
こんにちは
どうなさいましたか?

のどの乾燥にお悩みの方から
質問をいただきましたよ
秋の訪れとともに、空気が乾燥してきますね。この時期になると、のどの乾燥や空咳に悩まされる方も多いのではないでしょうか。
秋は中医学でいう「燥邪(そうじゃ)」の影響を受けやすい季節です。空気の乾燥によって、私たちの体も潤い不足になりがちなんです。
そんな秋の不調におすすめなのが、梨のはちみつ漬けです。梨は90%が水分で、のどや肺を潤すのにぴったりの食材。はちみつと組み合わせることで、より効果的に体を潤してくれます。
今回は、簡単にできる梨のはちみつ漬けのレシピと、薬膳的な効能について詳しくご紹介しますね。
梨のはちみつ漬けの食材が持つ薬膳パワーとは?
梨(なし)
性味・帰経:
- 性味:涼・甘・微酸
- 帰経:肺・胃
薬膳効果:
- 清熱化痰:体の余分な熱を冷まし痰を除く
- 生津潤燥:体液を補い乾燥を潤す
- 潤肺止咳:肺を潤し咳や喉の痛みを和らげる
蜂蜜(はちみつ)
性味・帰経:
- 性味:平・甘
- 帰経:脾・肺・大腸
薬膳効果:
- 補中緩急:胃腸を補い痛みを和らげる働き
- 潤肺止咳:肺を潤し咳を止める働き
- 潤腸通便:腸を潤し便通を良くする働き
レシピ紹介
材料
- 梨:適量
- はちみつ:梨の80-100%の量
作り方
- 梨を食べやすい大きさに切ります
- 清潔な容器に梨を入れ、はちみつを加えます
- 翌日から、はちみつと梨エキスを1日1回混ぜます (浮いている部分がカビやすいため、必ず混ぜましょう)
- 5-7日程度で完成
- お湯や水で割って飲んだり、ヨーグルトやパンにかけてお召し上がりください
保存方法
- 冷蔵庫で保存
- 清潔なスプーンを使用
- 1週間程度で使い切る
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
この梨のはちみつ漬けは、特に以下のような方におすすめです:
こんな症状でお悩みの方に◎
- のどの乾燥や痛みを感じる方
- 空咳が続いている方
- 痰が絡んでスッキリしない方
- 二日酔いでのどが渇く方
- 秋の乾燥で肌がカサカサする方
体質的には
- 熱がこもりやすい「熱証(ねつしょう)」タイプ
- 体液不足の「陰虚(いんきょ)」タイプ
- 胃腸が弱くて食欲不振の方にも◎
梨の優しい甘さとはちみつの栄養が、疲れた体をそっと癒してくれますよ。
気をつけたい点と注意事項
梨のはちみつ漬けは自然の恵みいっぱいの食材ですが、いくつか注意点があります:
体質による注意点
- 冷え性の方:梨は体を冷やす性質があるため、食べ過ぎに注意
- 胃腸が弱い方:空腹時の摂取は控えめに
摂取方法の工夫
- 冷え性の方は温かいお湯で割って飲む
- 生姜やシナモンなど体を温める食材と一緒に摂る
- のどに炎症がある時は、医師に相談を
はちみつに関する重要な注意
- 1歳未満のお子様には絶対に与えないでください
- 糖分が多いため、糖尿病の方は医師に相談を
- カロリーが高いため、適量を心がける
保存時の注意
- 清潔な容器と道具を使用
- 必ず冷蔵保存
- カビが生えたら使用を中止
まとめ
秋の乾燥対策にぴったりの梨のはちみつ漬けをご紹介しました。
梨の豊富な水分とはちみつの優しい甘さが、乾燥でお疲れの体をしっかりと潤してくれます。のどの調子が気になる方や、秋の乾燥で体調を崩しがちな方にぜひお試しいただきたいレシピです。
作り方もとても簡単で、材料も身近なもので作れるのが嬉しいですね。毎日少しずつ取り入れることで、秋を健やかに過ごしていきましょう。
特に30代以降の女性の方で、季節の変わり目に体調を崩しやすい方や、食事からのケアを大切にしたい方におすすめです。
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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