきたいレシピです。
毎日の食事に取り入れて、体の内側から美しく健康的な毎日を送りましょう。手作りの温かみと薬膳の力で、秋の季節を心地よく過ごしてくださいね。
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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