
こんにちは
どうなさいましたか?

冬の不調にお悩みの方から
質問をいただきましたよ
みかんのおいしい季節がやってきましたね。でも時には、ちょっと残念なみかんに出会うこともあります。そんな時こそ、みかんジャムの出番です!
冬は胃腸が冷えやすく、忘年会続きで疲れがちな季節。そんな時期にぴったりなのが、みかんを丸ごと活用した薬膳ジャムなんです。普通なら捨ててしまう薄皮や白いスジも一緒に使うので、栄養価がぐっと高まります。
ビタミンCたっぷりで美肌効果はもちろん、胃の働きをアップさせる効果も期待できる優れものです。今回は、そんなみかんジャムの作り方と薬膳効果について詳しくご紹介していきますね。
みかんジャムの食材が持つ薬膳パワーとは?
みかん(温州みかん)
性味・帰経:
- 性味:温・甘・酸
- 帰経:肺・脾
薬膳効果:
- 理気健胃:気の巡りを良くし胃腸を健やかに保つ
- 止渇潤肺:のどの渇きを癒し肺を潤す
- 燥湿化痰:余分な湿気を取り除き痰を出しやすくする
蜂蜜(はちみつ)
性味・帰経:
- 性味:平・甘
- 帰経:脾・肺・大腸
薬膳効果:
- 補中緩急:胃腸を補い痛みを和らげる働き
- 潤肺止咳:肺を潤し咳を止める働き
- 潤腸通便:腸を潤し便通を良くする働き
レシピ紹介
材料
- みかん:適量
- はちみつ:みかんの重量の20-30%
- レモン汁:適量
作り方
- みかんの皮をむきます
- みかんの重さを量ります
- フードプロセッサーに入れて、回します
- 3を鍋に入れて、はちみつを入れて混ぜます
- 中火で10-15分、とろみがつくまで煮ます
- レモン汁を入れて、混ぜます
完成したジャムは、パンやヨーグルトと一緒にお楽しみください!
のどが痛い時は、ジャムにお湯を注いだホットドリンクもおすすめです。お好みで甘味を加えて調整してくださいね。
無農薬みかんをお使いの場合は、皮を干して「陳皮」を作ることもできます。陳皮は胃腸の働きを助ける優秀な生薬として活用できますよ。
どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント
このみかんジャムは、特に以下のような方におすすめです:
胃腸が弱く消化不良を起こしやすい方には、みかんの理気健胃作用が胃の働きをサポートしてくれます。忘年会などで胃が疲れている時にも優しく働きかけてくれますよ。
乾燥肌や肌荒れが気になる方には、はちみつの潤膚効果とみかんのビタミンCが内側からの美肌ケアをサポートします。
のどの調子が悪い時や咳が出やすい方にも、はちみつの潤肺止咳作用とみかんの化痰止咳作用がダブルで働いて、のどを優しく潤してくれるでしょう。
便秘がちな方には、はちみつの潤す作用が腸の働きを穏やかにサポートしてくれます。
気をつけたい点と注意事項
このジャムを楽しむ際に、いくつか気をつけたい点があります。
1歳未満のお子様には与えないでください。はちみつにはボツリヌス菌が含まれている可能性があり、乳児には危険だからです。
体が熱っぽい方やのぼせやすい方は、みかんの温性により症状が悪化する場合があるため、摂取量を調整してください。
糖尿病の方やダイエット中の方は、はちみつの糖分量を考慮して摂取量を調整してください。
まとめ
冬のみかんを丸ごと活用したこの薬膳ジャムは、美味しさと健康効果を両立できる優れものです。
みかんの胃腸サポート効果と、はちみつの潤いパワーが組み合わさって、忙しい年末年始の体調管理にぴったり。作り方も簡単で、残念なみかんも美味しく活用できるのが嬉しいですね。
胃腸の調子を整えたい方、美肌を目指したい方、のどのケアをしたい方に特におすすめしたいレシピです。
ぜひ、みかんのおいしい季節に作ってみて、体の内側からの優しいケアを始めてみませんか?
このレシピの動画はこちらから(YouTube)
参考文献

ご自分の体質にあった
漢方薬を試してみたい方は
ピヨの漢方の漢方相談を
ご利用ください。
