端午の節句に!米粉と甘酒で作る薬膳柏餅レシピ – 体に優しい3色の彩り

にゃんたろう薬膳
ピヨ先生
ピヨ先生

こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
にゃんたろう

むくみにお悩みの方から
質問をいただきましたよ

5月の風薫る季節、端午の節句が近づいてくると、柏餅が恋しくなりますね。

今年は市販のものではなく、体に優しい手作りの薬膳柏餅を作ってみませんか?米粉と甘酒を使った3色の柏餅は、見た目も美しく、それぞれの食材が持つ薬膳効果で、春から初夏にかけての体調管理をサポートしてくれます。

この時期は気候の変化で体調を崩しやすく、特に血行不良やむくみ、胃腸の不調を感じる方が多いものです。そんな時こそ、食材の力を借りて体を整えていきましょう。

今回ご紹介する柏餅は、よもぎで血行を促進し、小豆でむくみをケアし、白あん(いんげん豆)で胃腸をいたわる、まさに薬膳スイーツです。

薬膳柏餅の食材が持つ薬膳パワーとは?

蓬(よもぎ)

性味・帰経:

  • 性味:温・辛・苦・小毒
  • 帰経:肝・脾・腎

薬膳効果:

  • 温経止血(うんけいしけつ):体を温めて出血を止める作用
  • 散寒調経(さんかんちょうけい):冷えを追い払い月経を調整する
  • 安胎(あんたい):妊娠を安定させる働き

小豆(あずき)

性味・帰経:

  • 性味:甘・酸、平性
  • 帰経:心・小腸

薬膳効果:

  • 利尿除湿:水分代謝を促しむくみを解消する
  • 解毒排膿:毒素を取り除き膿を排出させる効果

インゲン豆(いんげんまめ)

性味・帰経:

  • 性味:甘・平
  • 帰経:脾・胃・腎

薬膳効果:

  • 健脾養胃(けんぴようい):脾胃を丈夫にし食欲不振や胃もたれを改善
  • 利水消腫(りすいしょうしゅ):体内の余分な水分を排出しむくみを軽減
  • 補益強身(ほえききょうしん):滋養強壮に優れ体力回復に役立つ

インゲン豆は甘味があり体を冷やしも温めもしない平性のため、体質を問わず使いやすい食材です。

特に胃腸が弱い方や、食欲不振でお悩みの方にぴったりの食材なんですね。食物繊維が豊富で便通改善にも効果的で、日常の食事に取り入れやすい優秀な健康食材といえます。

腸内環境を整える効果も期待できるため、便秘の改善にもつながり、体内の老廃物をスムーズに排出できるようになります。

レシピ紹介

材料(6個分)

  • 米粉:210g
  • 米麹甘酒(濃縮タイプ):50g
  • 水:100ml
  • よもぎペースト:20g
  • ビーツパウダー:少々
  • あんこ(つぶあん、こしあん、みそあん用):120g(20g×6個分)
  • 柏の葉:6枚

みそあんの材料

  • 白あん:50g
  • 白味噌:15g

作り方

  1. あんこを準備します
    • こしあん、つぶあん、みそあんを用意
    • みそあんは白あん50gと白味噌15gを混ぜ合わせる
  2. 生地を作ります
    • 米粉、米麹甘酒、水を入れて一つにまとめる
    • 米粉の種類によって水分量を調整してください
  3. 蒸し作業
    • 生地を薄く広げ、中火で10-15分蒸す
    • ふきんや穴を開けたキッチンペーパーを下に敷く
  4. 生地を分割
    • 蒸し上がった生地を3等分にする
  5. 色付け
    • よもぎペースト、ビーツパウダーを加える
    • 草餅色、ピンク色、白色の3色の生地を作る
  6. 成形
    • 各生地を2つに分けて6個にする
    • 小判型に整える
  7. あんこを包む
    • ピンク色→みそあん
    • 草餅色→つぶあん
    • 白色→こしあん
  8. 仕上げ
    • 柏の葉で包んで完成

どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント

血行不良タイプの方に よもぎの温める作用で、手足の冷えや生理不順でお悩みの方におすすめです。特に春先の寒暖差で体調を崩しやすい方には、よもぎ入りの草餅色がぴったりですね。

むくみやすいタイプの方に 小豆の利水作用で、顔や足のむくみが気になる方に最適です。朝起きた時の顔のむくみや、夕方の足のだるさを感じている方は、つぶあんの柏餅を意識的に選んでみてください。

胃腸が弱いタイプの方に いんげん豆(白あん)は消化機能をサポートするため、食欲不振やお腹の張りを感じやすい方におすすめです。特に季節の変わり目で胃腸の調子が整わない時に、みそあんの柏餅をお試しください。

疲れやすいタイプの方に 米麹甘酒の自然な甘さがエネルギー補給をサポートし、慢性的な疲労感を感じている方の体力回復にも役立ちます。

気をつけたい点と注意事項

食べ過ぎに注意 どんなに体に良い食材でも、適量が大切です。柏餅は1日1-2個程度に留めて、バランスの良い食事の一部として楽しみましょう。

アレルギーのある方 米粉や豆類にアレルギーのある方は使用を控えてください。特に豆アレルギーの方は小豆や白あんの摂取にご注意ください。

体質に合わない場合 よもぎは体を温める作用があるため、熱っぽい体質の方や発熱時は摂取量に配慮が必要です。また、小豆は利水作用が強いため、過度な摂取は体を冷やす可能性があります。

消化に関する注意 いんげん豆は消化に時間がかかるため、胃腸が特に弱っている時は少量から始めることをおすすめします。

まとめ

今回ご紹介した薬膳柏餅は、端午の節句の伝統を大切にしながら、現代の私たちの体調管理にも役立つ健康スイーツです。

よもぎで血行を促進し、小豆でむくみをケアし、白あんで胃腸をいたわる。それぞれの食材が持つ薬膳効果を活かした3色の柏餅は、見た目にも美しく、体にも優しい一品となっています。

特に血行不良やむくみ、胃腸の不調を感じやすいこの季節に、ぜひ手作りの温かさと薬膳の力で体を労ってあげてくださいね。家族みんなで楽しめる、心も体も満たされる端午の節句になりますように。

このレシピの動画はこちらから(YouTube)

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