ストレスで胃が弱って食べられない…仕事が変わってから続く胃もたれと吐き気、どうすればいい?

お腹の不調
ピヨ先生
ピヨ先生

こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
にゃんたろう

お腹の不調にお悩みの方から
質問をいただきましたよ

仕事環境の変化は、私たちの心だけでなく体にも大きな影響を与えます。特に胃腸は「第二の脳」とも呼ばれ、ストレスの影響を最も受けやすい臓器の一つです。

新しい職場での緊張や忙しさから、胃もたれや吐き気に悩まされている方は少なくありません。「体重を戻さなきゃ」と焦って無理に食べることで、かえって症状が悪化してしまうこともあります。

今回は、仕事を変えてから胃の不調に悩まされている方のご相談をもとに、ストレスが胃腸に与える影響と、その改善方法について詳しく解説していきます。

外見的な特徴とお悩みの症状など

今回ご相談いただいた方の基本情報は以下の通りです。

  • もともと痩せ型の体質
  • 仕事を変えてから症状が出始めた
  • さらに体重が減少してガリガリになってきた

主な症状:
・胃もたれがひどい
・食べている途中で戻しそうになる
・食後に胃がパンパンに膨らむ
・いつまでも食べ物が胃に残っている感じがする
・吐き気への不安から食べることが怖くなっている
・うどん一玉を食べるのもキツい
・お腹は空くのに食べられない

どんな症状が出ているんですか?

最近仕事を変えて忙しくなってから、胃を壊してしまって困っているとのこと。具体的には、胃もたれがひどくて食べている途中で戻しそうになるという症状が出ています。

食べると胃がパンパンに膨らんで、いつまでも食べ物が残っている感じがするそうです。この状態が続くと、食事をすること自体がストレスになってしまいますよね。

仕事を変えてから症状が出始めたということは、環境の変化が大きく影響している可能性があります。

これまでどんな対策をされましたか?

ご自身で**六君子湯(りっくんしとう)**という漢方薬を飲み始めたそうです。六君子湯は胃腸の働きを助ける代表的な漢方薬ですね。

最初は胃もたれが無くなって効果を実感できたとのこと。しかし、体重を戻そうと必死になって調子に乗って色々お腹いっぱい食べたところ、また数日前から症状が悪化してしまいました。

お腹が全然空かないのに無理してご飯を食べたせいで吐き気が出てしまい、一昨日からはうどん一玉食べるのもキツい状態に。今は吐き気はないものの、お腹は空くのにたくさん食べたいけど、吐き気が不安で食べられないという悪循環に陥っています。

この症状の原因は何ですか?

この症状の背景には、いくつかの要因が重なっています。

仕事を変えて忙しくなった頃からの症状なので、ストレスの影響で気が滞っている(気滞:きたい)可能性が高いと考えられます。もともと痩せ型なので、胃腸が弱い体質でもありそうです。

ただし、お腹は空くということは、単純な胃腸の弱りだけの問題ではありません。不安感や食事への恐怖心があることから、ストレスによる気の滞りが胃腸の働きに悪影響を与えていると考えられます。

その状態で無理して食べるので、余計に胃腸の働きに負担がかかり、機能が低下しているようです。毎日緊張している状態が続くと、その緊張やストレスが胃腸の動きを乱してしまうのです。

ではこの方に、おススメの自然療法を教えて下さい

今の状態では、**抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)**という漢方が合いそうです。

この漢方は、ストレスで乱れた気の流れを整えながら、胃腸の動きも助けてくれる処方です。単純に胃腸を補うだけでなく、ストレスケアも同時に行えるのが特徴ですね。

それと同時に、食事の仕方も見直してみましょう。まず空腹感を感じてから食べるようにしてください。そして食べるときは、よく噛んで腹八分目を心がけてください。

「お腹を元気にするためにも体重を戻すためにも、たくさん食べないとダメ」と思ってしまう気持ちはよくわかります。でも今は、お腹の負担を軽減することが最も大切です。

お腹が処理できる以上に食べ物が入ってきたことで、お腹への負担が強くなっていますので、太るためではなく、美味しく楽しく食事することを心がけてください。次に空腹感を残すようなイメージで、気持ちよく食べられる量をゆっくり味わって食べてみましょう。

この体質改善に効果が期待できる漢方薬

ストレスによる気の滞りと胃腸の弱りが組み合わさった体質の改善には、以下のような漢方薬が効果的です。ただし、これらはあくまでストレス性の胃腸症状を持つ体質の改善に効果が期待できる漢方薬であり、今回のご相談者様に必ずしも合うとは限りません。

  • 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ): ストレスや緊張で気が滞り、それが胃腸に影響している場合に使用します。気の流れを整えながら、胃腸の働きを助ける効果があります。
  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう): 気分が塞いで喉や胸のつかえを感じる方に適しています。ストレスによる気の滞りを改善し、胃腸の不快感を和らげます。
  • 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう): ストレスによる緊張と胃腸の弱りが両方ある場合に使用します。気の巡りを良くしながら、消化機能を整える働きがあります。

症状が複雑な場合には、単独の漢方薬では十分な効果が得られないこともあります。当店では、お一人お一人の体質や症状に合わせた漢方相談を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

まとめ

仕事環境の変化によるストレスは、思っている以上に胃腸に影響を与えます。今回のケースでは、ストレスによる気の滞りが胃腸の働きを乱し、食事への不安がさらに症状を悪化させるという悪循環が生じていました。

改善のポイントは2つあります。1つ目は、抑肝散加陳皮半夏のようなストレスケアと胃腸ケアを両立できる漢方を活用すること。2つ目は、無理に食べようとせず、空腹感を感じてから腹八分目でゆっくり味わって食べるという食事スタイルへの転換です。

体重を戻したい気持ちは理解できますが、まずは胃腸の機能を回復させることが先決です。焦らず、美味しく楽しく食事できる状態を目指していきましょう。

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ピヨ先生
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