午前11時から12時半に口臭が強くなる理由と対策を解説

口臭
ピヨ先生
ピヨ先生

こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
にゃんたろう

口臭にお困りの方から質問をいただきましたよ。

「なぜか決まった時間に口臭がひどくなる…」そんな悩みを抱えていませんか?特に午前中、ちょうどお昼前の時間帯に口臭が気になるという方は意外と多いものです。この現象には東洋医学的な視点から見ると、興味深い理由が隠されています。

今回は、特定の時間帯に口臭が強くなるメカニズムと、その対策について東洋医学の観点から詳しく解説していきます。日常生活の中で実践できる自然な対処法も併せてご紹介しますので、同じお悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。

外見的な特徴とお悩みの症状

  • 症状:午前11時から12時半頃に口臭がひどくなる
  • 特定の時間帯のみに症状が集中している

なぜ午前11時頃に口臭がひどくなるのでしょうか?

午前11時から12時半頃に口臭がひどくなる現象には、いくつかの原因が考えられます。東洋医学の視点から見ると、この時間帯は体の中で特徴的な変化が起こっている時間です。

まず、11時頃はちょうど昼食前の時間帯にあたります。この時間になると、体はこれから食事を摂るために胃腸の働きが自然と高まり始めます。そのため「胃の熱」が強まる時間帯なのです。

もともと胃熱が強い体質の方は、この時間帯にさらに症状が悪化して口臭として現れやすくなります。また、体内の潤いが不足している場合も、相対的に熱が強まることで胃熱が増し、口臭の原因となることがあります。

さらに、気の滞り(体内のエネルギーの流れが滞っている状態)による熱がある場合、その影響が胃に向かって胃熱を引き起こし、口臭として現れることも考えられます。

ではこの方に、おススメの自然療法を教えて下さい

漢方薬によるアプローチ

胃熱が強い体質の方の口臭改善に効果が期待できる漢方薬としては、以下のようなものがあります:

  • 黄連解毒湯(おうれんげどくとう):体内の熱を冷まし、特に胃熱を鎮める効果があります。熱による口臭や口の渇きに効果的です。
  • 甘露飲(かんろいん):潤いを補い熱を冷ますことで胃の機能を整えることで、胃の不調による口臭に適しています。
  • 香蘇散(こうそさん): 気の巡りを改善し、ストレスによる胸やけや胃の不快感を和らげる漢方薬です。

※これらは特定の体質改善に効果が期待できる一般的な漢方薬の紹介であり、個人の症状に合わせた処方ではありません。症状が複雑な場合には、単独では効果が現れない場合もあります。当店では個人の体質に合わせた漢方相談も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

生活習慣の改善

胃熱を制御するためには、日常の食習慣を見直すことも大切です。以下のような食べ物を控えるようにしましょう:

  • 脂っこいもの
  • 甘いもの
  • 味の濃厚なもの
  • 辛いもの

これらの食品は胃に負担をかけ、胃熱を強める原因となります。代わりに、消化に優しい食事を心がけてみましょう。

また、食事の際には以下の点に注意するとよいでしょう:

  • 食べ物をよく噛む(一口30回を目安に)
  • 腹八分目を心がける
  • 食事と食事の間隔を適切に取る

これらの習慣を取り入れることで、お腹への負担を減らし、胃熱の発生を抑えることができます。

まとめ

午前11時頃に口臭が強くなる現象は、東洋医学的に見ると「胃熱」が強まることが主な原因と考えられます。この時間帯は食事の前で胃の働きが活発になり始める時間であり、もともと胃熱が強い体質の方や、体内の潤いが不足している方、気の滞りがある方は症状が現れやすくなります。

対策としては、胃熱を鎮める漢方薬の服用や、食生活の改善が効果的です。特に脂っこいものや刺激物を控え、よく噛んで食べることを心がけましょう。

症状が続く場合は、専門家に相談して自分の体質に合った対策を見つけることをおすすめします。一人ひとりの体質は異なりますので、個人に合った対応が最も効果的です。

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ピヨ先生
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