
こんにちは
どうなさいましたか?

体の疲労にお悩みの方から
質問をいただきましたよ
忙しい毎日で疲れが溜まっていませんか?甘いものが恋しくなる時、ただ美味しいだけでなく、体にやさしいデザートがあったら嬉しいですね。
今回ご紹介するのは、チョコレートを使わずに作る寒天のココアプリンです。疲労回復や心の安定に効果的なココアの力を借りて、体も心も癒されるデザートを作ってみましょう。
寒天のプルプル食感と、豆乳のやさしい味わいが絶妙にマッチした、罪悪感の少ないヘルシーなスイーツです。漢方の視点から見ても、疲れた体にうれしい効能がたくさん詰まっていますよ。
ココアプリンの食材が持つ薬膳パワーとは?
ココア(カカオ豆)
性味・帰経:
- 性味:平・甘・苦
- 帰経:肺・心・大腸・胃
薬膳効果:
- 補気益心:動悸や疲労、居眠りしやすい症状を改善
- 利尿通淋:尿少や尿の出が悪い状態をサポート
豆乳(とうにゅう)
性味・帰経:
- 性味:平・甘
- 帰経:肺・大腸・膀胱
薬膳効果:
- 潤肺化痰平喘:呼吸器を潤し痰や咳を改善する
- 利尿通便:水分代謝を促しお通じを良くする
- 補虚養血:体力を補い血を養い元気にする
寒天
- 性味:甘、寒、鹹
- 帰経:肺・肝・大腸
薬膳効果:
- 清熱解毒:体内の熱や毒素を取り除く効果
- 化痰寛腸:痰を除き腸の働きを良くする
- 潤腸通便:腸を潤し便通を改善する効果
- 減重降脂:満腹感を与え脂肪吸収を抑制
効能:寒天は体を冷やし、腸内環境を整える効果があります。食物繊維が豊富で便秘解消にも効果的です。
寒天は海藻から作られる天然の食物繊維で、体を冷やしながら腸内環境を整える働きがあります。豊富な膠質(こうしつ・ゼリー状の成分)と食物繊維により、便秘解消や体重管理に役立つ優れた食材です。
レシピ紹介
材料(パウンド型21cm:9.5×22.5×6cm)
- ココア:30g
- てんさい糖:90g
- 豆乳:430ml
- 寒天:4g
- 水:70ml
作り方
- 鍋にココア、てんさい糖を入れて混ぜます
- 豆乳を少し入れて、ココアとなじませます
- 残りの豆乳を入れて、混ぜます
- 弱火で沸騰しない程度に温めます(沸騰させると豆乳がボロボロします)
- 別の鍋に寒天、水を入れて混ぜます
- 沸騰したら火を弱め、2分間混ぜ、寒天をしっかり溶かします
- 4と6を混ぜます
- 容器に入れます。茶漉しで漉すとなめらかな仕上がりになります
- 冷蔵庫で冷やします
- 型から取り出すときは、蒸しタオルで温めます。パレットナイフなどですきまを作ると外れやすくなります
- ココアパウダーをふるいます。温めた包丁で切ると、きれいに切れます
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
疲れやすい方 日頃から疲労感を感じやすい方には、ココアの疲労回復効果がおすすめです。カカオポリフェノールが血流を改善し、体のエネルギー代謝をサポートします。
ストレスを感じやすい方 心配事が多く、イライラしがちな方にココアの安神作用が働きかけます。気持ちを落ち着かせ、リラックス効果が期待できますね。
むくみが気になる方 水分代謝が悪く、むくみやすい体質の方には、ココアの利尿作用が働きかけます。余分な水分の排出をサポートしてくれるでしょう。
胃腸が弱い方 豆乳の補脾益気の働きにより、消化機能をサポートします。寒天も胃腸にやさしく、負担をかけずにデザートを楽しめます。
気をつけたい点と注意事項
ココアの過剰摂取について ココアの大量摂取はニキビ、湿疹、不眠などの症状が出る可能性があります。 1日の摂取量は適量を心がけ、食べ過ぎないよう注意しましょう。
体質による注意点
- 体が冷えやすい方:寒天は体を冷やす性質があるため、食べ過ぎに注意
- 胃腸が弱い方:一度に大量に食べると消化に負担がかかる場合があります
- アレルギー体質の方:豆乳や大豆製品にアレルギーがある場合は摂取を控えてください
保存・摂取について
- 冷蔵庫で保存し、2-3日以内に食べきりましょう
- 適量は1日1-2切れ程度が目安です
まとめ
チョコレートを使わない寒天ココアプリンは、疲労回復と心の安定に効果的な薬膳デザートです。
ココアのカカオポリフェノールによるアンチエイジング効果、豆乳の胃腸サポート、寒天の清熱作用が組み合わさって、体にやさしいスイーツに仕上がります。
特に疲れやすい方、ストレスを感じやすい方、むくみが気になる方におすすめしたい一品です。
材料もシンプルで作り方も簡単なので、ぜひお家で作ってみてくださいね。体も心も喜ぶヘルシーなデザートタイムをお楽しみください。
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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