ピヨ先生こんにちは。
コロナ解熱後の動悸にお悩みの方から
質問をいただきましたよ。
YouTubeでも解説しています。
外見的な特徴とお悩みの症状
この方の体質の特徴
動悸になる原因を教えて下さい。
東洋医学では
心臓を調整している心気によって拍動し
血液を押し出していると考えています。
心気は心臓の筋肉の収縮力を司っていて
心筋を周期的に
リズムに乗って収縮させる働きは
肝気が調整していると考えています。
なので、心気の機能低下、体の冷え
体の潤い不足、気の滞りなどがあると
動悸になります。
動悸や不安は
気圧上昇時に起こりやすいと
感じているとのことですね
気圧が上昇するときには
天候が良く気温も上がますので
体の働きも高まります。
体の中では動きが盛んになりますので
潤いの不足があると
騒ぎが目立つようになります。
もともと慢性的な不眠で
現在も12時から1時には
寝るとのことですので
体の潤いは不足しているように感じます。
顔色は赤ら顔で
皮膚や髪の毛は乾燥し
舌の色の紅みが強い
舌の苔が少なく
苔の上の水分は乾燥している
とのことですので
やはり体の潤いは不足していて
こもった熱が生じているように感じます。
では潤いの不足が原因ですか?
しかし舌に歯の痕があり
胃の中でチャポチャポ音がする
雨の日に体調が悪い
足首に浮腫みあるなど
水の巡りも順調ではなく
体の中央から下にかけては
水が充満している様子も
感じられますので
制御するための潤いが
届けられない状態もありそうです。
また腹が張って苦しい
ゲップやガスが出ると楽になる
月経前に胸が張るなど
気の巡りも順調ではなく
ゲップやガスが出る様子から
気が上に逆流している感じです。
そのため元々あった
気の滞りや
潤いの不足に加えて
ウイルスとの闘いによる
腎陰の消耗や
気の滞りにより生じた
熱の影響がまだ続いていて
動悸や不眠になっているのかと思います。
おススメの自然療法
この方におススメの自然療法を教えてください。
12時から1時には
寝るのを心がけている
とのことですが
理想としては
遅くとも11時には
布団に入りたいところです。
腎陰という潤いの大本の不足は
睡眠によってしか回復しませんので
過労や夜更かしが続くと
更に消耗が進みます。
しかも、寝不足が続くことで
水の動きの悪さにつながりますので
早めでしっかりとした時間の
睡眠を取るようにすると
良いかと思います。
また、3食をまず食べることとありますが
食欲が無い・多く食べられないに
チェックがあり
軟便の時があることから
お腹の働きには
負担がかかっている感じがします。
お腹の働きの低下によっても
水の巡りが悪くなって
余分な水が停滞しますので
空腹感のない場合には
お腹を休ませるためにも
無理して食べない方が
良いかもしれません。
空腹感を感じてから
良く噛んで食べて腹八分目にするのを
心がけると良いかと思います。
まとめ
今回は、コロナ解熱後の動悸の方の体験談について
解説しました。
ご自分の体質にあった
漢方薬を試してみたい方は
ピヨの漢方の漢方相談を
ご利用ください。
不眠による不安と体力回復が難しくなり体重減少
体力回復のため心療内科受診、睡眠導入剤で様子見