
こんにちは
どうなさいましたか?

喉の不調にお悩みの方から
質問をいただきましたよ
空気が乾燥する季節になると、喉がチクチクしたり、咳が出やすくなりますね。そんな時こそ、体の内側から潤いを補うことが大切です。
今回ご紹介するのは、大根と柚子、はちみつで作る優しいシロップ。風邪やインフルエンザが流行するこの時期に、喉を潤して体を守ってくれる心強い味方です。
切って漬けるだけの簡単レシピなので、忙しい日常でも手軽に取り入れられます。中医学の視点から見ても、この3つの食材の組み合わせは理にかなっているんですよ。
大根柚子はちみつシロップの食材が持つ薬膳パワーとは?
大根(だいこん)
性味・帰経:
- 性味:涼・辛・甘
- 帰経:肺・胃
薬膳効果:
- 消食化痰:消化を促進し痰の排出を助ける
- 下気寛中:お腹の張りを解消し気の流れを整える
- 清熱生津:体の余分な熱を冷まし潤いを補う
柚子(ゆず)
性味・帰経:
- 性味:甘・酸・涼
- 帰経:肺・胃
薬膳効果:
- 消食(しょうしょく):消化を促進し、胃もたれを改善する
- 化痰(けたん):痰を取り除き、咳や喉の不快感を和らげる
- 解酒毒(げしゅどく):アルコールの毒を中和し、二日酔いを軽減する
- 理気(りき):気の巡りを良くし、疲労感やストレスを緩和する
柚子は爽やかな酸味と香りが特徴で、特に冬の季節に重宝される薬膳食材です。皮や果汁を料理に加えることで、消化機能を高め、風邪予防にも効果的とされています。
蜂蜜(はちみつ)
性味・帰経:
- 性味:平・甘
- 帰経:脾・肺・大腸
薬膳効果:
- 補中緩急:胃腸を補い痛みを和らげる働き
- 潤肺止咳:肺を潤し咳を止める働き
- 潤腸通便:腸を潤し便通を良くする働き
簡単!大根柚子はちみつシロップのレシピ
材料
- 大根:適量(今回は200g)
- 柚子:1個
- はちみつ:大根がかぶるくらい
作り方
- 大根を切ります
- 大根の上の部分が甘いので、その部分で作るとシロップが飲みやすくなります
- 大根を薄く、小さく切る、皮をむくと早く漬かります
- 今回は皮をむかない、いちょう切りです
- 柚子を切ります
- 果汁を絞り、種を取ります
- 皮、薄皮を切ります
- 清潔な容器に、大根、ゆず、はちみつを入れて混ぜます
- すぐに飲めますが、1-3日くらいした方が、味がなじみます
- お湯を注いで飲んでください
- 漬けた具材も、おいしく食べてください
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
このシロップは特に乾燥体質の方や肺の働きが弱い方におすすめです。
こんな症状でお悩みの方に:
- 空咳が続いて困っている
- 喉の乾燥感が気になる
- 風邪を引きやすい体質
- 胃もたれしやすい
- 気分が沈みがちで気の巡りが悪い
特に女性の方には: 季節の変わり目で体調を崩しやすい時期に、体を内側から潤してくれる優しい味方となってくれます。ビタミンCもたっぷり摂れるので、美肌効果も期待できますね。
気をつけたい点と注意事項
はちみつに関する注意点
1歳未満のお子様には与えないでください! はちみつにはボツリヌス菌が含まれている可能性があるため、乳幼児には危険です。
体質による注意点
- 体が冷えやすい方は、温かくして飲むことをおすすめします
- 糖尿病の方は、はちみつの量を調整してください
- 胃酸過多の方は、空腹時を避けて飲用してください
摂取量について
1日に大さじ2〜3杯程度を目安にしましょう。過剰摂取は胃腸に負担をかける可能性があります。
まとめ
大根柚子はちみつシロップは、乾燥する季節の強い味方です。中医学の知恵を活かした3つの食材の組み合わせで、喉を潤し、風邪予防にも効果的。
特におすすめしたいのは:
- 季節の変わり目で体調管理に気を遣いたい方
- 自然な方法で喉のケアをしたい方
- 忙しくても手軽に薬膳を取り入れたい方
切って漬けるだけの簡単レシピなので、ぜひ今日から始めてみてくださいね。体が喜ぶ優しい味わいを、きっと実感していただけるはずです。
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

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