
こんにちは
どうなさいましたか?

不眠に悩んでいる人がいます
どうしたらいいですか?
夜になっても心が落ち着かず、寝付けない日々が続いていませんか?口の苦みや黄色い痰、悪夢に悩まされる不眠の背景には、湿熱体質が関係しているかもしれません。
この記事では、湿熱によって引き起こされる不眠の原因と、効果的な漢方薬について詳しく解説します。
湿熱体質とはどのような状態なのでしょうか?
湿熱体質とは、体内の水分が熱によって煮詰められてドロドロになった状態のことを指します。この熱と水の両方の性質を持った病理産物が体内に充満すると、脳の正常な働きが乱れ、不眠症状を引き起こすことがあります。
湿熱タイプの不眠の特徴としては以下のような症状が見られます:
- 横になっても心が落ち着かない
- 寝付きが悪い
- 口に苦みを感じる
- 黄色っぽい痰が多く出る
- 悪夢を頻繁に見る
これらの症状にお心当たりはありませんか?もしそうなら、湿熱を改善する漢方薬が効果的かもしれません。
湿熱による不眠にはどのような漢方薬が効くのでしょうか?
湿熱体質による不眠に効果的な漢方薬を3つご紹介します。それぞれの特徴と効能を理解して、ご自身の症状に合った漢方薬を選んでみましょう。
1. 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
黄連解毒湯は瀉火解毒(しゃかげどく)の効能を持つ漢方薬です。
主な効能:
- 体に害を及ぼす強い熱を冷ます
- 余分な水分を下向きに引き降ろす
- 体内を乾燥させる
これらの働きにより、湿熱による不眠症状の改善が期待できます。また、下痢や皮膚の炎症、胃腸炎などの症状にも使われることがあります。
2. 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)
竜胆瀉肝湯には、清利湿熱(せいりしつねつ)・解毒(げどく)・養血(ようけつ)の効能があります。
主な効能:
- 熱と水が結びついたドロドロしたものを除去する
- 体に害を及ぼす毒を排除する
- 血の補充を助ける
これらの作用により、体内の余分な熱や水分を排除し、血液の補充と巡りを助けることで、湿熱による不眠の解消に役立ちます。膀胱炎や尿道炎、様々な皮膚疾患にも使われることがあります。
3. 竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)
竹茹温胆湯は化痰清熱(かたんせいねつ)・舒肝理気(じょかんりき)の効能を持っています。
主な効能:
- 熱を帯びたドロドロした水分を取り除く
- 気血の巡りを調整する
- 肝気の流れを伸びやかにする
- 気の流れを健やかに巡らせる
これらの働きにより、お腹の中に停滞しているドロドロした水分を取り除きながら、こもった熱を冷まします。また、気の滞りを解消し、潤いを補充することで、ストレスなどの心因性に湿熱を生じさせている不眠の改善に効果的です。咳やめまい、嘔吐や食欲不振などにも使われることがあります。
漢方薬を使う際の注意点
漢方薬は体質や症状に合わせて選ぶことが重要です。以下の点に注意しましょう:
- 症状が複雑な場合は、単独の漢方薬では効果が出ないこともあります
- 体質や症状によって合う漢方薬は異なりますので、専門的な診断を受けましょう
まとめ
湿熱体質による不眠は、適切な漢方薬で改善できる可能性があります。今回ご紹介した黄連解毒湯、竜胆瀉肝湯、竹茹温胆湯はそれぞれ異なる効能を持ち、湿熱による不眠に効果が期待できます。
しかし、自分の体質や症状に合った漢方薬を選ぶことが大切です。症状が複雑な場合には、単独では効果がない場合もありますので、当店での漢方相談をご利用いただくことをおすすめします。専門家による適切なアドバイスを受けることで、より効果的な改善が期待できるでしょう。
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