【めまい】天候で悪化する上下に揺れるめまいと吐き気になる理由

めまい
ピヨ先生
ピヨ先生

こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
にゃんたろう

めまいにお困りの方から

質問をいただきましたよ。

「ふわっと立ち上がった時に目の前が暗くなる」「上下に揺れるような不快なめまいが続く」—そんな症状に悩まされていませんか?

めまいの種類は実に様々で、その原因も一つではありません。特に貧血のようなめまいと上下に揺れるめまいが併発する場合、西洋医学的な検査では「異常なし」と言われてしまうことも少なくありません。

しかし、東洋医学ではこれらの症状を「気血水」の乱れとして捉え、根本からアプローチすることが可能です。今回は特に天候の変化で悪化するめまいに焦点を当て、その原因と改善策をご紹介します。

外見的な特徴とお悩みの症状

  • 貧血のようなめまいと上下に揺れるめまい
  • 頭痛、吐き気の随伴症状
  • ふくらはぎの冷え
  • 天候の変わり目に症状悪化
  • BMI:31.25(肥満度2)

めまいと東洋医学:気血水の視点から見る原因は?

東洋医学では、めまいは体内の「気・血・水」のバランスが崩れることで起こると考えます。特に貧血のような上下に揺れるめまいの場合、気血が体の上部にきちんと届いていないことが大きな要因です。

吐き気を伴うめまいは、気の巡りが上方に偏っている可能性があります。天候の変わり目に症状が悪化するのは、変化に対応する「肝気」の乱れが関係しています。また、ふくらはぎが冷たくなる症状からは、水を巡らせる力が不足し、下半身に水が停滞している状態が見て取れます。

これに肥満が加わると、問題はさらに複雑になります。BMIが高い状態では、動きの悪い水分が体内に充満し、それを巡らせるための気の力も弱まっています。

では、この方におススメの自然療法を教えて下さい

この症状の改善には、気の巡りを整えながら、停滞した水の流れを促進することが重要です。以下の生活習慣の見直しから始めてみましょう。

適度な運動による気血水の巡り改善

肥満度2の状態では、水を巡らせる働きに大きな負担がかかっています。そのため、適度な運動によって巡りへの負担を減らすことが非常に重要です。

特におすすめなのは:

  • ウォーキング(気持ち良いと感じる速さで20〜30分)
  • ストレッチ(特に下半身を意識して)
  • 軽いヨガ(血流促進効果があります)

急に激しい運動を始めるのではなく、毎日続けられる範囲で少しずつ体を動かしていきましょう。

食事療法

気血水のバランスを整えるためには、食事も重要です。

  • 温かい食べ物を中心に(冷たい飲食物は控えめに)
  • 水分の取りすぎに注意(特に就寝前)
  • 気の巡りを促進する生姜、シナモンなどの温性の香辛料を適量取り入れる
  • 塩分や糖分の過剰摂取を控える

漢方薬によるアプローチ

気の巡りを改善し、停滞した水の流れを促進するために、以下のような漢方薬が考えられます。ただし、これらは一般的に気血水の乱れによるめまいに効果が期待できる漢方薬であり、必ずしもこの方に合うとは限りません。

  • 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう):めまいや立ちくらみに用いられ、特に水の巡りを改善します。
  • 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう):めまいや頭痛を伴う症状に効果的で、水の停滞を解消します。
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):気の巡りの改善と精神的な安定に働きかけます。

症状が複雑な場合には、これらの漢方薬を単独で服用しても十分な効果が得られないことがあります。当店では個人の体質や症状に合わせた漢方相談も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

まとめ:めまいを根本から改善するために

貧血のようなめまいと上下に揺れるめまいは、気血水のバランスが乱れることで起こります。特に気の巡りの悪さと水の停滞が原因となっているケースでは、生活習慣の見直しと適切な漢方薬の併用が効果的です。

天候の変化で悪化する症状は、肝気の乱れも関係しているため、ストレス管理も重要になってきます。適度な運動と栄養バランスの良い食事で、気血水の巡りを改善し、根本からめまいを解消していきましょう。

あなたのめまいの症状も、東洋医学的アプローチで解決の糸口が見つかるかもしれません。一人で悩まず、ぜひ専門家にご相談ください。

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ピヨ先生
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