
こんにちは
どうなさいましたか?

顔色にお悩みの方から
質問をいただきましたよ
「朝起きたときは綺麗な顔色なのに、お昼を過ぎると顔が赤黒くなってしまう」このようなお悩みを抱えている方は意外と多いのではないでしょうか。
鏡を見るたびに、朝と午後の顔色の違いに驚いてしまいますよね。実は、この現象には体の中で起こっているある変化が深く関係しているんです。
今回は、お昼過ぎに顔色が悪くなってしまう理由から、具体的な改善方法まで、漢方の観点から詳しく解説していきます。毎日の生活習慣の見直しから漢方薬まで、様々なアプローチをご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
なぜ顔がどす黒く、赤黒くなってしまうのですか?
顔がどす黒い、赤黒いような状態になるのは、血流が悪くなって潤い成分が減り、血液が煮詰まっているような状態だと考えられます。
血液がドロドロになることで、酸素を十分に運べなくなってしまいます。その結果、肌の色が悪くなってしまうのです。
健康な血液はサラサラと流れて、全身に酸素と栄養を届けてくれますが、ドロドロ血液では十分な酸素供給ができません。これが顔色の変化として現れてしまうんですね。
なぜお昼過ぎに症状が強くなるのですか?
朝は気(き)や潤いが睡眠によって十分に補充されています。しかし、起きてからの活動によって徐々に消耗されていくのです。
お昼過ぎになると、ますます気や体の潤いは減っていきます。そして、血液を動かすパワーも弱くなってしまうのが原因です。
朝の元気な状態から時間が経つにつれて、体のエネルギーが消費されていきます。特に午後は一日の疲れが蓄積され、血流を維持する力が低下しやすい時間帯なんですね。
なぜお風呂上りや洗顔後に白く綺麗になるのですか?
入浴によって血流が良くなり、リラックスすることで気血の流れも改善されるからです。
洗顔も一時的ですが血流を良くしますので、酸素を含んだ綺麗な血液によって肌色が改善されます。
温かいお湯に浸かることで血管が拡張し、滞っていた血液の流れがスムーズになります。また、リラックス効果によって自律神経も整い、血液循環がさらに促進されるんですね。
では、どうすれば改善できるのでしょうか?
根本的な体質として、以下の要因があると症状が出やすくなります:
- 体の潤いが少ない
- 気や血の巡りが悪い
- 気の量が少ない
生活習慣での改善方法
まず重要なのは十分な睡眠です。睡眠中に気や潤いが補充されるため、質の良い睡眠を心がけましょう。
ストレスを感じやすい方は、リラックスできる時間を作ることも大切です。深呼吸や軽いストレッチなど、簡単にできることから始めてみましょう。
また、体が疲れやすい場合は、無理をせず適度な休息を取ることが重要です。頑張りすぎは禁物ですね。
改善のポイント
- 規則正しい睡眠リズムを作る
- ストレス解消の時間を確保する
- 疲れを感じたら無理をしない
- 適度な運動で血流を促進する
この体質改善に効果が期待できる漢方薬
症状や体質に応じて、以下のような漢方薬が特定の体質改善に効果が期待できます。ただし、この方に合う漢方薬ではなく、あくまで一般的な体質改善の参考としてご紹介します。
血流改善に効果的な漢方薬
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
血液を補い、血流を改善する代表的な漢方薬です。特に女性の血行不良に用いられます。 - 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
血液の流れを良くし、のぼせや冷えなどの血行障害を改善します。
その他の体質改善漢方薬
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
気の不足を補い、疲れやすさや体力低下を改善します。 - 麦門冬湯(ばくもんどうとう)
体の潤い不足を改善し、乾燥による症状を和らげます。 - 加味逍遙散(かみしょうようさん)
ストレスによる気血の滞りを改善し、精神的な不調も和らげます。
漢方相談について
症状が複雑な場合には、単独の漢方薬では効果がない場合があります。体質や症状に合わせた適切な処方が必要ですので、ピヨの漢方では個別の漢方相談も承っております。
お一人お一人の体質や症状に合わせたオーダーメイドの漢方薬をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
お昼過ぎに顔色が悪くなる症状は、血流の悪化と体内の気・潤いの不足が主な原因でした。
改善のためには、まず質の良い睡眠とストレス管理が基本となります。そして、個人の体質に合わせた漢方薬を併用することで、より効果的な改善が期待できるでしょう。
毎日の生活習慣を見直しながら、必要に応じて漢方薬も取り入れて、健康的で美しい肌色を取り戻していきましょうね。
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