
ピヨ先生
こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
くるみ汁について知りたいと
質問をいただきましたよ
年を重ねると気になってくる「シミ、シワ、白髪…」。そんな美容の悩みに、意外な歴史的事実があることをご存知ですか?
アンチエイジングと美容に力を入れていた清朝の「西太后」。彼女はくるみ汁粉を好んで食べていて、70代でもシミ、シワ、白髪がほとんどなかったと言われています。
この季節、お肌の乾燥や疲れが気になる方も多いのではないでしょうか。今回は、西太后が愛用していた美肌レシピをご紹介します。内側からのケアで、輝く肌を手に入れませんか?
くるみ汁粉の食材が持つ薬膳パワーとは?
くるみ
性味・帰経:
- 性味:甘、温
- 帰経:腎・肺・大腸
薬膳効果:
- 補腎助陽:腎の働きを補い体を温める滋養効果
- 温肺定喘:肺を温め咳や喘息を鎮める効果
- 潤腸通便:腸を潤し便通を改善する効果
豆乳
性味・帰経:
- 性味:甘、平
- 帰経:肺・大腸・膀胱
薬膳効果:
- 健脾利尿:脾胃を健やかにし利尿を促す働き
- 益胃潤燥:胃を補い体を潤す働き
はちみつ
性味・帰経:
- 性味:甘、平
- 帰経:肺・脾・大腸
薬膳効果:
- 補中緩急:胃腸を補い痛みを和らげる働き
- 潤肺止咳:肺を潤し咳を止める働き
- 潤腸通便:腸を潤し便通を良くする働き
クコの実
性味・帰経:
- 性味:甘、平
- 帰経:肝・腎・肺
薬膳効果:
- 滋補肝腎:肝腎を滋養し強化する働き
- 益精明目:精を補い目を明らかにする働き
- 潤肺止咳:肺を潤し咳を止める働き
レシピ紹介
材料
くるみ汁粉
- くるみ:50g
- 豆乳:50ml(第1回投入分)
- 豆乳:250ml(第2回投入分)
- ココナッツミルク:100ml
- はちみつ:40g
- 塩:少々
白玉だんご
- 水:45-50ml
- 白玉粉:50g
飾り
- クコの実:適量
作り方
くるみ汁粉の作り方
- くるみ50gと豆乳50mlをフードプロセッサー(またはミキサー)に入れて回す
- 豆乳250mlを追加し、再びフードプロセッサーを回す ※最初にすべての豆乳を入れると、くるみがうまく砕けないので2回に分けて入れてください
- 鍋に移し、ココナッツミルク、はちみつ、塩を加える
- 火にかけて温まったら完成
白玉だんごの作り方
- ボウルに水45-50mlを入れる(袋に記載されている量でも可)
- 白玉粉を加え、耳たぶくらいの固さになるまで混ぜる ※水分が足りなければ、少しずつ足す
- 白玉を8個くらいに丸める
- 沸騰したお湯に入れてゆでる
- 白玉が浮いてきてから、さらに1分ほどゆでる
- ゆで上がったら冷水をはったボウルに移して冷やす
- くるみ汁粉にのせて完成
クコの実の準備
- 水に入れて戻しておく
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
このくるみ汁粉は、特に以下のような方におすすめです:
おすすめのタイプ
- 肌の乾燥が気になる方:くるみとはちみつが肌を内側から潤します
- 疲れやすく元気がない方:豆乳とはちみつが気血を補い、エネルギーをチャージ
- 髪のパサつきや白髪が気になる方:くるみの腎精補益効果で美髪をサポート
- 目の疲れを感じる方:クコの実が目の疲れを癒し、肝腎を養います
- 冷え性の方:くるみの温性が体を内側から温めてくれます
特に秋冬の乾燥する季節や、ストレスで疲れがたまっている時に取り入れてみてくださいね。
気をつけたい点と注意事項
注意が必要なケース
- 1歳未満のお子様:はちみつを使用しているため、絶対に与えないでください
- ナッツアレルギーの方:くるみアレルギーがある場合は摂取を避けてください
- 糖尿病の方:はちみつが含まれているため、血糖値の管理に注意が必要です
- 胃腸が弱い方:くるみは脂質が多いため、一度に大量摂取すると胃もたれする可能性があります
摂取のポイント
- 1日1杯程度を目安に、適量を心がけましょう
- 体調に合わせて、はちみつの量を調整してください
- 冷えが気になる方は、温かいうちにお召し上がりください
まとめ
西太后が愛用していたくるみ汁粉は、美肌と健康を内側からサポートする理想的な薬膳スイーツです。
くるみの腎精補益効果、豆乳の気血補給、はちみつの肺潤い効果、クコの実の肝腎養生効果が組み合わさることで、シミ・シワ・白髪対策に自然にアプローチできます。
特に肌の乾燥や疲れが気になる方、髪のパサつきが気になる方におすすめです。現代の忙しい生活の中で、西太后の美容法を取り入れて、内側から輝く美しさを手に入れませんか?
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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