まぶたがピクピク痙攣する理由とは?東洋医学から見た3つの原因と改善法

目の悩み
ピヨ先生
ピヨ先生

こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
にゃんたろう

まぶたの痙攣にお悩みの方から
質問をいただきましたよ

デスクワークや日常生活の中で、まぶたがピクピクと痙攣して困った経験はありませんか?この症状は多くの方が経験するものですが、実は東洋医学では体の中のバランスの崩れが原因と考えられています。

現代医学では一時的なストレスや疲労として扱われがちですが、東洋医学的な視点から見ると、より根本的な体質の問題が隠れている可能性があります。今回は、まぶたの痙攣が起こる東洋医学的な原因3つと、それぞれの体質改善方法について詳しく解説していきますね。

まぶたがピクピクする原因の一つ目は何ですか?

肝の気が上がりすぎることが原因です。

東洋医学で肝は気の巡りを調整する重要な役割を担っています。しかし、この機能が過剰になると気が停滞してしまいます。

特に体の上の方に熱を帯びて上昇するため、これがまぶたの痙攣につながるとされています。肝気の亢進(こうしん:過剰な働き)は筋肉のこわばりの原因にもなります。

長期間続くと熱が上の方に集まってしまい、まぶただけでなく他の部位にも影響を与える可能性があります。

二つ目の原因について教えてください

体の潤い成分や血が不足することが挙げられます。

東洋医学では陰虚(いんきょ:体を冷やし潤す力の不足)や血虚(けっきょ:血の不足)という状態があります。これらの状態では、体の陰液や血が不足するため、陽気を抑える力が弱くなってしまいます。

相対的に陽気が過剰になると、体の上部や表面に熱や過活動の症状が現れます。全身の筋肉痙攣は血虚、特に心血や肝血の不足で生じることがあるのです。

このタイプの方は、体が乾燥しやすく疲れやすい傾向にありますね。

三つ目の原因は何でしょうか?

腎の働きの乱れが原因となります。

腎の機能は骨格や生殖機能、排泄機能に関わり、体全体の陰陽バランスを左右する重要な臓器です。筋肉の痙攣は腎の過亢進や、腎陰虚を背景とする熱の上昇によって引き起こされることがあります。

腎陰虚では上方に虚熱(きょねつ:実体のない熱)が浮上し、肝の熱が亢進しやすくなるのです。この状態が続くと、まぶたの痙攣だけでなく、様々な不調が現れる可能性があります。

どうすれば改善できるのでしょうか?

生活習慣の改善が最も重要です。

まず規則正しい生活リズムを心がけることが大切ですね。十分な睡眠を取り、ストレスを溜めないよう適度な運動を取り入れましょう。

食事面では、血や潤いを補う食材を積極的に摂取することをおすすめします。

改善に効果的な食材

  • 黒ごま
  • ほうれん草
  • 小松菜
  • その他の養血や滋陰の食材

これらの食材をバランス良く摂取することで、体質改善につながります。

生活上の注意点を教えてください

熱の過剰を避ける生活を心がけることが重要です。

過労や夜更かしは熱の過剰で起こりやすくなりますので、以下の点に注意しましょう。

避けるべき習慣

  • カフェインの過剰摂取
  • アルコールの飲みすぎ
  • 長時間のスマホやパソコン使用
  • 睡眠不足
  • 過度なストレス

特に現代人はデジタル機器の使用時間が長くなりがちですが、適度な休憩を取ることを意識してみてくださいね。

この体質改善に効果が期待できる漢方薬

まぶたの痙攣の体質改善には、以下のような漢方薬が効果を期待できます。ただし、これらは一般的にこの体質改善に用いられる漢方薬であり、個人の症状や体質によって最適な処方は異なります。

主な漢方薬

  • 大柴胡湯(だいさいことう):肝気の亢進による気の巡りの改善に用いられ、ストレスによる症状緩和が期待できます
  • 四物湯(しもつとう):血虚による症状改善に効果的で、血を補い体の潤いを回復させる働きがあります
  • 六味地黄丸(ろくみじおうがん):腎陰虚の改善に用いられ、体の根本的なバランス調整に効果が期待できます

症状が複雑な場合には、単独の漢方薬では十分な効果が得られない場合があります。当店のピヨの漢方では、お一人お一人の体質や症状に合わせた漢方相談を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

まとめ

まぶたの痙攣は、東洋医学的には肝気の亢進、血虚、腎陰虚という3つの原因が考えられます。

それぞれの体質に応じた改善方法を実践することで、根本的な解決につながる可能性があります。生活習慣の見直しと適切な食事、そして必要に応じて漢方薬を取り入れることで、症状の改善が期待できるでしょう。

まぶたの痙攣でお悩みの方は、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。

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ピヨ先生
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