
ピヨ先生
こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
咳にお悩みの方から
質問をいただきましたよ
季節の変わり目や乾燥する時期になると、咳や痰に悩まされることはありませんか?また、胃のムカムカや肌荒れが気になる方も多いのではないでしょうか。
そんな時におすすめしたいのが、ビワの葉茶です。ビワの木は古い仏教経典に「大薬王樹」という名で紹介されるほど、薬効が高い植物として知られています。
今回は、自宅で簡単に作れるビワの葉茶の作り方と、その薬膳効果について詳しくご紹介します。自然の力で体調を整えたい方に、ぜひ試していただきたいお茶です。
ビワの葉茶の食材が持つ薬膳パワーとは?
枇杷葉(びわよう)
性味・帰経:
- 性味:微寒(平)・苦
- 帰経:肺・胃
薬膳効果:
- 清肺止咳:肺の熱を清め、咳や喘息を鎮める
- 降逆止嘔:胃の逆流を抑え、嘔吐を止める
- 清熱潤燥:体の熱を冷まし、乾燥を潤す
手作りビワの葉茶のレシピ
材料
- ビワの葉:適量
- 水:適量
作り方
- 下処理:ビワの葉の裏についている細かい毛を、たわしでこすって落とします
- この毛があると、お茶が濁ったり、のどの刺激になるため要注意です
- 乾燥:一週間ほど、パリパリになるまで天日干しします
- 色が濃く、古い葉の方が効果が高いと言われています
- 準備:はさみで細かく切ります
- 煮出し:鍋に乾燥したビワの葉、水を入れます
- 抽出:沸騰後、弱火にし、10分くらい煮ます
- 完成:きれいな琥珀色になったら、完成です
- 水を足して2、3回くらい飲むことができます
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
ビワの葉茶は、特に以下のような体質の方におすすめです:
呼吸器系の不調がある方
- 咳や痰が続いている
- のどの乾燥が気になる
- ぜんそくの症状がある
胃腸の調子が悪い方
- 胃のムカムカや吐き気を感じる
- 口の中の渇きが強い
- 胃熱による不快感がある
肌トラブルに悩む方
- 湿疹やあせもができやすい
- アトピーの症状がある
- 肌の炎症が気になる
特に体に熱がこもりやすい体質の方に適しています。暑がりで、のぼせやすい方にもおすすめですね。
気をつけたい点と注意事項
ビワの葉茶を飲む際の注意点をご紹介します:
体質による注意点
- 冷え性の方は飲みすぎに注意しましょう
- 胃腸が弱い方は、空腹時を避けて食後に飲むことをおすすめします
処理上の注意点
- ビワの葉の裏の毛は必ず取り除きましょう
- 生の葉は使わず、必ず乾燥させてから使用してください
その他の注意点
- 妊娠中・授乳中の方は、医師に相談してから飲用しましょう
- 薬を服用中の方は、医師や薬剤師に確認することをおすすめします
まとめ
ビワの葉茶は、古来から「大薬王樹」と呼ばれるほど薬効の高い、自然からの贈り物です。
咳や痰、胃の不調、肌トラブルに悩む方に特におすすめしたいお茶です。作り方も簡単で、自宅で手軽に薬膳ケアができるのが魅力ですね。
季節の変わり目や体調が気になる時に、ぜひビワの葉茶を取り入れてみてください。自然の力で、体の内側から健康をサポートしてくれるはずです。
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

ピヨ先生
ご自分の体質にあった
漢方薬を試してみたい方は
ピヨの漢方の漢方相談を
ご利用ください。
