
こんにちは
どうなさいましたか?

寒い時期のだるさにお悩みの方から
質問をいただきましたよ
寒い季節になると、なんとなく体が重だるく感じることはありませんか?
冬は中医学では「腎」の季節と言われ、体の根本的なエネルギーが不足しやすい時期です。そんな時期におすすめなのが、くるみを使ったブリスボール。
「砂糖なし」「グルテンフリー」「添加物なし」の罪悪感ゼロスイーツとして注目されているブリスボールは、実は薬膳の視点から見ても理にかなった優秀なお菓子なんです。
今回は、疲れた体に優しく働きかける3種類のくるみブリスボールをご紹介します。簡単に作れるので、忙しい毎日の合間にぜひ試してみてくださいね。
くるみブリスボールの食材が持つ薬膳パワーとは?
くるみ
性味・帰経:
- 性味:甘、温
- 帰経:腎・肺・大腸
薬膳効果:
- 補腎助陽:腎の働きを補い体を温める滋養効果
- 温肺定喘:肺を温め咳や喘息を鎮める効果
- 潤腸通便:腸を潤し便通を改善する効果
黒ごま
性味・帰経:
- 性味:甘、平性
- 帰経:肝・腎・大腸
薬膳効果:
- 滋補肝腎・養血益精:肝腎を滋養し血を養う働き
- 潤燥滑腸:体を潤し腸の働きを滑らかにする働き
無花果(いちじく)
性味・帰経:
- 性味:平・甘
- 帰経:小腸・膀胱・大腸
薬膳効果:
- 潤腸通便(じゅんちょうつうべん):腸を潤し便通を改善する便秘解消効果
- 健脾益胃(けんぴえきい):脾胃を健やかにし消化機能を高める
- 潤肺止咳(じゅんぱいしがい):肺を潤し咳や痰を鎮める効果
- 消腫解毒(しょうしゅげどく):炎症を抑え毒素を排出する作用
クコの実
性味・帰経:
- 性味:甘、平
- 帰経:肝・腎・肺
薬膳効果:
- 滋補肝腎:肝腎を滋養し強化する働き
- 益精明目:精を補い目を明らかにする働き
- 潤肺止咳:肺を潤し咳を止める働き
レシピ紹介
材料
●ごま、くるみブリスボール
- 黒ゴマ:20g
- くるみ:20g
- はちみつ:20g
- 塩:少々
●くるみ、いちじくブリスボール
- くるみ:30g
- いちじく(ドライ):40g
- 塩:少々
●くるみ、クコの実ブリスボール
- くるみ:40g
- クコの実:20g
- 塩:少々
作り方
- 材料をミルサーまたはフードプロセッサーに入れる
- それぞれの材料を一度に入れて、ミルサーまたはフードプロセッサーを回します
- 混ぜながら粉砕する
- 水分が少ないので、容器をトントンして混ぜながら粉砕してください
- ペースト状になるまで回し続けます
- 成形する
- ラップまたは手で押し固めて、お好みの大きさに丸めます
※注意事項 はちみつを使用しているため、1歳未満のお子様には与えないでください。
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
●ごま、くるみブリスボール
- 疲れやすく、髪や肌の乾燥が気になる方におすすめ
- 黒ゴマとくるみの組み合わせで、腎と肝を同時に補い、アンチエイジング効果が期待できます
●くるみ、いちじくブリスボール
- 便秘がちで、胃腸の調子が不安定な方に最適
- いちじくの潤燥作用で腸を潤し、くるみで腎を補強します
●くるみ、クコの実ブリスボール
- 目の疲れや視力低下が気になる方、パソコン作業が多い方におすすめ
- クコの実の明目効果で目の健康をサポートします
特に冬の寒さで体が冷えやすい方、慢性的な疲労感がある方には、どのタイプも腎を補う作用があるため効果的です。
気をつけたい点と注意事項
●消化に関する注意点
- くるみは脂質が多いため、一度に大量に食べると消化不良を起こすことがあります
- 1日3〜4個程度を目安に、様子を見ながら摂取してください
●体質による注意点
- 下痢をしやすい方は、くるみの潤腸作用により症状が悪化する可能性があります
- 熱っぽい症状がある時は、温性のくるみより涼性のいちじくタイプがおすすめです
●アレルギーについて
- ナッツアレルギーの方は摂取を控えてください
- ゴマアレルギーの方は、ゴマ入りタイプを避けてください
●保存について
- 冷蔵庫で保存し、3〜4日以内に食べ切るようにしましょう
まとめ
くるみを使ったブリスボールは、砂糖不使用でありながら自然な甘さを楽しめる、体に優しいスイーツです。
中医学的には、冬の季節に不足しがちな腎のエネルギーを補う食材を組み合わせることで、疲労回復や美容効果が期待できます。
慢性的な疲れを感じている方、髪や肌の乾燥が気になる方、目の疲れが気になる方には特におすすめです。
簡単に作れるので、忙しい毎日の中でも続けやすく、罪悪感なく楽しめるのが嬉しいポイントですね。ぜひお好みの組み合わせで作ってみてください。
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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