
こんにちは
どうなさいましたか?

乾燥にお悩みの方から
質問をいただきましたよ
りんごがおいしい季節がやってきましたね。秋から冬にかけて、空気の乾燥や気温の変化で体調を崩しやすい時期です。
特に便秘や肌の乾燥、のどの不調に悩まされる方も多いのではないでしょうか。そんな季節の不調に優しく寄り添うのが、今回ご紹介する「りんごはちみつシロップ」です。
りんごの皮に含まれる水溶性食物繊維と、はちみつの潤い効果が組み合わさることで、便秘解消はもちろん、体全体を内側から潤してくれる薬膳効果が期待できます。
りんごはちみつシロップの食材が持つ薬膳パワーとは?
りんご
性味・帰経:
- 性味:涼・微酸・甘
- 帰経:脾・胃・心
薬膳効果:
- 清熱生津潤肺:暑熱の発熱、口の渇き、空咳、二日酔いに効果
- 止瀉通便:下痢や便秘、消化不良の改善に働きかける
- 整腸作用:水溶性食物繊維が腸内環境を整える効果
蜂蜜(はちみつ)
性味・帰経:
- 性味:平・甘
- 帰経:肺・脾・大腸
薬膳効果:
- 補中緩急:胃腸を補い痛みを和らげる働き
- 潤肺止咳:肺を潤し咳を止める働き
- 潤腸通便:腸を潤し便通を良くする働き
シナモン
性味・帰経:
- 性味:辛・甘・大熱
- 帰経:腎・脾・心・肝
薬膳効果:
- 補火助陽:体を温め陽気を補う働き
- 温通経脈:経絡を温め血行を促進する働き
- 祛寒止痛:寒さを除き痛みを止める働き
りんごはちみつシロップのレシピ
材料
- りんご:適量
- はちみつ:りんごと同量
- シナモンパウダー:適量
作り方
- りんごをお好みの大きさに切ります
- 清潔な容器に切ったりんごを入れ、はちみつとシナモンパウダーを加えてよく混ぜます
- 1日後にはシロップが出てきて完成です
応用レシピ:りんごはちみつシロップマフィン
材料
- 卵:1個
- 油:15g
- りんごはちみつシロップ:25g
- 塩:少々
- 米粉:50g
- シロップに入れたりんご:50g
- ベーキングパウダー:3g
作り方
- ボールに卵、油、シロップ、塩を入れてよく混ぜます
- 1に米粉を加えて混ぜ合わせます
- 2にシロップに入れたりんごを加えて混ぜます
- 3にベーキングパウダーを入れて混ぜ合わせます
- オーブン170℃で20〜25分焼きます
※シロップの影響で焦げやすいため、焦げてきたらアルミホイルをかけてください
おすすめの楽しみ方
紅茶にシロップを入れると、紅茶の温める作用と合わさって冬にぴったりなドリンクになります。
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
このりんごはちみつシロップは、特に以下のような体質の方におすすめです。
便秘がちで腸が乾燥している方には、りんごの食物繊維とはちみつの潤腸効果がダブルで働きかけます。
のどが渇きやすい方や口の中が乾く方には、りんごとはちみつの生津作用(体液を増やす働き)が潤いを与えてくれますね。
疲れやすく胃腸が弱い方にも、りんごの健脾和胃効果とはちみつの補気作用が優しくサポートしてくれます。
冷え性の方には、シナモンの温める作用が体の芯から温めてくれるでしょう。
気をつけたい点と注意事項
このシロップを作る際に気をつけたい点がいくつかあります。
1歳未満のお子様には与えないでください。はちみつにはボツリヌス菌が含まれている可能性があり、乳児には危険です。
糖分が多いため、糖尿病の方や血糖値が気になる方は摂取量に注意が必要です。適量を心がけてくださいね。
体質が熱っぽい方は、シナモンの量を控えめにするか、様子を見ながら摂取してください。
胃酸過多の方は、りんごの酸味で胃が刺激される場合がありますので、空腹時の摂取は避けましょう。
まとめ
りんごはちみつシロップは、秋冬の乾燥や便秘に悩む方にぴったりの薬膳レシピです。
りんごの食物繊維とはちみつの潤い効果、そしてシナモンの温める作用が組み合わさることで、体を内側から優しくケアしてくれます。
作り方も簡単で、マフィンや紅茶にアレンジできるのも嬉しいポイントですね。
特に胃腸が弱い方、便秘がちな方、乾燥肌に悩む方におすすめしたい一品です。ぜひ旬のりんごを使って作ってみてくださいね。
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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