【舌痛症】喉と舌が痛くてたまらない

舌の悩み
ピヨ先生
ピヨ先生

こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
にゃんたろう

のどや舌の痛みにお困りの方から

質問をいただきましたよ。

喉や舌の痛みが長引くと、日常生活に大きな支障をきたしますよね。食事も会話も楽しめなくなり、ストレスも増大します。西洋医学的な検査で「少し腫れがある程度」と言われ、はっきりした原因がわからないまま症状が続くのは本当につらいものです。

今回は、そんな長引くのどと舌の痛みについて、東洋医学の観点から原因を探り、自然な方法での改善策をご紹介します。喉の痛みと精神状態には意外な関連があるかもしれません。一緒に原因を探っていきましょう。

のどと舌が痛いときの症状とは?

外見的な特徴とお悩みの症状

  • のどが痛くてたまらない状態が続いている
  • 喉だけでなく舌も痛くてつらい
  • 耳鼻科では喉に少し腫れがある程度と診断
  • 逆流性食道炎の薬を処方されたが改善しない
  • ガムやのど飴でしのいでいる状態
  • 不安神経症があり、カウンセリングも受診している

このような症状は一見すると単純な風邪や炎症のように思えますが、長引く場合には別の原因が隠れていることがあります。特に西洋医学での治療で改善しない場合、東洋医学的な視点から見ることで新たな発見があるかもしれません。

のどと舌の痛みの原因は何?

東洋医学では、のどの痛みは「気血の流れ」との関連が深いと考えられています。今回のケースでは、喉周囲で気血の流れが悪くなっている可能性があります。

逆流性食道炎のお薬が処方されていることからは、「肝気の滞り」があり、エネルギーが上方へと偏って流れている状態かもしれません。ただし、「少しの腫れ」とのことですので、それほど強い滞りではないようです。

舌の痛みについては、東洋医学では次のように考えます:

  1. 舌は飲食との関わりから「脾気」(消化機能を調整するエネルギー)との関連
  2. 会話をする際の関わりから「心気」(精神活動を調整するエネルギー)との関連

不安神経症があるとのことですので、「心血の不足」がある可能性が高いでしょう。肝気の滞りはあるものの、それが強い勢いで心気を煽っているというよりも、心気の乱れ自体が原因のように思われます。

ではこの方に、おススメの自然療法を教えて下さい

心気の乱れや肝気の滞りを改善するには、以下のような自然療法が効果的です:

生活習慣の改善

考えの空回りを防ぐために、適度な運動を取り入れましょう。特に効果的なのは、自然の中での意識的な散歩です。

広場や公園などで散歩をする際には、次のことを意識してみてください:

  • 呼吸に意識を集中させる
  • 頭の中で考えが湧き上がってきたことに気づいたら、すぐに呼吸に意識を戻す
  • 自然の風や木々の音、鳥のさえずりなどに耳を傾ける

このような「マインドフルネス」的な散歩を続けることで、心気の働きが穏やかになり、のどや舌の症状も徐々に改善していくことが期待できます。

お勧めの漢方薬

この症状に対して一般的に効果が期待できる漢方薬をいくつかご紹介します。ただし、これらは特定の体質改善に効果が期待できる一般的な漢方薬であり、必ずしもこの方の症状に合うとは限りません。

  • 加味逍遙散(かみしょうようさん): 肝気の滞りを改善し、精神的な不安やイライラを和らげる効果が期待できます。
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう): 精神不安を落ち着かせ、のどのつかえ感を改善します。
  • 滋陰降火湯(じいんこうかとう): 心身の熱を冷まし、のどの痛みや乾きを和らげる効果があります。

症状が複雑な場合には、単独の漢方薬では効果が現れにくいこともあります。当店では個人の体質や症状に合わせた漢方相談も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

まとめ:のどと舌の痛みを東洋医学で考える

長引くのどと舌の痛みは、東洋医学では心気の乱れや肝気の滞りが原因となっている可能性があります。特に不安神経症をお持ちの方は、精神的な要因がのどや舌の痛みとして現れていることも考えられます。

改善のためには、適度な運動と意識的な呼吸法を取り入れた散歩が効果的です。また、症状や体質に合った漢方薬を選ぶことで、根本的な改善につながる可能性があります。

西洋医学的なアプローチと東洋医学的なアプローチを組み合わせることで、より効果的に症状を改善できるかもしれません。まずは自分のペースでできることから始めてみましょう。

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ピヨ先生
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