【薬膳レシピ】お彼岸に作りたい!体にやさしい秋のおはぎ3種〜小豆・かぼちゃ・くるみ〜

にゃんたろう薬膳
ピヨ先生
ピヨ先生

こんにちは
どうなさいましたか?

にゃんたろう
にゃんたろう

秋の体調不良にお悩みの方から
質問をいただきましたよ

お彼岸の季節になると、なんだか無性におはぎが食べたくなりませんか?

秋の季節の変わり目は、体調を崩しやすい時期でもあります。夏の疲れが残っていたり、急に涼しくなって体がついていかなかったり。そんな時こそ、体にやさしい食材を使った薬膳おはぎで、内側から体を整えてみましょう。

今回ご紹介するのは、もち米の代わりにごはんを使った体にやさしいおはぎです。小豆・かぼちゃ・くるみという秋の恵みを活かして、それぞれ違った効能を楽しめる3種類のおはぎを作ります。

もち米は温める作用が強く、エネルギーが豊富な食材ですが、食べ過ぎるとアトピーや吹き出物が悪化する可能性があるため、今回はごはんを使って作りやすくアレンジしました。

秋のおはぎの食材が持つ薬膳パワーとは?

小豆(あずき)

性味・帰経:

  • 性味:甘・酸、平性
  • 帰経:心・小腸

薬膳効果:

  • 利尿除湿:水分代謝を促しむくみを解消する
  • 解毒排膿:毒素を取り除き膿を排出させる効果

南瓜(かぼちゃ)

性味・帰経:

  • 性味:温・甘
  • 帰経:脾・胃

薬膳効果:

  • 滋陰補虚:陰を養い体の虚弱を補う
  • 潤肺止咳:肺を潤し咳を鎮める
  • 護眼健視:目を保護し視力を健やかに保つ

くるみ

性味・帰経:

  • 性味:甘、温
  • 帰経:腎・肺・大腸

薬膳効果:

  • 補腎助陽:腎の働きを補い体を温める滋養効果
  • 温肺定喘:肺を温め咳や喘息を鎮める効果
  • 潤腸通便:腸を潤し便通を改善する効果

レシピ紹介

材料(6個分)

下準備

  • 温かいごはん:160g
  • 塩:少々

あんこおはぎ(2個分)

  • 丸めたごはん:30g×2個
  • あんこ:50g×2個

かぼちゃおはぎ(2個分)

  • 丸めたごはん:30g×2個
  • 皮をむいて蒸したかぼちゃ:200g
  • てんさい糖:30g
  • 塩:少々

くるみおはぎ(2個分)

  • 丸めたごはん:30g×2個
  • くるみ:150g
  • てんさい糖:60g
  • 塩:少々
  • 水:45ml

作り方

下準備

  1. 温かいごはんに塩を入れて混ぜます
  2. ごはんを潰します(半分くらい潰すと食感がよくなります)
  3. ラップに包んで丸めます(1個あたり30g目安)

あんこおはぎ

  1. あんこを手のひらで広げます
  2. 丸めたごはんを中央に置きます
  3. あんこでごはんを包み、形を整えて完成です

かぼちゃおはぎ

  1. かぼちゃを適当な大きさに切って蒸します(10〜15分)
  2. かぼちゃの皮を取り除きます(皮はサラダやスープに活用してください)
  3. フードプロセッサーにかぼちゃ、てんさい糖、塩を入れて回します
  4. 水分が多い場合は火にかけて水分を飛ばしてください
  5. ラップにかぼちゃペーストを広げ、丸めたごはんを置きます
  6. かぼちゃペーストで包み、形を整えて完成です

くるみおはぎ

  1. すべての材料をフードプロセッサーに入れて回します
  2. ラップにくるみペーストを広げ、丸めたごはんを置きます
  3. くるみペーストで包み、形を整えて完成です

どんなタイプの人に向いている?体質別おすすめコメント

むくみやすい体質の方には、特に小豆のおはぎがおすすめです。小豆の利水作用(余分な水分を排出する働き)が、足のむくみや顔のむくみの改善に役立ちます。

疲れやすい・だるさを感じる方には、かぼちゃのおはぎが最適です。かぼちゃの補気作用(エネルギーを補う働き)が、慢性的な疲労感や季節の変わり目の体調不良をサポートしてくれますね。

便秘がちな方や老化が気になる方には、くるみのおはぎをおすすめします。くるみの潤腸作用と補腎作用(腸を潤し腎の働きを補う)で、お通じの改善とアンチエイジング効果が期待できます。

胃腸が弱い方にも、もち米ではなくごはんを使っているため消化しやすく、どのタイプも安心してお召し上がりいただけます。

気をつけたい点と注意事項

食べ過ぎには注意しましょう。いくら体にやさしいとはいえ、糖質も含まれているため、1日2〜3個程度が適量です。

小豆アレルギーをお持ちの方は、あんこおはぎは避けてください。また、ナッツアレルギーの方はくるみおはぎもお控えください。

糖尿病の方は、てんさい糖の量を調整するか、医師にご相談の上でお召し上がりください。血糖値の急激な上昇を避けるため、食事と一緒に摂取することをおすすめします。

胃腸の調子が悪い時は、一度に複数個食べるのではなく、様子を見ながら少量ずつお試しください。

まとめ

秋のお彼岸に作りたい薬膳おはぎ3種をご紹介しました。

小豆はむくみ改善かぼちゃは疲労回復くるみは便秘解消と老化予防と、それぞれ異なる薬膳効果を持つ食材を使っているので、今の体調に合わせて選んでみてくださいね。

もち米ではなくごはんを使うことで、消化にもやさしく、普段の食事にも取り入れやすいレシピになっています。

季節の変わり目で体調が気になる方自然な食材で体を整えたい方に、ぜひ試していただきたいおはぎです。お彼岸の時期に、ご家族みんなで体にやさしい薬膳おはぎを楽しんでみませんか?

このレシピの動画はこちらから(YouTube)

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