
ピヨ先生
こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
疲れにお悩みの方から
質問をいただきましたよ
秋の風が心地よく感じられる季節になりましたね。この時期に旬を迎えるぶどうは、ただ美味しいだけでなく、私たちの体を内側から美しくしてくれる素晴らしい食材です。
最近、なんとなく疲れが取れない、肌のくすみが気になる、むくみやすいといったお悩みはありませんか?これらの症状は、中医学では「気血不足」が関係していることがあります。
今回ご紹介するのは、そんなお悩みにぴったりのぶどう薬膳ジュースです。ぶどうに含まれるポリフェノールとアントシアニンが、美肌とアンチエイジングをサポートしてくれますよ。
ぶどう薬膳ジュースの食材が持つ薬膳パワーとは?
葡萄(ブドウ)
性味・帰経:
- 性味:平・甘・酸
- 帰経:脾・肺・腎
薬膳効果:
- 養血補気安胎(ようけつほきあんたい):血を養い気を補い胎児を安定させる
- 強壮筋骨(きょうそうきんこつ):筋肉と骨を強化し体力を増強する
- 利尿消腫(りにょうしょうしゅ):尿の排出を促しむくみを改善する
- 解表透疹(げひょうとうしん):風邪による皮疹の症状を改善する
甜菜(てんさい)
性味・帰経:
- 性味:涼・平・甘
- 帰経:肺・脾・胃・肝・腎
薬膳効果:
- 活血行瘀:血流を促進し血の滞りを改善する
- 清熱解毒:体内の熱と毒素を取り除く効果
- 寛胸下気:胸の詰まりを取り気の流れを良くする
レシピ紹介
材料(約4人分)
- ぶどう:600g
- てんさい糖:300g
- 水:150ml
- レモン汁:大さじ1(お好みで)
※比率の目安:ぶどう1:てんさい糖1/2:水1/4
作り方
- ぶどうを房から外して、丁寧に洗います
- 皮ごと使うので、しっかりと洗ってくださいね
- 水を切って、鍋に入れます
- 水気があると煮込み時間が長くなるので、しっかり切りましょう
- てんさい糖、水を入れて混ぜます
- 全体が均一になるように優しく混ぜてください
- 弱火~中火で10分間煮込みます
- 焦がさないよう、時々かき混ぜながら煮込んでください
- あくを取ります
- 丁寧にあくを取ることで、澄んだ美しいジュースになります
- 火を止めたら、レモン汁を加えます
- レモン汁は酸化防止と風味向上の効果があります
- ジュースを濾します
- 澄んだジュースにしたい場合は、濾し布を使います
- ぎゅっと絞ると濁るので、自然に落ちるまで放置するのがコツです
楽しみ方のバリエーション
- 涼しい日・冷え症の方:HOTでお召し上がりください
- 暑い日:炭酸割りでさっぱりと楽しめます
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
このぶどう薬膳ジュースは、以下のような方に特におすすめです:
気血不足タイプの方
- 疲れやすい
- 顔色が悪い、くすみが気になる
- 貧血気味
- 筋力低下を感じる
水分代謝が悪いタイプの方
- むくみやすい
- のどの渇きを感じやすい
- 尿の出が悪い
美容を気にされる方
- 肌の老化が気になる
- 目の疲れを感じやすい
- シワやたるみを予防したい
中医学では、美しさは内側の健康から生まれると考えられています。このジュースで気血を補うことで、自然な美しさを手に入れましょう。
気をつけたい点と注意事項
摂取量について
- 糖分が含まれているため、1日コップ1杯程度を目安にしてください
- 糖尿病の方は医師にご相談の上、お召し上がりください
体質による注意点
- 胃腸が弱い方は、一度に大量に飲まず、少量ずつお試しください
- 体に熱がこもりやすい方は、少量を薄めて飲むことをおすすめします
保存について
- 冷蔵庫で保存し、2-3日以内にお召し上がりください
- 自然な甘味料を使用しているため、市販品より日持ちしません
まとめ
秋の味覚ぶどうを使った薬膳ジュースは、美味しく飲みながら気血を補える素晴らしい飲み物です。ポリフェノールとアントシアニンによる美肌・アンチエイジング効果も期待できますね。
特に、疲れやすい方、むくみが気になる方、美容を意識されている方にぴったりのレシピです。季節の変わり目で体調を崩しやすいこの時期だからこそ、自然の恵みを活用して体の内側から整えていきましょう。
HOTでも炭酸割りでも楽しめるので、その日の気分や体調に合わせて飲み方を変えてみてくださいね。きっと、体も心も喜ぶはずです。
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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