
こんにちは
どうなさいましたか?

桑麻丸について知りたいと
質問をいただきましたよ
現代の忙しい毎日で、血圧の数値が気になる、些細なことでイライラしてしまう、目の乾燥がつらい。そんなお悩みを抱えていませんか?
春から夏にかけて、気温の変化や新生活のストレスで、私たちの体は思っている以上に負担を感じています。特に30代以降の女性は、ホルモンバランスの変化も相まって、心身の不調を感じやすい時期ですね。
そんなときにおすすめしたいのが、**古来から愛され続けてきた薬膳おやつ「桑麻丸(そうまがん)」**です。たった3つの身近な食材で作れて、毎日の健康サポートにぴったり。今日は、この桑麻丸の魅力を中医学の視点からお伝えしていきますね。
桑麻丸の食材が持つ薬膳パワーとは?
桑の葉
- 性味:甘、苦、寒
- 帰経:肺、肝
薬膳効果:
- 疏風清熱:風邪の熱を発散し清熱する働き
- 清肝明目:肝の熱を清し目を明らかにする働き
- 清肺潤燥:肺の熱を清し乾燥を潤す働き
黒ごま
- 性味:甘、平
- 帰経:肝、腎
薬膳効果:
- 滋補肝腎・養血益精:肝腎を滋養し血を養う働き
- 潤燥滑腸:体を潤し腸の働きを滑らかにする
はちみつ
- 性味:甘、平
- 帰経:肺、脾、大腸
薬膳効果:
- 補中緩急:胃腸を補い痛みを和らげる働き
- 潤肺止咳:肺を潤し咳を止める働き
- 潤腸通便:腸を潤し便通を良くする働き
レシピ紹介
基本の桑麻丸(1cm玉9個分)
材料:
- 桑の葉(粉末):10g
- 黒すり胡麻:40g
- はちみつ:40g
作り方:
- 桑の葉、すり胡麻を入れて混ぜます
- ハチミツを入れ、よく混ぜます
- まとまってきたら、手で丸めます(押し固める感じ)
アレンジ版:お汁粉風桑麻丸
材料:
- 桑の葉(粉末):10g
- 黒すり胡麻:40g
- ハチミツ:40g
- 豆乳:200ml
- お好みでクコの実、くるみ
作り方:
- 桑の葉、黒すり胡麻、ハチミツを鍋に入れ、軽く混ぜます
- 豆乳を少し加え、ダマにならないように混ぜます
- 残りの豆乳を入れます
- 中火にかけて温めます
- お好みで水で戻したクコの実、くるみをトッピングしてください
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
桑麻丸は、以下のような体質の方に特におすすめです:
イライラしやすい「肝火上炎タイプ」の方
- ストレスを感じやすい
- 怒りっぽくなることがある
- 頭痛や肩こりに悩まされる
目の疲れを感じる「肝腎陰虚タイプ」の方
- パソコンやスマホをよく使う
- ドライアイで困っている
- 夜更かしが多い
血圧が気になる方
- 健康診断で血圧を指摘された
- 過労や寝不足になりがち
- 運動不足を感じている
毎日1〜2個を目安に、おやつ代わりに召し上がってみてくださいね。継続することで、体の内側からじっくりと整えていけるでしょう。
気をつけたい点と注意事項
桑麻丸を取り入れる際は、以下の点にご注意ください:
体質による注意点
- 胃腸が弱い方:はちみつの甘味が胃もたれを起こす場合があります。最初は少量から始めましょう
- 血糖値が気になる方:はちみつが含まれているため、摂取量に注意が必要です
食材の特性による注意
- 桑の葉は体を冷やす性質があるため、冷え性の方は温かい飲み物と一緒に取るのがおすすめです
- 黒ごまは油分が多いため、消化が弱い方は食べ過ぎに注意しましょう
摂取量の目安
- 1日1〜2個程度を目安にしてください
- 体調に合わせて量を調整することが大切です
まとめ
桑麻丸は、たった3つの身近な食材で作れる、古来の知恵が詰まった薬膳おやつです。
血圧が気になる方、日頃のイライラを和らげたい方、目の疲れを感じている方に特におすすめします。毎日のちょっとした習慣として取り入れることで、体の内側からゆっくりと整えていけるはずです。
市販のお菓子の代わりに、体にやさしい桑麻丸を手作りしてみませんか?きっと心も体も喜んでくれるでしょう。
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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