ピヨ先生こんにちは。
顔色赤茶色にお悩みの方から
質問をいただきましたよ。
YouTubeでも解説しています。
外見的な特徴とお悩みの症状
この方の体質の特徴
顔色赤茶色とのことですね。
東洋医学では色によって
体の中の熱の様子や
潤いの状態を探っていきます。
赤は熱の勢いが
強い状態と考えますが
そこに茶色が混じるので
潤いの不足があって勢いがなく
熱がこもっているのかもしれません。
どうしてですか?
血液の巡りが良い状態だと
赤血球が酸素を
細胞へと届けた後でも
留まることなく
肺へと戻ってこられるので
酸素の結びついた色である
赤色が目立って
見えるようになります。
しかし血液の巡りが悪く
赤血球が停滞している間に
周辺の細胞に
どんどんと
酸素を奪われてしまうと
酸素と結びついていない
ヘモグロビンの色に戻る
赤血球が多くなるので
赤黒い色が目立つようになります。
しかも潤いの不足がある場合
赤血球の数自体に変化がなく
潤いの不足によって
血清量が減少しています
そうなると
酸素濃度の上昇がありませんので
赤色が濃くなっても
鮮やかな赤にはならず
くすんだ感じの赤茶色になります。
この方も潤いの不足で
顔色が赤茶色なのですか?
舌の形が薄い
舌に溝や割れ目がある
目が疲れやすく乾燥しやすいなどから
潤いの不足が感じられます。
尿の回数が1日に10回で普通量
大便が1日に一回で軟らかすぎることから
摂取した飲食物は
あまり有効利用されずに
外へと出て行っているように感じます。
しかし、BMIはやや痩せによるものの
普通の範囲内ですし
皮膚や髪の毛も正常とありますので
全体的に不足しているのではなさそうです。
では、どうしてですか?
顔は脳の働きを調整する
心気と関連が深いと考えます。
不眠になりやすい
寝つき悪い
夢を見ることが多い
不安感が強いなど
熱や潤いの不足によって
心気の働きが過剰に
なっているように感じられます。
心の領域において
潤いの不足があることで
血液が濃厚になって
ドロドロと動きが悪いために
顔色がいつも赤茶色に
なっているのかもしれません。
おススメの自然療法
この方におススメの自然療法を教えてください。
心気の働きが過剰になってしまうと
気や熱が下へと降りてこられなくなり
排尿や排便の正常な働きを
乱すことがあります。
イライラしやすい
怒りっぽいなど
気の巡りの乱れも
ありそうに感じますので
適度な運動がよろしいかと思います。
広場などで散歩をする際に
呼吸に意識を向けながら
頭の中で考えが
湧き上がってきたことに
気が付いたら
すぐに呼吸に意識を
向けるようにしていると
心気の働きが穏やかになってきますので
気が向いた際にでもお試しください。
布団に入ってから眠るまでの間や
目が覚めて眠れなくなってしまったような場合にも
おへその下の丹田に手を当てて
そこに意識を集中しながら
呼吸を続けていると
上部にこもった気が降りてきます。
これを行う際にも
考えに巻き込まれそうになったと
気が付いたら
すぐに丹田と呼吸に
意識を向けるようにすると
考えの空回りが
おさまりやすくなりますので
気が向いた時にでも
お試しください。
まとめ
今回は、顔色赤茶色の方の体験談について
解説しました。
ご自分の体質にあった
漢方薬を試してみたい方は
ピヨの漢方の漢方相談を
ご利用ください。