ピヨ先生こんにちは。
頭痛にお悩みの方から
質問をいただきましたよ。
YouTubeでも解説しています。
外見的な特徴とお悩みの症状
この方の体質の特徴
夕方になると頭が痛くなるそうですね。
東洋医学の考えでは
時間帯にも陰陽があり
朝の6時から
夜の6時までは
陽の時間
夜の6時から
朝の6時までが
陰の時間になり
これは時間とともに
変化しています。
夕方から夜は
体の中でも
陽の力である
動かす力や
外側へと拡がる働きが
衰えてきて
陰の力である
鎮める力や
内側へと向かう働きが
強まります。
ところが潤いの不足があると
陰の時間帯において
潤いの不足による症状が目立ち
相対的に過剰になった熱が
上部へと浮き上がり
それが頭に集中し
こもることで
頭痛になることがあります。
この方はどうですか?
普通の硬さであるものの
1日に何度も出る大便の様子
胃下垂など
内臓の下垂があることから
お腹の働きの弱さも
感じられます。
BMIの様子や
皮膚が乾燥して
髪の毛が抜けやすい
舌の形が薄っぺらいなどから
血の不足が感じられますので
作る働きに負担がかかっていそうです。
また過去に
子宮内膜症であったことや
舌の裏の静脈が細いけどよく見える
経血の色が黒っぽい紫
舌に紫色が混じる
手足が冷える寒がりなどから
冷えを背景とした
動きの悪さがあり
血の動きはあまり
順調ではなさそうです。
食べると腹が張りやすい
イライラしやすく怒りっぽい
肩こりがあるなどから
気の巡りは
上昇に偏っているが
持ち上げる力の不足や
血の不足などで
必要な潤いは届けられず
気だけが上昇してしまい
頭痛になるのかもしれません。
雨の日や
季節の変わり目にも
悪化するそうですね
雨の日など
湿度の高い日になると
巡らせる力の負担が
強まりますので
ますます血を持ち上げる
力の不足が目立ち
気だけが上昇しやすく
なるのかもしれません
また季節の変わり目など
外部の環境の変化に対応するのは
気の巡りを調整する肝気ですが
気の滞りがあると
外部の変化に対応できなくなり
滞りの症状が強まって
上手く拡がることができなくなり
体の上部では
ドライアイや寝つきが悪いなど
乾きの症状となりますし
乾きに加えて
気や熱だけが上昇することで
頭痛となるのかもしれません。
おススメの自然療法
この方におススメの自然療法を教えてください。
現在続けられている
ウォーキング、ストレッチは
とてもよいと思いますので
そのまま続けられると
よろしいかと思います。
ただ気になりましたのが
喉の渇きがないに
チェックがあった事です。
顔、指がむくみやすい
夜間尿の一回量が多い
頭が重く感じられることが多い
舌苔の上の水分が水っぽいなど
余分な水分の停滞が
あちこちに見られます。
それらの水の停滞によって
必要な血の運行を
阻害したりすることでも
頭痛など体調の悪化に
なっているように感じますので
水分の摂り方に工夫が必要かもしれません。
体が必要とする以上に
飲みすぎているため
巡らせる仕組みに負担がかかり
喉が渇かなくなって
いるのかもしれませんので
もし飲みすぎかもと
心当たりがありましたら
熱中症の季節以外においては
喉の渇きを感じてから
飲むようにするなど
飲む方の工夫をするのが
良いかもしれません。
まとめ
今回は、頭痛の方の体験談について
解説しました。
ご自分の体質にあった
漢方薬を試してみたい方は
ピヨの漢方の漢方相談を
ご利用ください。
季節の変わり目、雨の日に具合が悪くなる
食べても食べてもお腹が満たされない日がある
顔、指がむくみやすい
お腹がすくとイライラしやすい、フラフラする
足先が冷える