
こんにちは
どうなさいましたか?

のどの乾燥にお悩みの方から
質問をいただきましたよ
じめじめとした梅雨の時期から、暑い夏にかけて。この季節は湿気による体調不良や食欲不振に悩まされることが多いですね。
そして夏になると、今度はエアコンによる乾燥や紫外線による肌ダメージも気になる頃です。そんな季節の変わり目におすすめなのが、あんずのはちみつ漬け。
甘酸っぱいあんずには豊富なベータカロテンが含まれており、老化予防や美肌効果が期待できます。旬の時期が短いので、見つけたら早めに購入して作ってみましょう。
この料理は特に以下のような悩みをお持ちの方にぴったりです:
- 喉の乾燥や咳が気になる
- 便秘がちで腸内環境を整えたい
- 肌の乾燥や老化が気になる
- 夏バテや暑気あたりを予防したい
あんずのはちみつ漬けの食材が持つ薬膳パワーとは?
杏(杏子)
性味・帰経:
- 性味:温・甘・酸(微毒)
- 帰経:肺・心・腎
薬膳効果:
- 潤肺止咳:肺を潤し咳や喘息症状を緩和する
- 潤腸通便:腸の乾燥を改善し便通を促進する
- 生津止渴:体内の水分を補い口の渇きを癒す
蜂蜜(はちみつ)
性味・帰経:
- 性味:平・甘
- 帰経:脾・肺・大腸
薬膳効果:
- 補中緩急:胃腸を補い痛みを和らげる働き
- 潤肺止咳:肺を潤し咳を止める働き
- 潤腸通便:腸を潤し便通を良くする働き
レシピ紹介
材料
- あんず:適量
- はちみつ:あんずと同量
作り方
- あんずの下準備
あんずのへたを取り、きれいに洗って水分をしっかりと拭き取ります - あんずをカット
あんずを半分に割り、種を取り除きます - 容器に入れる
清潔な容器にあんずを入れます - はちみつを加える
あんずと同量のはちみつを注ぎ入れます - 毎日のお手入れ
浮いている部分がカビやすいので、1日1回必ずかき混ぜます - 完成
約1週間で完成です
ポイント: はちみつの酵素で発酵しやすいため、発酵した場合は火にかけて発酵を止めてください。
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
このあんずのはちみつ漬けは、中医学的に以下のような体質の方に特におすすめです:
肺燥タイプ(肺の乾燥が気になる方)
空咳が出やすい、喉が乾燥する、声がかすれがちな方に。あんずとはちみつの潤す力で喉の粘膜をケアできます。
陰虚タイプ(体液不足の方)
肌や髪が乾燥しがち、のぼせやすい、便秘気味な方に。体の潤いを補う食材の組み合わせが効果的です。
脾胃虚弱タイプ(消化機能が弱い方)
食欲不振、疲れやすい、便通が不安定な方に。はちみつの優しい甘さが胃腸を労わります。
気をつけたい点と注意事項
以下の点にご注意ください:
1歳未満のお子様への注意
はちみつを使用しているため、1歳未満のお子様には与えないでください。ボツリヌス菌による中毒のリスクがあります。
発酵に関する注意
はちみつの酵素により発酵しやすい性質があります。発酵した場合は必ず火にかけて発酵を止めてから召し上がってください。
保存方法
清潔な容器を使用し、毎日1回かき混ぜることでカビの発生を防げます。冷蔵庫で保存しましょう。
糖分の摂取量
はちみつを多く含むため、糖尿病の方や血糖値が気になる方は摂取量にご注意ください。
まとめ
あんずのはちみつ漬けは、旬の恵みを活かした薬膳スイーツです。
甘酸っぱい味わいを楽しみながら、喉の潤いケアや美肌効果、便通改善が期待できる一石三鳥の食べ物。特に乾燥が気になる方や、優しい甘さで体調を整えたい方にぴったりです。
作り方も簡単で、毎日のかき混ぜるひと手間が愛情を込めた手作りの証。ぜひこの初夏の時期に、あんずを見つけたら作ってみてくださいね。
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

ご自分の体質にあった
漢方薬を試してみたい方は
ピヨの漢方の漢方相談を
ご利用ください。
