
ピヨ先生
こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
のどの乾燥にお悩みの方から
質問をいただきましたよ
秋の風が心地よくなってきましたね。でも、この季節になると空気が乾燥して、のどがイガイガしたり、咳が出やすくなったりしていませんか?
中医学では、秋は「肺」の季節と考えられています。空気の乾燥により、肺や呼吸器系にトラブルが起こりやすくなるのです。
そんな時におすすめしたいのが、今回ご紹介する「梨のはちみつジャム」です。梨の自然な甘さと潤い効果、そしてはちみつののどを潤す力で、秋の乾燥から身体を守ってくれます。
のどの調子が気になる方や、秋の乾燥対策をしたい方にぴったりのレシピです。
梨のはちみつジャムの食材が持つ薬膳パワーとは?
梨(なし)
性味・帰経:
- 性味:涼・甘・微酸
- 帰経:肺・胃
薬膳効果:
- 清熱化痰:体の余分な熱を冷まし痰を除く
- 生津潤燥:体液を補い乾燥を潤す
- 潤肺止咳:肺を潤し咳や喉の痛みを和らげる
蜂蜜(はちみつ)
性味・帰経:
- 性味:平・甘
- 帰経:脾・肺・大腸
薬膳効果:
- 補中緩急:胃腸を補い痛みを和らげる働き
- 潤肺止咳:肺を潤し咳を止める働き
- 潤腸通便:腸を潤し便通を良くする働き
甜菜(てんさい)
性味・帰経:
- 性味:涼・平・甘
- 帰経:肺・脾・胃・肝・腎
薬膳効果:
- 活血行瘀:血流を促進し血の滞りを改善する
- 清熱解毒:体内の熱と毒素を取り除く効果
- 寛胸下気:胸の詰まりを取り気の流れを良くする
梨のはちみつジャムの作り方
材料
- 梨:適量
- はちみつ:梨の重量の15%
- てんさい糖:梨の重量の15%
- レモン汁:適量
作り方
- 梨を切る
- 梨を皮をむいて、適当な大きさに切ります
- 重さを量る
- 切った梨の重さを量り、はちみつとてんさい糖の分量を計算します
- フードプロセッサーにかける
- 梨をフードプロセッサーで細かく刻みます
- てんさい糖、はちみつを入れ、混ぜる
- 刻んだ梨にてんさい糖とはちみつを加えてよく混ぜます
- 中火で10-15分煮る
- 鍋に入れて中火で加熱し、少しとろみがついたら火を止めます
- レモン汁を入れ、混ぜる
- 最後にレモン汁を加えて混ぜて完成です
お召し上がり方: パンやヨーグルトにのせてお楽しみください。
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
この梨のはちみつジャムは、特に以下のような方におすすめです:
乾燥体質の方
- のどがよく渇く
- 肌が乾燥しがち
- 空咳が出やすい
肺・呼吸器系が弱い方
- 季節の変わり目に咳が出やすい
- のどが敏感
- 風邪をひきやすい
疲れやすい方
- 慢性的な疲労感がある
- 胃腸が弱い
- 食欲不振気味
梨の涼性の性質が身体の余分な熱を取り除き、はちみつの平性が胃腸を優しく補ってくれます。
気をつけたい点と注意事項
このジャムを作る際、以下の点にご注意ください:
はちみつに関する注意
- 1歳未満のお子様には与えないでください
- ボツリヌス菌のリスクがあるため、必ず1歳を過ぎてからお与えください
体質による注意点
- 胃腸が冷えやすい方は、食べ過ぎにご注意ください
- 梨は涼性のため、冷え性の方は温かい飲み物と一緒にお召し上がりください
保存に関して
- 手作りのため、冷蔵庫で保存し、早めにお召し上がりください
- 清潔な容器で保存し、1週間程度で使い切るようにしましょう
まとめ
秋の乾燥対策にぴったりの梨のはちみつジャムをご紹介しました。
梨の潤い効果とはちみつの優しい甘さが組み合わさった、まさに薬膳の知恵を活かした一品です。のどの調子が気になる方や、秋の乾燥から身体を守りたい方にとって、とても頼もしい味方になってくれるはずです。
作り方もとても簡単なので、ぜひお試しくださいね。パンやヨーグルトと一緒に、秋の潤いチャージを始めてみませんか?
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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