
こんにちは
どうなさいましたか?

冷えにお悩みの方から
質問をいただきましたよ
春になると道端や公園でよもぎの若葉を見かけるようになりますね。この季節のよもぎは特に薬効が高いと言われ、古くから女性の体調管理に重宝されてきました。
冬の間に溜まった冷えやむくみ、春の気候変化による体調の乱れを感じている方も多いのではないでしょうか。そんな時におすすめなのが、よもぎを使った薬膳蒸しパンです。
今回ご紹介するレシピは、よもぎ・小豆・黒糖という女性にやさしい食材を組み合わせた、体を内側から温めてくれるスイーツ。ノンオイルでヘルシーなのも嬉しいポイントです。
よもぎ蒸しパンの食材が持つ薬膳パワーとは?
蓬(よもぎ)
性味・帰経:
- 性味:温・辛・苦・小毒
- 帰経:肝・脾・腎
薬膳効果:
- 温経止血(うんけいしけつ):体を温めて出血を止める作用
- 散寒調経(さんかんちょうけい):冷えを追い払い月経を調整する
- 安胎(あんたい):妊娠を安定させる働き
小豆(あずき)
性味・帰経:
- 性味:甘・酸、平性
- 帰経:心・小腸
薬膳効果:
- 利尿除湿:水分代謝を促しむくみを解消する
- 解毒排膿:毒素を取り除き膿を排出させる効果
黒糖
性味・帰経:
- 性味:甘・温
- 帰経:脾・胃・肝
薬膳効果:
- 温中補虚:体を温め体力を補う滋養強壮効果
- 緩急止痛:痛みを和らげ筋肉の緊張を緩める
- 活血化瘀:血流を良くし血の滞りを改善する
春のよもぎ蒸しパンレシピ
材料(4~6個分)
- 米粉:100g
- 黒糖:15g
- よもぎペースト:50g
- 塩:少々
- 水:120ml
- ベーキングパウダー:5g
- あんこ:適量
- 小豆(トッピング用):お好みで
作り方
- よもぎペーストを作ります 生のよもぎを茹でてアク抜きし、水気を絞ってフードプロセッサーなどでペースト状にします。
- 粉類を混ぜます ボウルに米粉、黒糖、塩を入れてよく混ぜ合わせます。米粉の種類やよもぎペーストの水分によって固さが変わるため、水分量を調整してください。
- よもぎと水を加えます 2によもぎペーストと水を加えて滑らかになるまで混ぜます。
- ベーキングパウダーを加えます 3にベーキングパウダーを入れてさっくりと混ぜ合わせます。
- 型に生地を入れます 容器に生地を半分くらい入れ、中央にあんこを置き、残りの生地をかぶせます。
- トッピングをします お好みで小豆をトッピングします。
- 蒸します 蒸し器のお湯が沸騰したら容器を入れ、蓋をして中火で10~12分蒸します。ノンオイルなので紙からはがしにくい場合は、油5~10gを加えてその分水分を減らしてください。
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
このよもぎ蒸しパンは、特に以下のような体質の方におすすめです。
冷え性の方には、よもぎと黒糖の温める性質が体の芯から温めてくれます。手足の冷えや下腹部の冷えを感じる方に特に適しています。
むくみやすい方には、小豆の利水作用が余分な水分の排出を促します。朝起きた時の顔のむくみや、夕方の足のむくみが気になる方にぴったりです。
婦人科系の不調がある方には、よもぎの調経作用が月経不順や月経痛の緩和をサポートします。生理前のイライラや体調不良を感じる方にもおすすめです。
疲れやすい方には、黒糖の補虚作用が体力の回復を助けます。春の気候変化で疲れを感じやすい時期に最適なスイーツです。
気をつけたい点と注意事項
よもぎは体を温める性質が強いため、普段から熱がこもりやすい方や高血圧の方は量を控えめにしましょう。
小豆は消化に負担をかける場合があるため、胃腸が弱い方や消化不良を起こしやすい方は少量から始めることをおすすめします。
黒糖は血糖値を上げる作用があるため、糖尿病の方は医師に相談の上、摂取量に注意してください。
妊娠中の方は、よもぎの薬効が強いため、摂取前に医師や助産師に相談することをおすすめします。
まとめ
春のよもぎを使った薬膳蒸しパンは、女性の体をやさしくサポートしてくれる頼もしいスイーツです。体を温め、血の巡りを良くし、むくみの解消にも役立ちます。
ノンオイルでヘルシーなので、体調を気遣いながらもスイーツを楽しみたい方にぴったり。春の季節の変わり目で体調を崩しやすい時期に、ぜひ作ってみてくださいね。
特に冷え性やむくみ、婦人科系の不調でお悩みの方には、継続して召し上がっていただくことで、体質改善のお手伝いができるはずです。
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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