ピヨ先生、こんにちは
口角炎にお困りの方から
質問をいただきましたよ。
今回の記事を読むと以下のことがわかります。
- 口角炎になる理由
- 口角炎の改善方法
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
YouTubeでも解説しています。
口角炎がよくできる
口角炎がよくできるため
10年間ステロイド薬を塗って治していました。
食べ物の種類によって
よく切れるので気を付けていましたが
2週間前にケーキを食べた後
口周りが赤く腫れ
ステロイドが効かなくなりやめました。
脱ステロイド1週間目ですが
赤みがさらに増し
マスクなしでは外出できません。
鼻の下に小さなブツブツができ
鼻から下や口角、顎下が赤くなり
ヒリヒリする時はプロペトを塗っています。
とのことです。
口角炎とお腹の働き
口角炎など口唇での症状ですので
東洋医学ではお腹の働きを調整する
脾気の働きの乱れを考えます。
どうしてですか?
東洋医学では
その臓腑が外部と直接つながっている場所を
開竅部といいますが
脾胃は口に開竅すると言います。
また唇は脾胃の華と言いますが
華は外から
その臓腑の機能の状態や様子が
分かる場所を言います。
では脾気の働きの乱れが原因ですか?
食べ物の種類によってよく切れていたことや
ケーキを食べて悪化したことなど
もちろんお腹の働きの影響はありそうですが
長年食事に気を付けていたにもかかわらず改善せず
胃腸の症状のご記載がないことから
脾気の問題だけではなさそうにも感じます。
口角炎と精神活動
何がもう一つの原因ですか?
唇を含めた口腔には
心気の働きも深く関わっています。
東洋医学で心気は
精神思惟活動を司る場所とされていて
意識状態や睡眠などに関わると考えますが
例えば、頭の中の考えを外へ出すには
話すことが一番手っ取り早いですが
その際に舌の動きと共に
口唇の形を変えることで
言葉を作り出す役目を担っています。
そのため、口唇と心気は関連が深く
心気の働きが乱れて熱を持った状態
心火や心陰虚があると
口唇に影響することが良くあります。
ブツブツができた部位
ブツブツもできるそうですね
鼻の下から顎にかけての
顔の中での下部に位置する部位に
ブツブツができていますので
脾気の乱れももちろんありそうです。
ケーキなどの様に体に湿邪を
生じさせやすい食べ物で悪化したことから
脾胃の湿熱が影響しているのと共に
口唇という場所や
特に目立った胃腸症状の訴えがないことから
心気の働きの乱れで
口角炎になっているのかもしれません。
どうしたら良いの?
どうしたら良いですか?
漢方薬でしたら
心気の熱を冷ますものや
脾胃に停滞している
湿熱を追い払うものを
生活習慣としては
お腹の働きを応援し
心気にこもった熱を解消するために
適度に体を動かすように心がけて
空腹感を感じてから
良く噛んで食べるのを心がけましょう。
そして普段から早めで時間もたっぷりとした
睡眠を心がけましょう。
まとめ
今回は、口角炎について
解説しました。