夏の疲れに優しく効く!手作りあんず酒で潤いケア

にゃんたろう薬膳
ピヨ先生
ピヨ先生

こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
にゃんたろう

夏の疲れにお悩みの方から
質問をいただきましたよ

暑い夏が続くと、のどがカラカラになったり、肌が乾燥したりしませんか?そんな時におすすめしたいのが、手作りのあんず酒です。

旬の時期が短いあんずを使って作るこのお酒は、ただ美味しいだけでなく、中医学的にも素晴らしい効能を持っています。のどの潤いを保ち、美肌効果も期待できる、まさに女性に嬉しい薬膳酒なんですね。

漬けるだけの簡単レシピなので、お料理初心者の方でも安心して作れますよ。

あんず酒の食材が持つ薬膳パワーとは?

杏(杏子)

性味・帰経:

  • 性味:温・甘・酸(微毒)
  • 帰経:肺・心・腎

薬膳効果:

  • 潤肺止咳:肺を潤し咳や喘息症状を緩和する
  • 潤腸通便:腸の乾燥を改善し便通を促進する
  • 生津止渴:体内の水分を補い口の渇きを癒す

てんさい糖

性味・帰経:

  • 性味:甘、温
  • 帰経:脾・胃

薬膳効果:

  • 活血行瘀:血の巡りを良くし滞りを取り除く
  • 清熱解毒:体の熱を冷まし毒素を排出する
  • 寛胸下気:胸のつかえを和らげ気を降ろす

あんず酒の作り方

材料(約1リットル分)

  • あんず:500g
  • てんさい糖:500g
  • 35度以上のお酒(ブランデー推奨):900ml

作り方の手順

  1. 容器の消毒 清潔な保存瓶をアルコールで消毒し、完全に乾燥させます
  2. あんずの下処理 へたを丁寧に取り除き、流水でやさしく洗います
  3. 水分を完全に除去 ペーパータオルで水分をしっかり拭き取り、風通しの良い場所で自然乾燥させます(カビ防止のため重要です)
  4. 材料を瓶に入れる 消毒した容器にあんず、てんさい糖、お酒の順番で入れます
  5. 混ぜ合わせる てんさい糖が底に沈むので、清潔なスプーンで軽く混ぜます
  6. 熟成期間 冷暗所で保存し、2〜3ヶ月で飲めるようになります。さらに長期熟成させると、よりまろやかな味わいに仕上がります

どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント

特におすすめしたい方

  • 乾燥体質の方:のどや肌の乾燥が気になる方に最適です
  • 咳が出やすい方:空咳や痰がからむ咳でお悩みの方におすすめ
  • 便秘がちな方:腸を潤す作用で自然なお通じをサポートします
  • 夏バテしやすい方:暑気あたりの予防と回復に効果的です

中医学では、あんずは**「肺」の臓腑**を潤すとされています。これは呼吸器系だけでなく、肌の潤いとも深い関係があるんですね。

特にエアコンによる乾燥夏の強い日差しでダメージを受けた体に、やさしく働きかけてくれます。

気をつけたい点と注意事項

以下の方は摂取を控えめにしてください

  • 体が冷えやすい方:あんずは温性ですが、お酒との組み合わせで体を冷やすことがあります
  • 胃腸が弱い方:空腹時の飲用は避け、少量から始めましょう
  • 妊娠中・授乳中の方:アルコール含有のため摂取をお控えください

保存時の注意点

  • 必ず清潔な容器を使用してください
  • 水分が残っているとカビの原因になります
  • 直射日光を避け、涼しい場所で保存してください

適量は1日おちょこ1杯程度を目安にしてくださいね。

まとめ

手作りあんず酒は、旬の恵みを一年中楽しめる素晴らしい保存食です。のどの潤いを保ち、美肌効果も期待できるこのお酒は、特に乾燥が気になる方や、自然な方法で体調を整えたい方におすすめです。

作り方も漬けるだけの簡単レシピなので、ぜひこの夏の間にあんずを見つけたら、挑戦してみてくださいね。ロックや炭酸割りだけでなく、お菓子作りの風味づけにも活用できて、とても重宝しますよ。

このレシピの動画はこちらから(YouTube)

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