
こんにちは
どうなさいましたか?

頭痛にお悩みの方から
質問をいただきましたよ
多くの女性が悩まされる片頭痛。特に雨の日や生理前後、季節の変わり目になると決まって頭痛が起こるという方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな片頭痛でお悩みの45歳女性の方から貴重な体験談をいただきました。東洋医学の視点から、なぜ特定のタイミングで頭痛が起こるのか、その根本原因と改善法について詳しく解説していきますね。
あなたの頭痛も、実は体質と深く関係しているかもしれません。
外見的な特徴とお悩みの症状など
- 年齢:45歳女性
- 身長:164cm
- 体重:50kg
- BMI:18.59
舌の特徴:
- 顔色は黄色が強い
- 髪の毛は乾燥して細い
- 舌の形は厚ぼったく、舌先に赤みが強い
- 舌に溝や割れ目がある
- 舌の上の水分は水っぽく、苔は剝れている部分がある
主な症状:
- 片頭痛
- 血圧高め
- 期外収縮(心臓の不整脈)
- 雨の日、生理前後、季節の変わり目に症状が悪化
なぜ片頭痛が起こるの?東洋医学から見た原因とは
東洋医学では、頭痛に限らず痛みの原因を**「通らないから痛み、通っていれば痛まない」**と考えています。
つまり、頭痛が起きる原因は、頭部への流れが阻害されていることなんですね。頭は体の上部にあり、気血(きけつ:生命エネルギーと血液)が届けられることで正常な機能を維持しています。
しかし、大型連休の渋滞で物流が止まるように、気血が過剰に押し寄せても滞りを起こし、必要なものが届かなくなって頭痛が起こります。
この方の体質はどのような特徴があるの?
ご投稿いただいた情報から、この方の体質を詳しく分析してみましょう。
上部に熱がこもりやすい体質
舌先の赤み、髪の毛の乾燥、目の疲れやすさなど、体の上部に熱や乾きの症状が目立ちます。これは気だけが上昇して、頭部で充満している状態を示しています。
気の巡りが滞りがち
生理前後や季節の変わり目に悪化することから、気の巡りが順調でないことが頭痛に関わっていると考えられます。
月経前の胸の張り、イライラ、肩こりなども、気の滞りによって上部へ偏った流れがある証拠です。
下部に動きの悪い水分が停滞
雨の日の体調不良、帯下の多さ、厚ぼったい舌などから、体の下部に動きの悪い水分が停滞している可能性があります。
さらに、顔色の黄色味や精力減退から、水を巡らせる熱源(腎の機能)に低下があり、血や潤いを上部に持ち上げられない状態と推測されます。
ではこの方に、おススメの自然療法を教えて下さい
適度な運動で気血の巡りを改善
気の滞りや水の動きの悪さを改善するために、適度な運動をおすすめします。
運動によって気や水分の巡りが良くなれば、上部に集中している熱が分散され、不足していた水分も届くようになります。運動不足に心当たりがある方は、ぜひお試しくださいね。
良質な睡眠で気血のバランスを整える
不眠傾向があるとのことですが、運動で心地よい疲れを感じたら、早めに睡眠を取ることも重要です。
月経前の体は妊娠準備のため、子宮に向かって濃厚な気血が注がれます。この時期は気も血も充満した状態になるため、普段は問題ない程度の気の異常でも症状として現れやすくなります。
血や潤いが不足して気とのバランスが崩れると、気だけが上昇して頭部に集中し、頭痛の原因となってしまうんです。
生活習慣の見直しポイント
- 規則正しい運動習慣を心がける
- 十分な睡眠時間を確保する
- ストレス管理に気を配る
- 水分補給を適切に行う
この体質改善に効果が期待できる漢方薬
以下は、気の滞りと水分代謝の改善に効果が期待できる漢方薬です。ただし、この方に特化した処方ではなく、あくまで気滞と水湿停滞体質の改善に用いられる代表的なものです。
- 加味逍遙散(かみしょうようさん):気の滞りを解消し、イライラや月経前症候群の改善に効果が期待できます
- 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう):水分代謝を改善し、頭痛やめまいの緩和に用いられます
- 釣藤散(ちょうとうさん):上部の熱を下げ、慢性的な頭痛の改善に効果が期待できます
症状が複雑な場合には、単独の漢方薬では十分な効果が得られない場合があります。当店では、一人ひとりの体質に合わせた詳細な漢方相談を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
今回の事例では、気の上昇と水分代謝の低下が組み合わさって片頭痛を引き起こしていることが分かりました。
雨の日や生理前後に症状が悪化するのは、気の滞りが強くなるタイミングと一致しています。根本的な改善のためには、適度な運動と良質な睡眠で気血のバランスを整えることが大切ですね。
あなたの頭痛も、体質を理解することで改善の糸口が見つかるかもしれません。自分の体としっかり向き合い、無理のない範囲で生活習慣を見直してみましょう。
YouTubeでも解説しています。

ご自分の体質にあった
漢方薬を試してみたい方は
ピヨの漢方の漢方相談を
ご利用ください。
