
こんにちは
どうなさいましたか?

疲労にお悩みの方から
質問をいただきましたよ
寒い季節になると、なんとなく疲れやすくなったり、お肌の調子が気になったりしませんか?そんな時は、体の中から優しくケアしてくれる薬膳スイーツがおすすめです。
今回ご紹介するのは、疲労回復効果のあるココアと体を潤してくれる豆腐を使った、乳製品不使用の濃厚生チョコレシピです。チョコレートを使わずに、まるで本格的な生チョコのような味わいを楽しめますよ。
中医学の視点から見ると、この組み合わせは疲れた心と体を癒し、乾燥しがちな季節に嬉しい潤い効果も期待できます。スプーンで食べるタイプなので、お好みの量を調整しながら楽しんでくださいね。
ココアと豆腐の生チョコが持つ薬膳パワーとは?
ココア(カカオ豆)
性味・帰経:
- 性味:平・甘・苦
- 帰経:肺・心・大腸・胃
薬膳効果:
- 補気益心:動悸や疲労、居眠りしやすい症状を改善
- 利尿通淋:尿少や尿の出が悪い状態をサポート
豆腐(とうふ)
性味・帰経:
- 性味:寒・甘
- 帰経:脾・胃・大腸
薬膳効果:
- 清熱益気和中:体の熱を冷まし気力を補う
- 清熱解毒:熱毒を取り除き炎症を鎮める
- 生津潤燥:体に潤いを与え乾燥を防ぐ
はちみつ
- 性味:甘、平
- 帰経:肺・脾・大腸
薬膳効果:
- 補中緩急:胃腸を補い痛みを和らげる働き
- 潤肺止咳:肺を潤し咳を止める働き
- 潤腸通便:腸を潤し便通を良くする働き
レシピ紹介
材料(作りやすい分量)
- ココア(無糖):30g
- はちみつ:30g
- 充てん豆腐(水切り不要):110g
- ココナッツオイル:60g
- 塩:少々
- お好みで洋酒:少々(なくても可)
作り方
- 材料の準備 寒い日は作業前に材料を温めておく(作業中にココナッツオイルが固まるのを防ぐため)
- 混ぜ合わせる フードプロセッサーやミキサーに全ての材料を入れて、滑らかになるまで回す
- 容器に移す お好みの容器に入れて形を整える
- 冷やして完成 20℃以下になるとココナッツオイルが固まり、濃厚な生チョコ食感に
- お好みで温度調整 少し温めるとココナッツオイルが溶け、とろ~り食感になります
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
この薬膳生チョコは、以下のような症状やお悩みをお持ちの方に特におすすめです:
疲労タイプの方 日頃から疲れやすく、元気が出ない方にココアの補気効果が働きかけます。仕事や家事で疲れた時のおやつタイムにぴったりですね。
乾燥タイプの方 お肌や喉の乾燥が気になる方には、豆腐とはちみつの潤い効果が嬉しいポイントです。特に秋冬の乾燥する季節におすすめです。
ストレスタイプの方 心が疲れている時や、イライラしがちな方にはココアの安神効果が心を落ち着かせてくれます。リラックスタイムのお供にどうぞ。
冷えタイプの方 手足が冷えやすく、温まりにくい方にはココアの温性が体を優しく温めてくれます。
気をつけたい点と注意事項
この薬膳生チョコを楽しむ際に、以下の点にご注意ください:
摂取量について ココアの大量摂取は、ニキビや湿疹、不眠などの症状が出る可能性があります。1日の摂取量は適量を心がけ、食べ過ぎないよう気をつけてください。
お子様への注意 はちみつを使用しているため、1歳未満のお子様には与えないでください。乳児ボツリヌス症のリスクがあります。
体質による注意点
- 胃腸が弱い方は、冷たい状態よりも常温で食べることをおすすめします
- 湿気体質(水分代謝が悪い)の方は、豆腐の涼性とはちみつの甘味が湿を助長する可能性があるため、食べ過ぎに注意しましょう
- カフェインに敏感な方は、夜間の摂取は控えめにしてください
まとめ
今回ご紹介した薬膳生チョコは、疲労回復と美肌効果が期待できる、体に優しいスイーツです。ココアの元気をつける力と、豆腐の潤い効果、そしてはちみつの美容効果が組み合わさって、心も体も癒してくれます。
乳製品やチョコレートを使わないヘルシーなレシピなので、ダイエット中の方にもおすすめです。温度によって食感が変わるので、その日の気分や体調に合わせて楽しんでくださいね。
疲れた時の自分へのご褒美や、大切な人への手作りスイーツとして、ぜひお試しください。きっと心も体も喜んでくれるはずです。
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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