こんにちは
どうなさいましたか？
ほてりにお悩みの方から
質問をいただきましたよ
春になると、なんだか体がほてりやすくなったり、のぼせを感じることはありませんか？
季節の変わり目である春は、気温の変化や新生活のストレスで体のバランスが崩れやすい時期です。特に体に熱がこもりやすい方は、イライラしやすくなったり、なかなか眠れなくなったりすることも。
そんな春特有の不調には、体の熱を冷ます食材を取り入れた食事がおすすめです。
今回ご紹介するのは、キウイフルーツを使った簡単ジャムのレシピ。2-3月は国産キウイフルーツが追熟を終え、安価で手に入る絶好の時期でもあります。
キウイフルーツは中医学では「体の熱を冷まし、のどの渇きを解消する」働きがあるとされ、春のほてりやのぼせに悩む方にぴったりの食材なんです。
キウイジャムの食材が持つ薬膳パワーとは？
キウイフルーツ
性味・帰経：
- 性味：寒・酸
- 帰経：腎・胃
薬膳効果：
- 清熱止渇（せいねつしかつ）：体の余分な熱を取り、のどの渇きを癒す
- 降逆和胃（こうぎゃくわい）：胃の調子を整え、消化不良を改善する
- 利尿通便（りにょうつうべん）：むくみを解消し、便秘を改善する
甜菜（てんさい）
性味・帰経：
- 性味：涼・平・甘
- 帰経：肺・脾・胃・肝・腎
薬膳効果：
- 活血行瘀：血流を促進し血の滞りを改善する
- 清熱解毒：体内の熱と毒素を取り除く効果
- 寛胸下気：胸の詰まりを取り気の流れを良くする
レモン
性味・帰経：
- 性味：平（涼）、酸、甘
- 帰経：脾、胃、肺
薬膳効果：
- 生津止渇：体液を生み出しのどの渇きを止める
- 利肺潤喉：肺の働きを助け喉を潤す
- 開胃消食：胃を開き消化を促進する
- 安胎：妊娠中の不調を安定させる
レシピ紹介
材料
- キウイフルーツ 適量
- てんさい糖 キウイの20-30％
- レモン汁 適量（お好みで）
作り方
- キウイを洗って、切ります 今回は食感を楽しみたいので、大きくカットしました
- 鍋にキウイ、てんさい糖を入れ混ぜます
- 中火で10-15分、水分が少なくなるまで煮詰めます
- お好みで、レモン汁を入れます
おすすめの楽しみ方：
- ヨーグルトにのせて朝食に
- トーストに塗って手軽なおやつに
- 紅茶に入れてフルーティーなティータイムに
どんなタイプの人に向いている？体質別おすすめコメント
このキウイジャムは、特に以下のような体質の方におすすめです。
熱性体質の方 体に熱がこもりやすく、のぼせやほてりを感じやすい方には特に効果的です。春の陽気に反応して体の熱が上がりやすい方にもぴったり。
胃腸の調子が不安定な方
キウイフルーツの和胃作用（胃の働きを整える）により、ストレスで胃がムカムカする方や、食欲不振の方にもおすすめできます。
水分不足を感じやすい方 のどの渇きを感じやすい方や、肌の乾燥が気になる方にも、キウイフルーツの生津効果（体液を生み出す働き）が役立ちます。
便秘がちな方 キウイフルーツの食物繊維と利水作用により、お通じの改善も期待できるでしょう。
気をつけたい点と注意事項
このキウイジャムを楽しむ際に、以下の点にご注意ください。
冷え性の方は摂りすぎに注意 キウイフルーツは体を冷やす性質があるため、普段から手足が冷えやすい方や、お腹を壊しやすい方は食べすぎないよう気をつけましょう。
胃酸過多の方は様子を見ながら キウイフルーツの酸味が胃に刺激を与える場合があります。胃酸が多い方や胃炎のある方は、少量から試してみてください。
糖分の摂りすぎに配慮を ジャムには糖分が含まれているため、血糖値が気になる方は適量を心がけてくださいね。
アレルギーのある方 キウイフルーツにアレルギーのある方は摂取を避け、初めて食べる小さなお子様は少量から様子を見ることをおすすめします。
まとめ
春のほてりやのぼせに悩む方にぴったりのキウイジャム、いかがでしたか？
キウイフルーツの体の熱を冷ます働きと胃腸を整える効果を活かした、シンプルで美味しいレシピです。
特に熱がこもりやすい体質の方や春の気候変化で体調を崩しやすい方には、ぜひ試していただきたい一品です。
2-3月の旬の時期を活かして、手作りの薬膳ジャムで体調管理をしてみませんか？毎日の食事に少しずつ取り入れることで、体の内側からバランスを整えていきましょう。
このレシピの動画はこちらから（YouTube）
参考文献
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