ピヨ先生、こんにちは
胃腸の調子にお困りの方から質問をいただきましたよ。
今回の記事を読むと以下のことがわかります。
- 梅雨の胃腸不良になった理由
- 五苓散で便秘になった理由
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
YouTubeでも解説しています。
梅雨に胃腸不良
梅雨や夏に胃腸の調子が不安定で困っています。
子どもの頃から敏感で便秘や下痢に悩まされ
秋冬は酸化マグネシウムが効きますが
梅雨・夏は効かず便意が起こりません。
また、冷房が苦手で冷えから軟便や下痢になります。
生ものやアイスを食べると特に胃腸が動かなくなり
湿気が原因かと五苓散を試しましたが
合わず便秘が悪化しました。
とのことです。
便秘の原因
便秘は腸管が動かないことで起きています。
冷房が苦手で冷えから軟便や下痢で
生ものや冷たいモノを食べると
腸が動かないとのことですので
腸管を動かす原動力となる
芯部の熱源の弱さがありそうです。
ただ、逆に言いますと
生ものやアイスを食べられるだけの
お腹の余裕があるとも言えますし
子供のころから敏感とありますので
食べた物を吸収する働きと
それを運搬する働きの連携が
気の滞りなどの影響で
うまく取れていないこともありそうです。
酸化マグネシウムの働き
酸化マグネシウムを飲むそうですね
酸化マグネシウムは
腸内で糞便に水を呼び込んできて
糞便を膨らませます。
そのふくらみが腸管を刺激することで
腸管が動くようになって便が出るようになります。
つまり、便を動かす力はありますが
腸管を動かすスイッチが
入りづらい状態にあると考えます。
夏は効かない
でも秋冬は効くけど夏は効かないそうですね
秋冬は気が体の内側へと向かってきて
機能的には体の内側が主体になりますので
酸化マグネシウムの働きにより
腸管に水が集まりやすくなり
スイッチが入りやすいのかもしれません。
しかし、梅雨や夏は
気が外側主体になり
特に夏場は気の力が強まりますので
気の滞りがあると滞り感が強まり
余計にスイッチが入りにくくなりますし
しかも、梅雨や夏は便意が無いとのことですので
冷房や冷たい飲食物で
腸管が冷やされ動きが悪くなってもいそうです。
そのため、例え排便のスイッチが入っても
腸管の動きが悪いために
便秘になるのかもしれません。
五苓散で便秘が悪化
五苓散で悪化したそうですね
五苓散は温めて水を追い払う漢方薬ですが
肝気の巡りには働きかけませんので
上手くスイッチが入りませんし
酸化マグネシウムの糞便に水を呼び込む働きを
結果的に邪魔してしまいますので
余計にスイッチが入りにくくなるのかもしれません。
どうしたら良いの?
どうしたら良いですか?
漢方薬でしたら
肝気の働きを応援するものを
生活習慣では
まずは腸管の動きを良くするためにも
冷たいモノは控えた方が良いと思います。
それら冷たい飲食物を
一番最初に受け入れるのは
胃などの腸管ですので
ここが冷やされてしまうと
腸管の動きが悪くなり
便秘の土台を作ってしまいますので
食事の内容を工夫した方が良いかもしれません。
まとめ
今回は、梅雨の胃腸不良について
解説しました。
ご自分の体質にあった
漢方薬を試してみたい方は
ピヨの漢方の漢方相談を
ご利用ください。