ピヨ先生こんにちは。
機能性ディスペプシアにお悩みの方から
質問をいただきましたよ。
YouTubeでも解説しています。
外見的な特徴とお悩みの症状
この方の体質の特徴
機能性ディスペプシアってなんですか?
機能性胃腸症は
検査をしても
明らかな原因となるような炎症や
潰瘍などの異常が
無いのにもかかわらず
胃もたれや胃痛
食後のもたれ
少し食べるだけで
お腹がいっぱいになるなどの
不快な症状を感じる
病気の事を言います。
現代医学的には
ストレスなどが原因で
胃の働きや動きが悪くなったり
胃の粘膜を保護する
粘液の分泌が低下するなどして
知覚が過敏になるなどと言われています。
東洋医学ではどう考えますか?
食べ物を受け入れ分解し
下向きに運んでいく働きを
東洋医学では胃気と言いますが
この胃気と共同作業をして
腸管の蠕動運動を調整しているのを
肝気と言います。
必要な材料を吸収して栄養に作り変え
上向きに運び上げる働きを脾気といい
脾気から受け渡された栄養を
脾気と共に身体全体に配っていく働きも
肝気によって行われています。
これら3つの働きが乱れてしまうと
お腹の働きは正常に行われなくなり
お腹の動きが悪くなります。
この方はどうですか?
悩み事や考え事が多い時に悪化する
食べると腹が張りやすい
ゲップやガスが出ると楽になるなど
食べ物を吸収した後の
運搬の仕組みに
乱れがありそうに感じます。
また冷えた時に悪化して
温めると軽くなるとのことですので
脾気や肝気の働きを底支えしている
芯部の熱源の不足も関係していそうです。
頭が重く感じられることが多い
胃の中でチャポチャポ音がする
尿の量が普通で回数が20回とありますので
体の下部には
動きの悪くなった水分が
停滞しているように感じます。
不眠、不安、うつで
舌の色の紅みが強いとありますので
体の上部には
乾きの様子が感じられます。
頭の働きを調整する
心気の活動が
過剰に働きすぎているため
上部で指令が空回りしてしまい
体の下部には
熱が降りてこられなく
なっているようです。
脾気の働きを低下させるとともに
肝気の巡りの悪さも生じさせることで
正しく働けなくなるため
お腹の不調になっているのかもしれません。
おススメの自然療法
この方におススメの自然療法を教えてください。
養生法の散歩や
早寝早起きは
そのまま続けられると
よろしいかと思います。
悩み事や考え過ぎによって
頭で空回りを起こしているため
熱が生じ
それが脾気や肝気の働きを
乱しているように感じますので
散歩をする際にでも
呼吸に意識を向けるのを取り入れると
よろしいかと思います。
近所を散歩しながら
呼吸に意識を向けるようにして
考えが湧き上がったことに気が付いたら
呼吸に意識を向けるのを続けていくと
頭の過剰な働きが
穏やかに落ちついて
上部にこもった熱が降り
考えや悩みごとのループから
抜けやすくなりますので
気が向いたらお試しください。
仰向けになった状態で
やはり呼吸に意識を向けながら
ご自身の手で
お腹を気持ちの良い範囲で
押して緩めてあげると
効果が高くなります。
押している際に
固く突っ張っている
部位を見つけたら
そこに手を当てて
手の温かさで
緊張を解きほぐすように
呼吸に集中していると
お腹の働きも改善してきますので
こちらもお試しください。
まとめ
今回は、機能性ディスペプシアの方の体験談について
解説しました。
ご自分の体質にあった
漢方薬を試してみたい方は
ピヨの漢方の漢方相談を
ご利用ください。
不眠、食べられない、冷え、不安うつ、頻尿
立ちくらみ、動悸、疲れやすい、目の疲れ。
現在通院はなし。