【疲労】疲れやすくて朝から何となくだるい方の体質の特徴と自然療法

疲れやすい
ピヨ先生
ピヨ先生

こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
にゃんたろう

だるさにお悩みの方から

質問をいただきましたよ。

「朝起きてもスッキリしない…」「なんとなく一日中疲れている…」そんな悩みを抱えていませんか?現代社会では、慢性的な疲労感に悩む方が増えています。東洋医学では、このような症状を「気の巡り」や「水の巡り」の観点から考えます。

今回は、疲れやすさに悩む30代女性のケースを通して、東洋医学的な視点での体質改善法や自然療法についてご紹介します。あなたも毎日を元気に過ごせるヒントが見つかるかもしれません。

外見的な特徴とお悩みの症状

  • 30歳の女性
  • 身長は156cm
  • 体重は52kg
  • BMIは21.37
  • 舌に歯の痕がある
  • 舌の奥の方に薄っすら苔がある
  • 皮膚が乾燥しやすい

この方は「なんとなく疲れやすくて、日常の体力がない」と感じています。特に「朝起きてもスッキリしない」ことが長く続いており、「スッキリ!爽快!で元気な日」を望んでいます。また、寝るのが遅い日は特に翌朝の疲労感が強く、体が痛むこともあるようです。

疲れやすさの原因は何ですか?

東洋医学では、健康でエネルギーに満ちあふれた状態とは、「気」が量的に十分であり、かつ身体全体を順調に巡って届けられている状態だと考えます。つまり、疲れを感じる状態というのは、体のどこかで「気」が不足している状態にあることが考えられるのです。

この方の場合、舌に歯の痕があり全体的に浮腫みがあることから、体内の「水の巡り」にあまり勢いがないと考えられます。また、手足の冷えや舌の奥に薄っすらとした苔があることも、水を巡らせる力の不足を示していそうです。

これにより、以下のような症状が引き起こされていると考えられます:

  • 体内の水分が適切に巡らず停滞している
  • 身体上部へ気血を十分に届けられない
  • 立ちくらみしやすくなる
  • 皮膚の乾燥
  • 寝つきの悪さ

特に朝は「気の巡り」に勢いがない時間帯です。水が停滞して体が冷えている状態では、朝の「気」をしっかり動かすことができず、必要な部位へと届けることができません。そのため、朝起きてもスッキリせず、一日中疲れを感じやすくなってしまうのです。

ではこの方に、おススメの自然療法を教えて下さい

この方の症状改善には、水の巡りと気の流れを良くすることがポイントになります。以下のような自然療法がおすすめです。

1. 水分摂取の工夫

喉が渇いて水を飲みたいという症状がありました。しかし、全体的な浮腫みが気血の巡りを妨げる要因となっているため、水分摂取には注意が必要です。

水分摂取のポイント:

  • 一度にたくさん飲まない
  • 少量ずつこまめに飲む
  • ぬるま湯を意識して飲む

2. 適度な運動習慣

手足が冷えるという症状がありますので、体の熱を作るためにも運動を心がけるとよいでしょう。

おすすめの運動法:

  • 近所を軽く散歩する
  • 軽く汗ばむ程度の運動を継続する
  • 朝の時間帯に体を動かす習慣をつける

適度な運動によって体の熱が高まり、水の巡りも良くなります。運動不足を感じている方は、ぜひ取り入れてみてください。

3. 睡眠の質を高める

睡眠が不足すると気の不足につながります。また、運動で適度な疲労感を得ることで質の良い睡眠を促すことができます。

睡眠改善のポイント:

  • 適度に疲れを感じたら早めに休む
  • 寝る前のスマホやパソコンの使用を控える
  • 規則正しい就寝時間を心がける

おすすめの漢方薬

この症状を改善するためには、以下のような漢方薬が効果的な場合があります。ただし、これらは特定の体質改善に効果が期待できる一般的な漢方薬であり、個人の症状によって合う合わないがあります。

  • 五苓散(ごれいさん):水の巡りを良くし、体内の余分な水分を排出する働きがあります。むくみや冷えの改善に期待できます。
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):女性の冷えや血行不良を改善し、全身の血流を促進する効果があります。
  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):気を補い、疲労回復や元気不足の改善に役立ちます。

症状が複雑な場合には、単独では効果がない場合もあります。当店では漢方相談も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

まとめ

東洋医学では、疲れやすさや朝のスッキリ感のなさは、「気」や「水」の巡りの不足が原因と考えます。今回ご紹介した自然療法を取り入れることで、体内の気の巡りを活性化させ、毎朝スッキリと目覚められる体質づくりを目指しましょう。

特に運動習慣と水分摂取の工夫は、すぐに始められる対策です。無理なくできる範囲から少しずつ取り入れてみてください。継続することで、少しずつ変化を感じられるはずです。

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ピヨ先生
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