
こんにちは
どうなさいましたか?

腸内環境にお悩みの方から
質問をいただきましたよ
秋の深まりとともに、体の乾燥や疲れを感じやすい季節がやってきましたね。この時期は、潤いを補い、腸内環境を整えることが大切です。
今回ご紹介するのは、**「不老不死の果物」「聖なる果物」**と呼ばれるいちじくを使った薬膳ジャムです。いちじくは古くから滋養強壮の食材として重宝されてきました。
このジャムは、腸内環境が気になる方、肌の乾燥や疲れやすさを感じる方、便秘がちな方に特におすすめです。はちみつの優しい甘さが、心も体も温かく包んでくれますよ。
いちじくはちみつジャムの食材が持つ薬膳パワーとは?
無花果(いちじく)
性味・帰経:
- 性味:平・甘
- 帰経:小腸・膀胱・大腸
薬膳効果:
- 潤腸通便(じゅんちょうつうべん):腸を潤し便通を改善する便秘解消効果
- 健脾益胃(けんぴえきい):脾胃を健やかにし消化機能を高める
- 潤肺止咳(じゅんぱいしがい):肺を潤し咳や痰を鎮める効果
- 消腫解毒(しょうしゅげどく):炎症を抑え毒素を排出する作用
蜂蜜(はちみつ)
性味・帰経:
- 性味:平・甘
- 帰経:脾・肺・大腸
薬膳効果:
- 補中緩急:胃腸を補い痛みを和らげる働き
- 潤肺止咳:肺を潤し咳を止める働き
- 潤腸通便:腸を潤し便通を良くする働き
レモン
性味・帰経:
- 性味:酸・涼
- 帰経:肝・胃
薬膳効果:
- 生津止渇:のどの渇きを潤し、唾液分泌を促す
- 化痰:痰を切れやすくする効果
- 開胃:食欲を増進させる働き
レシピ紹介
材料(作りやすい分量)
- いちじく:500g
- はちみつ:76g
- レモン汁:適量
作り方
- いちじくの皮をむいて、細かく切ります
- はちみつを入れ、混ぜます
- 中火で10〜15分煮込み、とろみがついたら火を止めます
- レモン汁を入れて完成
楽しみ方
- パンに塗って朝食に
- ヨーグルトに混ぜてデザートに
- 紅茶に入れて香りを楽しむ
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
このいちじくはちみつジャムは、特に以下のような方におすすめです。
便秘がちな方には、いちじくの**水溶性食物繊維「ペクチン」**が腸内環境を整え、自然なお通じをサポートします。
疲れやすい方には、はちみつの補中益気の働きが、体の基礎的なエネルギーを補充してくれます。
肌の乾燥が気になる方には、いちじくとはちみつの潤肺作用が、体の内側から潤いを与えてくれるでしょう。
食欲不振の方には、レモンの開胃消食効果が、胃腸の働きを活発にして食欲を回復させます。
気をつけたい点と注意事項
このジャムを楽しむ際の注意点をお伝えします。
1歳未満のお子様には与えないでください。はちみつに含まれる可能性のあるボツリヌス菌が、乳児の腸内環境では対応できないためです。
糖尿病の方は、はちみつの糖分量にご注意ください。適量を心がけ、必要に応じて医師にご相談を。
体質が冷えやすい方は、いちじくの涼性により体を冷やす可能性があります。温かい飲み物と一緒に召し上がることをおすすめします。
下痢気味の方は、いちじくの潤腸作用により症状が悪化する場合があります。体調を見ながら少量から始めてみてくださいね。
まとめ
いちじくはちみつジャムは、古くから「不老不死の果物」と呼ばれるいちじくの恵みを手軽に取り入れられる薬膳レシピです。
腸内環境を整え、疲労回復や美肌効果が期待できるこのジャムは、忙しい毎日を送る女性の強い味方になってくれるでしょう。
特に、便秘でお悩みの方、疲れやすさを感じる方、肌の乾燥が気になる方にぜひお試しいただきたい一品です。
秋の恵みをたっぷり込めたこのジャムで、体の内側から美しく健康的な毎日を送ってみませんか?
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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