忘年会疲れの胃を癒す!手作りみかんジャムで冬の体調管理

にゃんたろう薬膳
ピヨ先生
ピヨ先生

こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
にゃんたろう

胃の疲れにお悩みの方から
質問をいただきましたよ

みかんが美味しい季節になりましたね。でも中には、少し酸っぱすぎたり甘味が足りなかったりする残念なみかんもあります。

そんな時は、手作りみかんジャムにしてみませんか?忘年会シーズンで疲れた胃腸にも優しく、冬の乾燥対策にもぴったりです。

みかんは中医学では「温性(おんせい)」の食材として分類されます。体を内側から温めて、胃腸の働きを活発にしてくれるんです。年末年始の食べ過ぎ・飲み過ぎで疲れた胃には、まさに理想的な食材といえるでしょう。

みかんジャムの食材が持つ薬膳パワーとは?

みかん(温州みかん)

性味・帰経:

  • 性味:温・甘・酸
  • 帰経:肺・脾

薬膳効果:

  • 理気健胃:気の巡りを良くし胃腸を健やかに保つ
  • 止渇潤肺:のどの渇きを癒し肺を潤す
  • 燥湿化痰:余分な湿気を取り除き痰を出しやすくする

てんさい糖(甜菜)

性味・帰経:

  • 性味:涼・平・甘
  • 帰経:肺・脾・胃・肝・腎

薬膳効果:

  • 活血行瘀:血の巡りを良くし滞りを取り除く
  • 清熱解毒:体の熱を冷まし毒素を排出する
  • 寛胸下気:胸のつかえを和らげ気を降ろす

レモン汁(檸檬)

性味・帰経:

  • 性味:平(涼)・酸・甘
  • 帰経:脾・胃・肺

薬膳効果:

  • 生津止渇:体液を生み出しのどの渇きを止める
  • 利肺潤喉:肺の働きを助け喉を潤す
  • 開胃消食:胃を開き消化を促進する
  • 安胎:妊娠中の不調を安定させる

手作りみかんジャムのレシピ

材料

  • みかん:適量
  • てんさい糖:みかんの重量の30-50%
  • レモン汁:適量

作り方

  1. みかんの実を薄皮ごとフードプロセッサーやミキサーにかける
  2. てんさい糖を加える
  3. 中火で15-30分煮詰める(焦がさないようにこまめにかき混ぜる)
  4. レモン汁を加える
  5. パン、ヨーグルト、スコーンなどにお好みでどうぞ

ポイント: みかんの皮は捨てずに干して「陳皮(ちんぴ)」にしましょう。陈皮は気の巡りを良くする生薬として、料理やお茶に活用できます。

どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント

このみかんジャムは、特に以下のような方におすすめです:

胃腸が弱い方

みかんの温性が冷えた胃腸を温め、消化機能をサポートします。食欲不振や胃もたれに悩んでいる方にぴったりですね。

疲れやすい方

てんさい糖の働きが、体の中心部分に元気を補給してくれます。年末の忙しさで疲れが溜まっている方にもおすすめです。

乾燥が気になる方

みかんの潤肺作用が、冬の乾燥から肺や喉を守ります。空咳や喉の乾燥感がある方に適しています。

気の巡りが悪い方

ストレスや食べ過ぎで胸のつかえ感がある方に、みかんの理気作用が効果的です。

気をつけたい点と注意事項

体質による注意点

  • 熱性体質の方:みかんは温性なので、のぼせやすい方は食べ過ぎに注意
  • 糖尿病の方:糖分が多いため摂取量を調整してください
  • 胃酸過多の方:酸味が強いため、空腹時の摂取は控えめに

保存上の注意

  • 手作りジャムなので、冷蔵庫で保存し早めにお召し上がりください
  • 清潔な容器を使用し、取り分ける際も清潔なスプーンを使いましょう

まとめ

手作りみかんジャムは、美味しさと薬膳効果を兼ね備えた優れた保存食です。

みかんの温性理気健胃の働きが、忘年会シーズンで疲れた胃腸を優しくケアしてくれます。残念なみかんも美味しく活用でき、冬の養生にもぴったりですね。

特に胃腸が弱い方疲れやすい方乾燥が気になる方におすすめしたいレシピです。手軽に作れるので、ぜひ試してみてくださいね。

このレシピの動画はこちらから(YouTube)

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