ピヨ先生こんにちは。
のどや口が渇くことにお悩みの方から
質問をいただきましたよ。
YouTubeでも解説しています。
外見的な特徴とお悩みの症状
この方の体質の特徴
夜中に喉や口が乾くそうですね。
飲食物によって体に入ってきた水分は
体の熱によって温められて
気によって導かれ血流にのって
全身を潤しながら巡っていきます。
ところが夜になると
体の温めたり活動させる陽の力が衰えてくるので
重い性質を持つ血分は夜間に動きが悪くなり
潤いが届かなくなるので口やのどが渇くことがあります。
この方は血の動きが悪いのですか？
舌の裏が太く膨らんでいるモノの
舌に紫色が見られるわけでもなく
月経血が塊ってもいないので
それほど血流の悪さは目立ってはいません。
ただ、血や水分は気によって導かれていますので
気が滞っているとこもってしまい
流れが悪くなることがあります。
この方は気が滞っているのですか？
腹が張って苦しい、生理不順
喉に何かが引っかかる感じがするなど
気の巡りはあまり順調ではなさそうです。
また、気の滞りによってこもった熱が生じ
停滞している水分を煮詰めることで
たまに切れにくい黄色い痰となるのかと思いますので
そのこもった熱が
口や喉の渇きを呼ぶのかと思います。
食欲がない多く食べられない
腹部の不快や鈍痛が多い
食べると腹が張りやすいなど
お腹の働きにも負担がかかっていそうです。
お腹の働きを調整する脾気には
水分を巡らせる働きがあります。
脾気が弱ってしまう事で
あちこちに水分が停滞してしまうと
必要な場所へ潤いを届けられなくなるので
口や喉が渇きます。
ま水がお腹の周囲で停滞することで
みぞおちが重くなったり
肺の周囲に停滞することで
咳になることもあります。
おススメの自然療法
ではこの方に、おススメの自然療法を教えて下さい
水の飲み方を注意されているとのことですので
それは続けられるとよろしいかと思います。
また、軽く汗ばむくらいの運動を
心がけるのも良いかと思います。
体を動かすことで
身体全体の水分の巡りも良くなりますし
気の滞りが解消され
お腹の働きも改善しやすくなりますので
もし運動不足かもと心当たりがありましたら
無理のない範囲でお試しください。
そして、お腹が張ってしまう
息切れしやすいとのことですので
時間の空いている時などに
ご自身で気持ちが良いと感じる範囲で
お腹をマッサージするのも良いかと思います。
深くゆったりとした呼吸を行いながら
じっくりと手の温かさで
お腹のしこりをほぐす様なイメージ
で行ってみてください。
それと共に大腿部の前面や
下肢の前面などには
胃と関係の深い経絡が通っていますので
じっくりとマッサージをしたり
ストレッチをして
緩めるようにするのも良いので
もし気が向いたらお試しください。
まとめ
今回は、のどや口が渇く方の体験談について
解説しました。
ご自分の体質にあった
漢方薬を試してみたい方は
ピヨの漢方の漢方相談を
ご利用ください。
喉や口がすごく渇きます。(特に夜中)
1週間程前
水や白湯を飲んでも飲んでも渇きが収まらず
水の飲み方に気を付けたり
柴胡桂枝乾姜湯を飲んだところ
かなり落ち着きました。